この記事では、主要ネット証券の取引手数料を徹底比較し、安い会社をランキング形式で紹介。先に結論をまとめると、商品別で手数料が安いおすすめネット証券は以下のとおりです。
各商品の取引手数料が最も安いネット証券
- 国内株式(現物・信用)SBIネオトレード証券
- 米国株式:DMM株
- 単元未満株:LINE証券
ネット証券会社の取引手数料を比較したい方や最安値のネット証券会社がどこか知りたい方は、ぜひ当記事をご参照ください。
※当記事は手数料が安いネット証券に特化して紹介しています。総合的におすすめのネット証券を確認したい方は、「投資初心者におすすめのネット証券を18社の中から比較し紹介」の記事をご覧ください。
News:楽天証券、国内株の取引手数料を無料化!
楽天証券は10/1(日)から、国内株式(現物・信用・単元未満)の取引手数料を無料化します。楽天証券が設定した利用規約に同意した方を対象に、順次取引手数料が無料化されます。
ネット証券の手数料を商品別で比較!ランキングも紹介

早速、主要ネット証券会社の手数料比較とランキングを見ていきましょう。今回、以下4商品の取引手数料が安いネット証券会社を紹介していきます。
手数料の安さで比較したい商品
- 国内現物株式
- 信用取引
- 米国株式
- 単元未満株
上場投資信託(ETF)は株式と同じ手数料がかかるので、株式の手数料比較・ランキングを参照してください。また、債券(国債)の売買には基本的に手数料はかかりません(外貨建ての債券は別途為替手数料が発生)。
では、各商品で取引手数料を比較し、金額が安いネット証券会社トップ5を順に見てみましょう。まずは、国内株式の取引手数料から比較してきます。
国内現物株式の手数料比較・ランキング
まずは、国内現物株式の手数料比較と上位5社のランキングです。国内現物株式の手数料体系は、以下の2パターンに分けられます。
- 1約定ごとの取引金額によって手数料が決まる
- 1日の合計約定金額によって手数料が決まる
それぞれの比較とランキング上位5社を見ていきましょう。
1約定ごとの手数料比較・ランキング
証券会社/取引額 | 〜5万円 | 〜10万円 | 〜20万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | 〜150万円 | 〜300万円 | 〜500万円 | 〜1000万円 | 〜3000万円 | 3000万円〜 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | SBIネオトレード | 50円 | 88円 | 100円 | 198円 | 374円 | 440円 | 660円 | 880円 | 880円 | 880円 | 880円 |
2 | DMM株 | 55円 | 88円 | 106円 | 198円 | 374円 | 440円 | 660円 | 880円 | 880円 | 880円 | 880円 |
3 | GMOクリック証券 | 50円 | 90円 | 100円 | 260円 | 460円 | 550円 | 880円 | 880円 | 880円 | 880円 | 930円 |
4 | CHEER証券 | 55円 | 55円 | 110円 | 275円 | 535円 | 640円 | 1,013円 | 1,013円 | 1,013円 | 1,013円 | 1,070円 |
5 | SBI証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 | 640円 | 1,013円 | 1,013円 | 1,013円 | 1,013円 | 1,070円 |
【2023年最新情報】
SBI証券は9/30(土)・楽天証券は10/1(日)から国内株(現物・信用・単元未満)を無料化予定!
※手数料コースを「ゼロコース」に設定した場合のみ
以上が国内現物株式における、1約定ごとの手数料比較と上位5社のランキングです。
取引金額に関わらず、最も安いネット証券会社はSBIネオトレード証券です。どの取引金額でも群を抜いて安く、100万円を超える取引は一律880円となっています。
次に手数料が安いネット証券会社は、DMM株です。SBIネオトレードとほぼ同額ですが、20万円までの取引でわずかにDMM株の方が割高となっています。
第3位のネット証券会社は、GMOクリック証券です。20万円までの取引であれば、SBIネオトレード証券とほぼ同じ金額。20万円を超えると手数料はSBIネオトレードよりも高くなり、300万〜3,000万円の取引手数料はDMM株と同額です。
4位のCHEER証券と5位のSBI証券はどの取引額でもほぼ同額ですが、5万円〜20万円の取引手数料だけCHEER証券が割安となっています。
1日の合計取引金額にかかる手数料
証券会社/取引額 | 〜5万円 | 〜10万円 | 〜20万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | 〜150万円 | 〜200万円 | 〜300万円 | 300万円〜 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | SBIネオトレード | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 880円 | 1,100円 | 1,540円 | 100万円ごとに295円増加 |
2 | SBI証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 1,238円 | 1,691円 | 100万円ごとに295円増加 | |
3 | GMOクリック証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 1,238円 | 1,691円 | 100万円ごとに295円増加 | |
4 | 岡三オンライン | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 1,300円 | 1,980円 | 100万円ごとに550円増加 | |
5 | 楽天証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 2,200円 | 3,300円 | 100万円ごとに1,100円増加 |
【2023年最新情報】
SBI証券は9/30(土)・楽天証券は10/1(日)から国内株(現物・信用・単元未満)を無料化予定!
