PayPay証券の口コミ・評判からわかったメリット・デメリットを解説

PayPay(ペイペイ)証券は、スマートフォンで投資が始められると口コミで評判のネット証券会社です。

2016年6月からサービスを開始し、2022年3月時点でのアプリダウンロード数は320万(※1)を突破。口コミ・評判では、「少ない金額から始められる」「24時間取引できて便利」という投稿が多数見受けられました。

このページでは、利用者の口コミ・評判を踏まえて、PayPay証券のメリット・デメリットを解説していきます。

PayPay証券が気になっている方や他のネット証券と比較検討中の方は、ぜひ当記事をご覧ください。最後まで読めば、PayPay証券のサービス内容が理解でき、口座開設すべきか判断できるでしょう。

※1出典:PayPay証券「ディスクロージャー」2023年9月確認

著者
小関 拓弥

小関 拓弥
株式会社EXIDEA
Webメディア事業部 WEBディレクター

【経歴】
2016年3月 早稲田大学商学部卒業。2016年4月 SMBC日興証券へ入社。主に個人向けの営業を行う。2018年10月にEXIDEAへ入社。現在は、前職での金融知識を活かし、マネップのネット証券・ロボアドバイザージャンルを担当。

【保有資格】
日本証券業協会 一種外務員

PayPay証券の会社概要とサービス内容を紹介

会社概要と取扱商品を解説
まずはPayPay証券の会社概要やサービス内容を解説していきます。

PayPay証券はソフトバンク系列の証券会社

PayPay証券の会社概要表

会社概要
会社名 PayPay証券株式会社
金融商品取引業者
登録番号
関東財務局長(金商)
第2883号
所在地 東京都千代田区内幸町2-1-6
日比谷パークフロント
代表者 代表取締役社長 内山 昌秋
設立 2013年10月31日
資本金 102億2,452万円
主要株主 ソフトバンク株式会社
みずほ証券株式会社
Zホールディングス株式会社

PayPay証券株式会社は、2013年10月に設立した株式会社マイバンカーが前身の証券会社です。主要株主には、ソフトバンク・みずほ証券・Zホールディングス(ソフトバンクの子会社)が名を連ねています。

2016年6月から証券取引アプリ「One Tap BUY」を提供しており、2021年2月にアプリ名を「PayPay証券」に変更しました。

ちなみに、みずほ証券は全国に支店を展開している総合証券会社で、2022年12月末の口座開設数は180万(※1)を突破しています。

※1出典:みずほ証券「2022年度第3四半期決算説明資料」2023年9月確認

累計320万DL突破のスマホ証券

PayPay証券は、スマホでの取引に特化したネット証券です。2022年のオリコン満足度調査(※1)で、PayPay証券は第1位を獲得。アプリ・サイトの使いやすさで、高い評価を受けています。

さらに、PayPay証券の累計ダウンロード数は320万を突破。(※2)口コミ・評判を見ると初めて投資をした方の投稿が多く上がっており、「PayPay証券だから投資を始められた」という投稿も見受けられました。

※1出典:PayPay証券「ニュースリリース」2023年9月確認
※2出典:PayPay証券「ディスクロージャー」2023年9月確認


PayPay証券のサービス内容

つづいて、PayPay証券の取扱商品を解説していきます。

PayPay証券の取扱商品

国内株 米国株 IPO 信用取引 ポイント
投資
投資信託 ETF NISA ロボアド
バイザー
FX

PayPay証券の取扱商品は、1,000円から取引できるのが特徴。本来、単元株(100株)単位で取引が必要な日本株でも、最低1,000円からお好きな金額で購入できます。

