ロボアドバイザーはやめとけと言われる理由は?おすすめしない人や失敗しない対策も解説

ロボアドバイザーは、ポートフォリオの提案・リバランスなど、投資家の資産運用をサポートしてくれるサービスです。投資初心者でも運用が始めやすいと口コミでも評判を集めています。

一方で、ロボアドバイザーは「やめとけ」や「おすすめしない」という意見が見受けられます。また、サービス内容を理解せずにロボアドバイザーを始めると、予期せぬ失敗をして利用したことを後悔するかもしれません。

当ページでは、「ロボアドバイザーはやめとけ」と言われる理由やおすすめしない人、失敗する原因を解説。正しく利用するためのポイントを踏まえ、おすすめサービスも紹介します。

ロボアドバイザーで資産運用を始めるべきか迷っている方は、ぜひご一読ください。

著者
小関 拓弥

小関 拓弥
株式会社EXIDEA
WEBメディア事業部 WEBディレクター

【経歴】
2016年3月 早稲田大学商学部卒業。2016年4月 SMBC日興証券へ入社。主に個人向けの営業を行う。2018年10月にEXIDEAへ入社。現在は、前職での金融知識とSEOの知見を活かし、マネップのネット証券・ロボアドバイザージャンルを担当。

【保有資格】
日本証券業協会 一種外務員

詳細の著者情報はこちらに記載しています。

投資家がロボアドバイザーはやめとけと言う理由

さっそく、「ロボアドバイザーはやめとけ」と言われる理由を解説します。

ロボアドバイザーの口コミ・評判を調査した結果、「ロボアドバイザーはやめとけ」と言っている人の大半は投資経験者で、主な理由として以下の3つが挙げられました。

ロボアドバイザーはやめとけと言われる理由

  • 投資信託と比較して手数料が高い
  • 同じポートフォリオを自分で組める
  • 投資の知識が身に付きにくい

上記の理由について、投資経験者の意見と合わせて詳しく解説します。

投資信託と比較して手数料が高い

「長期的な資産運用を気軽にできる」と言われているロボアドバイザーですが、やはり手数料は高いですね。ロボアドバイザーの運用実績は目安にしかならないですが、手数料は確実に取られます。

ロボアドバイザーの手数料が高いと感じるかどうかは、どこに価値を置くのかで変わると思います。自分で銘柄選んで、毎月運用実績をチェックして、リバランスも自分で出来るなら、手数料は高いかもしれません。

投資経験者が「ロボアドバイザーはやめとけ」と言う理由の1つ目は、投資信託と比較して手数料が高いことです。

一般的なロボアドバイザーは、運用残高に対して一定割合の運用手数料が発生します。運用手数料の目安は年率1.1%(税込)で、この割合は投資信託と比較して高いと言われています。

以下では、SBI証券の積立設定ランキング上位の投資信託の信託報酬と比較してみました。

サービス・銘柄名 運用手数料・
信託報酬
(年率・税込)
ウェルスナビ 1.1%
FOLIO ROBO PRO 1.1%
SUSTEN 利益の1.1/6〜1.1/9
eMAXIS Slim
全世界株式
(オール・カントリー)
0.1144%
eMAXIS Slim
米国株式
(S&P500)
0.0968%
eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
0.1023%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ・インデックス
バランスF 4資産均等型
0.154%
参考:SBI証券「投資信託 積立設定金額人気ランキング」(https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/ranking/fundranking.do?Param6=salesprice)

上記のように、投資信託の信託報酬はロボアドバイザーの運用手数料よりも割安で、「ロボアドバイザーはおすすめしない」と言われても納得できるかもしれません。

ロボアドバイザーは質問に回答することで、ご自身のリスク許容度を診断し、おすすめの運用コースを提案してくれます。投資一任型のロボアドバイザーであれば、入金するだけで積立投資やリバランスもお任せできます。

初めて資産運用に挑戦する方にとっては便利ですが、自身のリスク許容度を理解しており銘柄も選べる投資経験者にとっては、ロボアドバイザーの運用手数料は割高だと感じるようです。

同じポートフォリオを自分で組める

ロボアドバイザーやるよりポートフォリオの銘柄をそのままネット証券で買ったほうが良いと思う。

ロボアドバイザーを始めるより、インデックス投資を勉強して資産配分の決め方を理解した方が良い。ポートフォリオを決めるのはそこまで難しくないし、時間もかからないと思う。