※手数料コースを「ゼロコース」に設定した場合のみ
以上が国内現物株式における、1日の合計取引金額にかかる手数料比較と上位5社のランキングです。
いずれのネット証券会社も、100万円までの手数料は無料。100万円を超えると、どの取引金額でもSBIネオトレード証券が割安です。
続くSBI証券とGMOクリック証券は、どの取引金額でも同じ手数料となっています。
岡三オンラインと楽天証券はトップ3と比較すると、取引金額が大きくなるほど手数料の差額が大きくなっています。
そのため、1日の合計取引金額の取引手数料を安くしたいなら、SBIネオトレードを利用するのがおすすめです。
信用取引の手数料比較・ランキング
続いては、信用取引の手数料比較と上位5社のランキングです。国内現物株式と同様、1約定ごとの取引手数料と1日の合計取引金額にかかる取引手数料の2種類あります。
では、1つずつ見ていきましょう。
1約定ごとの取引手数料
証券会社/取引額 | 〜10万円 | 〜20万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | 〜150万円 | 〜300万円 | 300万円〜 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | SBIネオトレード | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
2 | LINE証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
3 | SMBC日興証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
4 | みずほ証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
5 | STREAM※ | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
【2023年最新情報】
SBI証券は9/30(土)・楽天証券は10/1(日)から国内株(現物・信用・単元未満)を無料化予定!
※手数料コースを「ゼロコース」に設定した場合のみ
以上が国内株式の信用取引における、1約定ごとの手数料比較と上位5社のランキングです。
なんと、いずれの証券会社も手数料が一律0円となっています。取引金額に関わらず、売買による手数料は発生しません。
1日の合計取引金額にかかる手数料
証券会社/取引額 | 〜10万円 | 〜20万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | 〜200万円 | 〜300万円 | 300万円〜 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | GMOクリック証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 880円 | 1,320円 | 100万円毎に440円増加 |
1 | SBI証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 880円 | 1,320円 | 100万円毎に440円増加 |
3 | 岡三オンライン | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 1,100円 | 1,430円 | 100万円毎に330円増加 |
4 | 楽天証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 2,200円 | 3,300円 | 100万円毎に1,100円増加 |
5 | auカブコム証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 2,200円 | 3,300円 | 100万円毎に1,100円増加 |
6 | 松井証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 1,100円 | 2,200円 | 3,300円 | 100万円ごとに1,100円ずつ増加 |
【2023年最新情報】
SBI証券は9/30(土)・楽天証券は10/1(日)から国内株(現物・信用・単元未満)を無料化予定!