外国株は米国株を取り扱っており、ニューヨーク証券取引所とNASDAQで取引されている銘柄から、日本国内で名が知られている銘柄を厳選しています。

また米国株では、毎月決まった金額を自動で積立できるつみたてロボ貯蓄も提供。少額からコツコツ積み立てて、保有株数を増やすことが可能です。

以上、PayPay証券の会社概要とサービス内容を解説しました。次章では、口コミ・評判からわかった、PayPay証券のメリットを解説していきます。

評判・口コミで判明したPayPay証券のメリット

口コミ・評判からわかったPayPay証券のメリットを解説
口コミ・評判を調査した結果、PayPay証券には以下のようなメリットが挙げられます。

PayPay証券のメリット

  • 漫画で学べるコンテンツが初心者でもわかりやすい
  • アプリは操作が簡単で使いやすい
  • おいたまま買付は入出金の手間が省けて便利
  • 1株ではなく、1,000円からの金額指定で取引できる
  • 米国株は有名どころを厳選
  • 1株からIPO投資に応募できる
  • 米国株は24時間取引できる

各メリットについて、実際の口コミ・評判と合わせて見ていきましょう。

漫画コンテンツで投資の知識や企業情報が学べる





PayPay証券では、投資の基礎知識や銘柄情報が学べる無料漫画が用意されています。「漫画で気軽に投資の知識が学べて便利」という口コミ・評判が集まっていました。

「投資は難しい」というイメージがある方にとっては、気軽に学べるコンテンツが用意されているのはうれしいですね。

アプリは操作が簡単で使いやすい



PayPay証券では、スマートフォンで簡単に投資ができる工夫が施されており、以下のような3ステップで取引が完了する仕様となっています。

PayPay証券の取引方法

  1. 取引したい銘柄をタップ
  2. 取引金額を指定
  3. 買う(売る)をタップ

投資が難しい理由の1つとして、取引画面の操作方法が難しい点が挙げられます。口コミ・評判のなかには、「直感的な操作ができる」という投稿も見受けられました。

おいたまま買付は入出金の手間が省けて便利





PayPay証券の口コミ・評判のなかには、「おいたまま買い付けが便利」という意見も見受けられました。

従来の証券会社では、あらかじめ証券口座に資金を入金する必要があります。PayPay証券のおいたまま買付では、対象の金融機関・サービスとPayPay証券を連携すると入金手続きが不要になり、証券口座の残高を気にせずに取引が可能です

対象金融機関・サービス

  • PayPayアプリ
  • PayPay銀行
  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • ゆうちょ銀行
  • 南部銀行
  • d払い
  • ソフトバンクカード

上記の金融機関・サービスを利用していない方は、PayPay証券の口座開設と同時に申し込んでもいいでしょう。

1株ではなく、1,000円からの金額指定で取引できる





PayPay証券では、どの商品も最低購入金額が1,000円となっています。通常、国内株式は100株単位、米国株式は1株単位での取引ですが、PayPay証券なら最低1,000円からお好きな金額で取引可能です。

保有金額が1株以上になれば、配当金も受け取り可能。コツコツ買い増して国内株式の保有金額が単元株以上になれば、株主優待ももらえます

口コミ・評判でも、「1,000円から株式投資に挑戦できるのはうれしい」という評価が多数見受けられます。ちなみに、米国を金額指定で取引できるのは、PayPay証券とCHEER証券の2社のみです。

米国株は有名どころを厳選





PayPay証券の米国株では、Appleやalphabetなど日本国内でも名が知られている銘柄を厳選して取り扱っています

あえて取扱銘柄数が絞られているため、初めて米国株に投資する方でも「銘柄が選びやすいから続けやすい」と口コミで評判です。

つみたてロボ貯蓄という定期買付サービスも利用できるので、配当金目当てでコツコツ買い増すことも可能です。

1株からIPO投資に応募できる



IPOとは新規上場株式を指し、新たに上場する企業の株式を購入できる制度です。

通常、IPOは100株単位で購入する必要がありますが、PayPay証券のIPOなら1株単位で購入が可能。まとまった資金が用意できなくても、IPOに挑戦しやすいと口コミで評判です。