投資経験者が「ロボアドバイザーはやめとけ」と言う理由の2つ目は、同じポートフォリオを自分で組めることです。

一般的なロボアドバイザーは、計算式(アルゴリズム)を用いてポートフォリオを作ります。サービスを利用すると、どのようなポートフォリオで運用されているか確認可能です。

投資家200人のアンケート調査によると、ロボアドバイザーを利用する理由として「ポートフォリオの参考」を回答した方の割合が62.4%(※)でした。

投資経験者の中には、最低投資額だけ入金してポートフォリオを確認しつつ、自分で同様のポートフォリオを組んで運用する方もいらっしゃいます。

しかし、自分でポートフォリオを組んだ場合、リバランスや資産配分の見直し・調整も自身の手でおこなう必要があります。実施するタイミングも判断する必要があるので、その手間が大変だと感じる方は、ロボアドバイザーを利用するのがおすすめです。

※引用:https://exidea.co.jp/blog/money02/internet-securities/robo-advisor-recommend/

投資の知識が身に付きにくい

最初の投資でロボアドバイザーを選んでしまうと暴落した時に自分で対処できないし、いかに手数料が高いか気づけない。自分で学習しながら利用するなら良いと思う。

最初はロボアドバイザーに飛び付きましたが、実際に利用したからこそ自分で投資することに興味が出てきました。

投資経験者が「ロボアドバイザーはやめとけ」と言う理由の3つ目は、投資の知識が身に付きにくいことです。

投資一任型のロボアドバイザーを利用すれば、ポートフォリオの設定・毎回の積立投資・リバランスなど資産運用に必要な作業をお任せできます。口コミ・評判によると、ほったらかしで運用している方もいらっしゃいます。

しかし、投資経験者の口コミ・評判では、「自分で投資すると経験・知識が身に付くから、ロボアドバイザーはおすすめしない」という投稿が見受けられました。投資経験者にとっては、お任せ投資できるのは便利でも、自分の手で投資するのが大切だと考えているようです。

一方、ロボアドバイザーを利用している方の口コミ・評判では、「忙しい人にとっては便利でおすすめ」という意見も見受けられます。他にも「ロボアドバイザーがきっかけで投資・経済を学ぶきっかけになった」という方もいらっしゃいました。

将来は自分の手で投資をしたい方でも、最初のきっかけとしてロボアドバイザーを利用してもいいでしょう。

以上、投資経験者が「ロボアドバイザーはやめとけ」と言う理由を解説しました。次章では上記の内容を踏まえて、ロボアドバイザーでの投資をおすすめしない人を紹介します。

ロボアドバイザーでの投資をおすすめしない人を紹介

ロボアドバイザーをおすすめできない人を解説
投資経験者が「ロボアドバイザーはやめとけ」と言う理由を踏まえると、以下のような人はロボアドバイザーの利用をおすすめできません。

ロボアドバイザーをおすすめしない人の特徴

  • 短期間で利益を得たい人
  • 手数料を抑えたい人
  • 投資商品を自分で決めたい人

なぜ上記の人にはおすすめしないのか、その理由を順番に詳しく解説していきます。

短期間で利益を得たい人

ロボアドバイザーは、短期投資をしたい方にはおすすめできません。一部のサービスを除き、ロボアドバイザーは長期的な積立投資による運用が前提だからです。

ロボアドバイザーでは、毎回決まった金額を積立投資する「ドルコスト平均法」を活用しつつ、世界経済の成長に合わせて運用します。少ない資金でも時間を味方につけることで、将来の資産形成を目指すことが可能です。

つまり、ロボアドバイザーは株式やFXのように、一時的な価格変動を狙って利益を得ることには不向きです。大きなリスクを取って短期的な取引で利益を狙いたい方は、ロボアドバイザーの利用はおすすめできません。

手数料を抑えたい人

投資一任型ロボアドバイザーは、ポートフォリオの作成・毎回の積立投資・リバランスを投資家の代わりにおこなうため、投資信託よりも手数料が割高です。

投資一任型ロボアドバイザーの手数料の目安は、年率1.1%(税込)と言われています。一方、投資信託の信託報酬はインデックスファンドが0.1〜0.2%、バランスファンドが0.3〜0.6%です。