※手数料コースを「ゼロコース」に設定した場合のみ
以上が国内株式の信用取引における、1日の合計取引金額にかかる手数料比較と上位5社のランキングです。
いずれのネット証券会社も100万円までの取引は無料となっており、100万〜300万円ではGMOクリック証券とSBI証券がお手頃です。
しかし300万円を超えると、岡三オンラインが割安になります。100万円ごとに増加する手数料が安いため、1日の取引額が大きい場合は岡三オンラインがおすすめです。
米国株の手数料比較・ランキング
国内株式の次は、米国株の取引手数料を比較・上位5社のランキングを紹介します。米国株の手数料は約定金額に対して、一定割合の金額が発生するのが一般的です。では、米国株の手数料ランキング上位5社を見ていきましょう。
証券会社/取引額 | 最低手数料 | 手数料割合 | 最高手数料 | 為替手数料 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | DMM株 | 0円 | 25銭 | ||
2 | マネックス証券 | 0円 | 0.495% | 22米ドル | 買い:0円 売り:25銭 |
3 | SBI証券 | 0円 | 0.495% | 22米ドル | 25銭 |
3 | 楽天証券 | 0円 | 0.495% | 22米ドル | 25銭 |
3 | 松井証券 | 0円 | 0.495% | 22米ドル | 25銭 |
以上が、米国株式の手数料比較・上位5社のランキングです。
主要ネット証券会社のなかでは、STREAMとDMM株の2社が取引手数料0円。それ以外のネット証券は同じ手数料体系ですが、マネックス証券のみ買付時の為替手数料が無料となっています。
米国株を取引するには、ご自身で外貨を用意しない限り、米ドルへの両替が必要です。その際、取引手数料とは別に為替手数料が発生します。
そのため、米国株の取引手数料を比較する際は、為替手数料も考慮するといいでしょう。
単元未満株の手数料比較・ランキング
最後に、1株単位で売り買いできる単元未満株の手数料比較・上位5社のランキングを紹介します。通常、国内株式は100株単位での取引ですが、単元未満株に対応しているネット証券会社であれば、1株単位で取引ができます。
証券会社/取引額 | 買付 | 売却 | |
---|---|---|---|
1 | マネックス証券 | 0円 | 0.55% (最低52円) |
1 | SBI証券 | 0円 | 0.55% (最低55円) |
3 | auカブコム証券 | 0.55% (最低52円) |
|
4 | PayPay証券 | 0.55% (金額指定での購入) |
|
5 | 大和コネクト証券 | 0.55% |
【2023年最新情報】
SBI証券は9/30(土)・楽天証券は10/1(日)から国内株(現物・信用・単元未満)を無料化予定!
※手数料コースを「ゼロコース」に設定した場合のみ
以上が、単元未満株の手数料比較・上位5社のランキングです。ほとんどのネット証券は、取引金額に対して一定割合の手数料が発生する体制を採用しています。
そのなかでも、マネックス証券・auカブコム証券・SBI証券は、買付手数料は無料。売却時のみ0.55%の手数料が発生します。
PayPay証券は、金額指定での取引となっており、取引金額に対して0.55%の手数料がかかります。
ちなみに、LINE証券の単元未満株は時間帯によって手数料が異なり、9:00〜11:20と12:30〜14:50の間なら0.35%で取引可能です。
したがって、単元未満株の取引手数料体系は、ネット証券会社によって違いがあることを把握しておきましょう。
以上、各商品の取引手数料比較と上位5社のランキングを紹介しました。次章では、各商品の取引で最も手数料が割安なネット証券会社を紹介します。
比較してわかった手数料が安いネット証券会社を紹介

主要ネット証券の取引手数料を比較した結果、各商品で最も安く取引できるネット証券は以下のとおりです。
各商品の取引手数料が最も安いネット証券
- 国内株式(現物・信用):SBIネオトレード証券
- 米国株式:DMM株
- 単元未満株:LINE証券
では、各ネット証券会社の詳細な手数料体系やサービスの特徴を見ていきましょう。
国内株式(現物・信用)|SBIネオトレード証券

〜5万円 | 〜10万円 | 〜20万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | 〜150万円 | 〜200万円 | 〜300万円 | 300万円超 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
現物 | 約定毎 | 50円 | 88円 | 100円 | 198円 | 374円 | 440円 | 660円 | 880円 | |
1日定額 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 880円 | 1,100円 | 1,540円 | 100万円ごとに295円増加 |