米国株は24時間取引できる



PayPay証券の米国株は、24時間いつでも取引が可能。(※1)米国証券市場が開いている時間帯を気にせず、お好きなタイミングで米国株を取引できます。

米国証券市場の立会時間は、日本時間23:30~翌6:00(夏時間22:30~翌5:00)です。本来なら真夜中に取引しないといけませんが、PayPay証券なら取引時間を気にする必要がありません。

口コミ・評判でも、「米国株が24時間取引できるのは魅力」という投稿が見受けられました。

※1:メンテナンス中は除く

以上、口コミ・評判をもとにPayPay証券のメリットをお伝えしました。次章でも口コミ・評判を踏まえて、PayPay証券のデメリットを解説します。

PayPay証券の評判・口コミでわかったデメリット

口コミ・評判からわかったデメリットを解説
口コミ・評判を調査してわかった、PayPay証券のデメリットは以下のとおりです。

PayPay証券のデメリット一覧

  • 出金手数料や取引手数料が比較的高め
  • 株式の取扱銘柄が限定的
  • 詳細な企業情報やチャートが閲覧できない
  • 指値注文ができない
  • 特典が確実に受け取れるキャンペーンが少ない

各デメリットについて、実際の口コミと合わせて見ていきましょう。

出金手数料や取引手数料が比較的高め


PayPay証券は他のネット証券会社と比較すると、「手数料が割高」という口コミ・評判が多く見受けられました。

PayPay証券で日本株を取引する場合、東京証券市場の立会時間内は取引額の0.5%、それ以外の時間帯は取引額の1.0%の手数料がかかります。

主要ネット証券とPayPay証券の取引手数料は、下記のとおりです。

PayPay証券と主要ネット証券4社の取引手数料比較

取引金額 PayPay証券 LINE証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
1,000円 5円(10円) 55円 55円 55円 55円
1万円 50円(100円) 55円 55円 55円 55円
5万円 250円(500円) 55円 55円 55円 55円
10万円 500円(1,000円) 99円 99円 99円 99円
※:()は東京証券市場の立会時間外

表のように東京証券市場の立会時間の場合、1万円以下の取引であればPayPay証券の方が割安ですが、それ以上の金額だと割高です。また、立会時間外に取引すると、手数料が2倍になる点に注意が必要です。

また、「出金手数料も割高」という口コミ・評判も見受けられました。以下のように、みずほ銀行以外宛に3万円以上出金する場合、約400円の出金手数料が発生します。

PayPay証券の出金手数料一覧

みずほ銀行宛 みずほ銀行以外宛
3万円未満 110円(税込) 275円(税込)
3万円以上 220円(税込) 385円(税込)

ちなみに、同じスマホ証券のLINE証券では、出金手数料は無料となっています。PayPay証券口座からお金を引き出す際は、出金手数料がかかることに注意しましょう。

株式の取扱銘柄が限定的





「PayPay証券の株式は取扱銘柄が少ない」という口コミ・評判も目立っていました。2023年9月時点での取扱銘柄数は、日本株173銘柄、米国株178銘柄となっています。(※1)

SBI証券や楽天証券などの主要ネット証券では、日本株・米国株ともに数千以上の銘柄を取り扱っています。そのため、豊富な選択肢のなかから銘柄を選びたい方は、PayPay証券で取引したい銘柄が見つからないかもしれません

しかし、あえて取扱銘柄を厳選することで、銘柄が選びやすいメリットがあります。初めて株式投資に挑戦する方は、最初はPayPay証券を利用して、後々他のネット証券を試してみてもいいでしょう。