〜5万円 | 〜10万円 | 〜20万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | 〜150万円 | 〜200万円 | 〜300万円 | 300万円超 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
現物 | 約定毎 | 50円 | 88円 | 100円 | 198円 | 374円 | 440円 | 660円 | 880円 | |
1日定額 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 880円 | 1,100円 | 1,540円 | 100万円ごとに295円増加 |
取引 手数料 |
制度信用 買方金利 |
一般信用 買方金利 |
制度信用 貸株料 |
---|---|---|---|
0円 | 2.3% | 2.75% | 1.1% |
現物・信用問わず、国内株式を安く取引できるネット証券会社はSBIネオトレード証券です。現物株式はどちらの取引コースでも、ほとんどの取引金額に対して手数料が最安値。信用取引も取引手数料が無料となっています。
国内株式以外では、CFD・先物・投資信託を取り扱っていますが、投資信託の取り扱いは10銘柄のみとなっています。
他の商品を取引する予定はなく、国内株式を積極的に投資したい方は、SBIネオトレード証券を選ぶのがおすすめです。
\国内株式の取引手数料が最安値!/
SBIネオトレードの公式サイトへ米国株式|DMM株

最低 手数料 |
手数料 割合 |
最高 手数料 |
為替 手数料 |
---|---|---|---|
0円 | 25銭/米ドル |
米国株の取引手数料を抑えたい方は、DMM株を利用するのがおすすめ。取引手数料は、なんと0円!取引時に手数料が発生しないネット証券は、DMM株のみとなっています。
為替手数料は1米ドル25銭で、主要ネット証券と比較するとSTREAMの1米ドル24銭に続ぐ安さとなっています。STREAMも取引手数料が0円ですが、独自の注文方法を採用しており、別途手数料が発生します。
そのため、米国株式の取引で最も費用を抑えられるネット証券会社は、DMM株となります。米国株の投資で費用を徹底的に抑えたい方は、DMM株で口座開設しましょう。
\米国株の取引手数料が完全無料!/
DMM株の公式サイトへ単元未満株|LINE証券
LINE証券は事業再編に伴い、各種口座開設の新規申し込みは終了しました。

取引時間 | グループA | グループB |
---|---|---|
9:00〜11:20 12:30〜14:50 |
0.35% | |
上記以外 | 1.0% | – |
単元未満株の取引手数料の安さで選ぶなら、LINE証券がおすすめです。LINE証券の単元未満株は東証市場とほぼ同じ時間帯(9:00〜11:20、12:30〜14:50)で取引すれば、費用は取引額の0.35%となります。
また、一部の銘柄(グループA)は東証市場の立会時間外でも取引可能。最長21時までリアルタイムで取引ができます。
費用の割合だけ比較すれば、買付時0%、売却時0.55%のSBI証券・マネックス証券がおすすめです。しかし、この2社は以下のように売却時の最低費用が設定されています。
- SBI証券:55円
- マネックス証券:52円
計算してみると、株価が7,429円以下の銘柄を売買した場合、費用はLINE証券の方が割安です。(※1)ちなみに、2023年5月1日の終値時点で株価が7,429円以下の銘柄は、3,980銘柄ある国内株のうち3,874銘柄となっています。(※2)
またLINE証券では、単元未満株の取引費用がキャッシュバックされるセールを定期的に開催しています。セール日を利用して積極的に売買すれば、より費用を抑えた投資が可能です。
取引の仕方によりますが、最終的な取引費用を抑えやすいネット証券としては、LINE証券が最もおすすめできます。
\単元未満株の費用を抑えやすい!/
LINE証券の公式サイトへ※1計算式:
【LINE証券】7,429円×0.7%(往復合計)=52円
【マネックス証券】7,429円×0.55%(売却のみ)=41円<52円
※2引用:Yahoo!ファイナンス「単元株価上位」2023年5月1日確認
以上、手数料を抑えて取引したい方におすすめのネット証券会社を商品別で紹介しました。
しかし、ネット証券会社の選び方には、手数料以外にも比較したい要素があります。手数料の安さだけで選んでしまうと、「取引画面の操作がやりづらい」「商品ごとの証券口座がバラバラで管理しにくい」と感じるかもしれません。
そこで次章では、ネット証券会社選びにおいて手数料以外に比較したい要素を解説します。総合的に判断して自分に合ったネット証券会社を選びたい方は、ぜひ続けて読んでみてください。
手数料以外でネット証券会社を比較したい3つのポイント

ここまで、主要ネット証券会社の各商品の取引手数料を比較しました。
手数料の安さで選ぶのも重要ですが、以下のように他にもチェックしたいポイントがあります。
手数料以外で比較したいポイント
- 取扱商品
- スマホアプリ・取引ツール
- サポート体制
ネット証券会社を手数料だけで選んでしまうと、取引したい銘柄がなかったりツール・アプリが使いにくかったりして、満足に利用できないかもしれません。
実際にネット証券会社を選ぶときは、手数料と合わせて上記の項目もチェックしておきましょう。
取扱商品
1つ目のチェックポイントは、取扱商品です。金融商品は大きく分けて、以下の9種類に分類されます。気になっているネット証券会社が、取引したい金融商品を取り扱っているかチェックしましょう。
- 株式
- 債券
- 投資信託
- 先物・オプション
- コモディティ
- FX(為替)
- CFD
- バイナリーオプション
- IPO(新規株式公開)
ネット証券会社によって力を入れている金融商品は異なります。例えば、マネックス証券の米国株では、買付時の為替手数料無料や時間外取引の対応など、独自のサービスを提供しています。
スマホアプリ・取引ツール
2つ目のチェックポイントは、スマホアプリ・取引ツールです。各ネット証券会社では、Webサイト上の取引以外にも専用の取引ツールやスマホアプリを用意しています。気になっているネット証券会社があれば、用意されている取引ツール・スマホアプリの機能や操作方法を確認しておきましょう。
特に初めて投資に挑戦する方は、手数料の安さよりも取引ツール・スマホアプリの使いやすさを重視するのがおすすめ。使いやすい取引ツール・スマホアプリがあるネット証券会社を利用すれば、ストレスが感じにくく投資に対する意欲を維持しやすいからです。
また、実際に利用している方の口コミ・評判もチェックするのといいでしょう。取引ツール・スマホアプリの使い勝手に関するリアルな意見が確認できます。
サポート体制
3つ目のチェックポイントは、取引や使い方に対するサポート体制です。各ネット証券会社では、電話やメールなどを用いたサポートサービスを提供しています。サポート体制が充実しているネット証券会社を利用すれば、疑問点や不明点が出てきた際に便利です。
以下の項目を参考に、気になっているネット証券会社がどのようなサポート体制を敷いているか確認しましょう。
- 店頭
- 電話
- メール(フォーム)
- チャット(LINE)
- 画面共有
- セミナー
ただし、店頭サポートに対応しているのは総合証券会社のみで、ネット専業の証券会社は対応していない点にご注意ください。
投資初心者おすすめのネット証券会社を紹介

前章のチェックポイントを踏まえて、主要ネット証券会社を一斉比較した結果、総合力が高いネット証券会社Top3は以下のとおりです。
では、各社の詳しい解説を見ていきましょう。詳しい比較内容やランキング情報を確認したい方は、「投資初心者におすすめのネット証券を18社の中から比較し紹介」の記事をご覧ください。
SBI証券 | 総合力No.1!取扱商品の豊富さが人気

現物株取引手数料 | 最短 口座開設 |
||
---|---|---|---|
5万円 | 10万円 | 50万円 | |
55円 | 99円 | 275円 | 翌営業日 |
NISA | つみたて NISA |
投資信託 | 少額投資 |
○ | 185本 | 2,658銘柄 | ○ |
外国株 | 米国株 | 2022年 IPO |
ロボアド バイザー |
9ヵ国 | ◯ | 89社 | ○ |
- IPO・投資信託の取引数が豊富!外国株も9ヵ国に対応!
- 複数のポイントサービスに対応
- 3種類のクレジットカードで投資信託の積立が可能!
ネット証券会社おすすめ第1位は、SBI証券です。2023年3月末で口座開設数が1,000万口座を突破した総合ネット証券会社です。(※1)
SBI証券の魅力は、なんと言っても取扱商品と銘柄数の豊富さ。SBI証券口座を1つ持っていれば、あらゆる金融商品に投資ができます。
また、少額投資サービスにも力を入れているのも特徴。複数のポイントサービスに対応しており、投資信託では三井住友カードを中心とした複数のクレジットカードでのクレカ積立が利用できます。
どのネット証券会社の口座を開設するか迷った方は、SBI証券を選ぶのがおすすめです。
\最初の証券口座としておすすめ/
SBI証券の申し込みをするSBI証券は9/30(土)から国内株(現物・信用・単元未満)を無料化予定!
SBI証券の詳細はこちらの記事にまとめているので、SBI証券を詳しく知りたい方は併せてご参照ください。
※1:SBI証券「2022年3月第一四半期決算説明資料」2023年5月確認
楽天証券 | 楽天ポイントや楽天カードを使ったサービスが充実!

現物株取引手数料 | 最短 口座開設 |
||
---|---|---|---|
5万円 | 10万円 | 50万円 | |
55円 | 99円 | 275円 | 翌営業日 |
NISA | つみたて NISA |
投資信託 | 少額投資 |
○ | 184本 | 2,636銘柄 | ○ |
外国株 | 米国株 | 2022年 IPO |
ロボアド バイザー |
3ヵ国 | ◯ | 38社 | ○ |
- 複数の商品で楽天ポイントが貯まる!使える!
- 楽天カード・楽天キャッシュで投資信託の積立ができる!
- 投資情報サービスが充実!有料サービスも無料で使える!