※1出典:PayPay証券取扱銘柄2023年9月確認

詳しい企業情報やチャート機能がない

PayPay証券の取引画面では詳しい企業情報やチャートが確認できず、「銘柄分析ができない」という口コミ・評判がありました。

銘柄分析しながら取引したい方にとっては、PayPay証券の機能に対して少し物足りないと感じるかもしれません。

一方、PayPay証券で株式投資を始めた方の口コミ・評判では、「取引画面は見やすくて操作しやすい」という意見も出ています。銘柄選択と金額指定だけで注文が完了するので、気軽に株式投資を始めたい方は、PayPay証券を利用するといいでしょう。

指値注文ができない



PayPay証券の注文方法は金額指定のみで、指値注文や逆指値注文には対応していません。口コミ・評判によると、「指値注文ができるともっと便利」という意見が見受けられました。

「最初は少ない金額で株式投資を始めたいけど、いろんな注文方法にも挑戦したい」という方は、まずPayPay証券を利用して、後々他のネット証券に乗り換えてもいいでしょう。

特典を確実に受け取れるキャンペーンが少ない





PayPay証券では、毎月さまざまなキャンペーンを開催しています。しかし、口コミ・評判によると「特典を確実に受け取れるキャンペーンが少ない」という意見が見受けられます。

実際、PayPay証券で実施されたキャンペーンを調べると、ほとんどの特典が抽選で当たる内容でした。キャンペーンを利用してPayPay証券を口座開設したい方は、キャンペーン情報を事前にチェックしておくといいでしょう。

次章ではPayPay証券の最新キャンペーン情報をまとめていますので、ぜひこのまま読み進めてみてください。

最新キャンペーン情報を紹介

最新キャンペーン情報を紹介
口座開設前に、PayPay証券の最新キャンペーン情報をチェックしましょう。キャンペーンを利用すれば、通常よりお得にPayPay証券で投資が始められます。

2023年9月現在、PayPay証券で開催されているキャンペーンは以下のとおり。

キャンペーン一覧

  • 【投資信託|〜9/6】銘柄追加記念つみたてはじめようキャンペーン第2弾
  • 【投資信託|常時開催】PayPay資産運用新規口座開設で100円もらえる

PayPay資産運用とは、PayPayアプリで投資信託の積立投資ができるサービスです。現在、新規口座開設で利用できるキャンペーンが開催されています。

キャンペーン情報の詳細は、以下の記事で詳しくまとめています。より詳しいキャンペーン情報が知りたい方は、併せてご参照ください。

PayPay証券のキャンペーン詳細はこちら

まとめ

PayPay証券の特徴をまとめます
当記事では、口コミ・評判を踏まえたPayPay証券のメリット・デメリットを解説しました。

あらためて、PayPay証券のメリット・デメリットをまとめておきます。

PayPay証券のメリット

  • 最低1,000円から好きな金額で投資できる
  • 取扱銘柄は有名企業を中心に厳選
  • 無料漫画で投資の知識や企業情報が学べる
  • 米国株式を毎月自動で積立投資できる

PayPay証券のデメリット

  • 取引手数料・出金手数料が比較的割高
  • 指値注文ができない
  • 詳しい企業情報・チャートが確認できない

以上を踏まえると、PayPay証券は少ない金額で気軽に投資を始めたい方におすすめ。無料の漫画コンテンツで投資の知識を学びつつ、厳選された銘柄を最低1,000円から取引できるからです。

好きな金額から投資を始めたい方や学びながら投資に挑戦したい方は、ぜひPayPay証券で投資を始めてみましょう。

\最低1,000円から株式投資が始められる!/

PayPay証券の申し込みはこちら

よくある質問

口座開設が完了するまで何日かかる?

原則として、申し込み後から1〜2週間かかります。

売却後はいつから出金できますか?

出金先の営業時間内であれば、約1~2時間後に出金手続きが可能です。営業時間外に出金の手続きをした場合は、翌営業日の午前10時半ごろに出金されます。

PayPay証券口座が開設できる条件は何ですか?

日本国内に居住している方であれば、基本的にどなたでも申し込みできます。0〜14歳の方が口座開設する場合、親権者のPayPay証券口座が必要です。