ネット証券会社おすすめ第2位は、楽天証券です。2022年6月末に口座開設数が800万を突破しており、SBI証券に続く人気のネット証券会社といえます。(※1)
楽天証券も取扱商品・銘柄数が豊富ですが、楽天ユーザーに向けたサービスが充実しているのが魅力です。
まず、国内株式・投資信託・米国株式・バイナリーオプションで楽天ポイント投資が可能。投資信託の積立投資なら楽天カードと楽天キャッシュを使った決済に対応しており、決済額に応じて最大1.0%の楽天ポイントが付与されます。
さらに、本来利用料がかかる日経テレコムが無料で利用でき、電子書籍サービス楽天Koboで取り扱っている一部の書籍が無料で閲覧できます。投資・経済に関する情報を無料で仕入れながら、投資を始めることが可能です。
普段から楽天ポイントを貯めている人や有料級の投資情報を仕入れたい方は、楽天証券の口座開設がおすすめです。
\楽天ポイント投資がおすすめ!/
楽天証券に申し込む2023/10/1(日)より、手数料コースを「ゼロコース」に設定で手数料無料
楽天証券の詳細はこちらの記事にまとめているので、楽天証券について詳しく知りたい方は併せてご参照ください。
SMBC日興証券 | IPOの主幹事実績が強み!日本株は100円から好きな金額で取引可能

現物株取引手数料 | 最短 口座開設 |
||
---|---|---|---|
5万円 | 10万円 | 50万円 | |
137円 | 137円 | 440円 | 即日 |
NISA | つみたて NISA |
投資信託 | 少額投資 |
○ | 158本 | 1,493銘柄 | ○ |
外国株 | 米国株 | 2022年 IPO |
ロボアド バイザー |
2ヵ国 | ◯ | 47社 | ○ |
- IPO主幹事実績が豊富!
- 国内株式が最低100円から好きな金額で購入できる!
- 投資サポートツールが充実!
ネット証券会社おすすめ第3位は、SMBC日興証券です。もともとは全国に支店を展開する総合証券会社ですが、近年インターネット取引にも力を入れており、特にIPOと単元未満株がおすすめです。
IPOは主幹事実績が豊富で、2022年には89社中26社の主幹事を担当しており、全証券会社のなかでトップの実績となります。主幹事を担当すれば、新規公開株の販売数が多く割り振られるため、IPOの応募は主幹事の証券会社がおすすめといわれています。
また、SMBC日興証券が運営する投資情報サイト「日興フロッギー」では、最低100円から好きな金額で株取引が可能。用意できる資金に合わせて、気になる銘柄を取引できます。
また、AIを活用した投資サポートツールが無料で利用可能。株式の売買タイミングや投資信託のポートフォリオの組み方についてアドバイスがもらえるため、銘柄の選び方で困っている方におすすめです。
IPO・単元未満株を取引したい方や充実したサポートサービスを使いたい方は、SMBC日興証券の利用がおすすめです。
初心者はスマホ証券を使った投資もおすすめ
もし、スマートフォンでの取引を重要視されている方は、スマホ証券の利用がおすすめです。スマホ証券は専用アプリを使って取引するのが特徴で、操作のしやすさやシンプルな画面構成に力を入れており、初めて投資に挑戦する方でも気軽に利用できると口コミで評判です。
主なスマホ証券は以下のとおり。各社、少額で取引できる商品やスマートフォンに合わせた機能など、独自のサービスを提供しています。
- LINE証券
- 大和コネクト証券
- PayPay証券
- CHEER証券
- STREAM
- SBIネオモバイル証券
スマホ証券の詳しい解説は以下の記事にまとめています。スマホ証券を一斉比較したい方や自分に合ったスマホ証券を選びたい方は、併せてご参照ください。
スマホ証券一斉比較はこちら
ネット証券会社で口座開設する方法

最後に、ネット証券会社で口座開設する方法を解説します。
ネット証券の口座開設は、インターネットで完結することが可能。主な流れは、以下の3ステップとなっています。
ネット証券の口座開設手順
- メールアドレス登録
- 本人確認書類の提出
- 初回ログイン手続き
口座開設を申し込むためには、ネット証券会社の公式サイトでメールアドレスを登録します。登録後、申し込みURLが添付されたメールが届くので、そのままアクセスして、必要事項を意記入してください。
必要事項の記入が完了したら、本人確認の手続きへ進みます。多くのネット証券会社では、スマートフォンのカメラアプリを使った手続き方式を採用しており、こちらの方式で手続きすれば最短当日で審査が完了します。もちろん、郵送での手続きも選択可能です。
無事審査に通過したら、ログイン情報が記載されたメールもしくはハガキが郵送されます。記載されたログイン情報をもとに会員ページへアクセスし、画面に従って初期設定を済ませたら完了です。
以上がネット証券のおおまかな口座開設の流れです。細かい手順や必要な書類はネット証券会社によって異なるので、実際に申し込む際は具体的な手順を確認しておくといいでしょう。
手数料比較・ランキング一覧へ戻る
まとめ:ネット証券会社選びは手数料以外もチェック

当記事では、主要ネット証券会社の手数料を一斉比較しました。
投資において、手数料を抑えることは重要です。手数料が安いほど投資に使える資金が増え、資金効率を上げることが可能です。
各商品において、手数料が最も割安なネット証券会社は以下の通りです。
手数料が安くておすすめなネット証券
- 国内株式(現物・信用):SBIネオトレード証券
- 米国株:DMM株
- 単元未満株:LINE証券
ただ、ネット証券会社の選び方は、手数料の安さ以外にも取扱商品・取引ツール(アプリ)・サポート体制もチェックしておくのがおすすめ。当サイトが総合的に比較検討した結果、最もおすすめできるTop3のネット証券会社は以下のとおりです。
特に、初めてネット証券口座を開設する方は、上記のネット証券会社から選ぶことをおすすめします。
手数料を含めた、さまざまな比較要素を踏まえて、ご自身に合ったネット証券会社を見つけてください。
以降は、ネット証券会社の手数料に関する詳細情報をまとめております。手数料に関して気になることがあれば、併せてご参照ください。
ネット証券会社の手数料に関するよくある質問
手数料のコースに違いはある?
多くのネット証券会社では、国内株式の取引において以下の2パターンの手数料体系を用意しています。- 1約定毎に手数料かかるコース
- 1日の合計取引金額に手数料かかるコース
手数料コースの選び方は、1日の取引回数で決めるのがおすすめです。
1日の取引が少ない方は1約定毎に手数料がかかるコース、デイトレードのように1日に何回も取引する方は1日の合計取引金額に手数料がかかるコースを選ぶといいでしょう。
ネット証券の手数料が対面窓口より安い理由は?
本来、金融商品の取引は対面窓口でやり取りするのが主流でした。しかし、ネット証券はオンライン上で取引することで人件費が抑えられ、結果として手数料が割安になるのです。例えば、SBI証券と野村證券を比較すると、手数料の違い以下の通りです。
〜5万円 | 〜10万円 | 〜20万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | 〜150万円 | 〜300万円 | 〜500万円 | 〜1000万円 | 〜3000万円 | 3000万円〜 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 | 640円 | 1,013円 | 1,013円 | 1,013円 | 1,013円 | 1,070円 |
野村證券 | 152円 | 152円 | 330円 | 524円 | 1,048円 | 2,095円 | 3,143円 | 5,238円 | 10,476円 | 31,429円 | 41,905円 |
対面窓口とネット証券では、手数料に大きな違いがあるのが分かりますね。そのため、手数料を抑えるならネット証券口座を利用するのがおすすめです。
ただ、対面窓口なら専任スタッフに投資に関する相談ができます。重視したいサービスを踏まえて、利用する証券会社を選ぶといいでしょう。
外国株の手数料の仕組みは?
外国株の手数料体系は、国内株式と異なります。外国株式は基本的に委託取引となり、以下のように2種類の手数料が発生します。- 現地取次手数料:現地の取次業者に支払う手数料
- 国内取次手数料:注文した証券会社に支払う手数料
ただ、ネット証券の場合は、約定価格に対して一定割合の手数料が発生する仕組みです。例えば、SBI証券の米国株を取引する場合、約定価格に対して0.495%(最大22米ドル)の取引手数料がかかります。
単元未満株での売買手数料は高い?
現物株式と単元未満株の手数料を比較すると、取引額に対する手数料の割合は現物株式の方が割安です。例えば、SBI証券で20万円分の単元未満株を売買する場合、手数料は1,100円(取引金額の0.55%)です。一方、同じ取引額の単元株を売買する場合、手数料は230円となります。
単元未満株は1株単位で取引できるのは魅力ですが、取引額に対する手数料の割合は単元株よりも割高であることを知っておきましょう。