ロボアドバイザーの運用手数料と投資信託の信託報酬は運用中ずっと発生するため、運用期間が長いほど費用の差は大きくなります。手数料を抑えることは資産運用において重要なので、少しでも手数料を抑えたい方は投資信託での運用がおすすめです。

投資商品を自分で決められる人

投資する商品やポートフォリオをご自身で決められる方は、ロボアドバイザーの利用はおすすめできません。

ロボアドバイザーの魅力は、ポートフォリオ・銘柄選定・リバランスをお任せできることです。その代わり、自分好みの細かい調整ができません

例えば、ウェルスナビは5つの運用コースが用意されており、月の積立頻度は最大5回、リバランスの頻度は6ヵ月に1回と決まっています。運用スタイルを変更したい場合、この範囲で調整する必要があります。

ご自身で投資商品を選ぶ場合、ポートフォリオは細かく決められます。リバランスや資産配分の見直しも、相場の動きに合わせて好きなタイミングで実施可能です。

投資の知識が身に付くと、商品選びが楽しくなります。自身で選んだ商品でリターンを出せたら、喜びも人一倍大きいでしょう。

以上、投資経験者が「ロボアドバイザーはやめとけ」と言う理由を踏まえた、ロボアドバイザーをおすすめしない人を解説しました。

自分で投資商品を選びたい方は、ネット証券の利用がおすすめです。以下の記事では主要ネット証券を徹底比較し、おすすめをランキングで紹介しているので、気になる方は併せてご参照ください。

おすすめネット証券の比較はこちら

ここまでロボアドバイザーをおすすめしない人を解説しましたが、逆に言えば以下に当てはまる方はロボアドバイザーの利用がおすすめです。

ロボアドバイザーの利用がおすすめの人

  • 忙しくて投資の時間が取れない人
  • 気軽に資産運用を始めたい人

事前に運用戦略が決まっているので、ご自身でポートフォリオや銘柄を決める必要がありません。定期的なリバランスや資産配分の見直しもロボアドバイザーにお任せ可能です。

そのため、忙しくて投資の時間が取れない方やポートフォリオ作成・銘柄選定が難しいと感じる方は、ロボアドバイザーの利用してみてください。

次章では、ロボアドバイザー投資の失敗例・対策方法を解説します。ロボアドバイザーの利用を検討している方は、納得して使い始めるためにも、このまま読み進めてください。

ロボアドバイザー投資の失敗例・対策方法を解説

やってみた人の失敗原因を解説
ロボアドバイザーは、忙しくて投資の時間が取れない方や経験・知識に自信がない方におすすめの資産運用サービスです。投資家200人に実施したアンケートによると、実に88%の方がロボアドバイザーに満足しています。(※)

しかし、サービスの特徴を十分理解せずにロボアドバイザーを利用すると、思わぬ失敗をしてしまうかもしれません。同アンケートでもロボアドバイザーを解約した方が一定数いらっしゃいました。

ロボアドバイザーを解約した理由から「ロボアドバイザー投資で失敗した」に値するものを考察した結果、主な失敗例として以下の3つが挙げられます。

ロボアドバイザー投資の失敗例

  1. リスク許容度に合わない運用コースで始めた
  2. 短期間の運用で解約した
  3. 運用戦略を理解せずに利用した

ロボアドバイザーを使った後で後悔しないために、上記の対策方法も解説します。

※引用:https://exidea.co.jp/blog/money02/internet-securities/robo-advisor-recommend/

リスク許容度に合わない運用コースで始めた

ロボアドバイザーでの失敗例1つ目は、リスク許容度に合わない運用コースで始めたことです。

ロボアドバイザーは、リスク許容度に応じて複数の運用コースを用意しています。もし、ご自身のリスク許容度に合わない運用コースで始めると、期待した運用実績が出ず「ロボアドバイザーで失敗した」と感じるかもしれません。

例えば、ご自身のリスク許容度より低い運用コースで始めると、利回りが小さくて満足できない可能性があります。逆に、ご自身のリスク許容度を上回った運用コースを選んだら、値動きが激しくて不安を抱くかもしれません。

ロボアドバイザーの運用実績に振り回されないためには、ご自身のリスク許容度に適した運用コースを選ぶことが大切です。

対策:起こりうるリスクを理解する

ご自身のリスク許容度を把握して、より適した運用コースを選ぶためには、ロボアドバイザーで起こりうるリスクを理解することが重要です。

一般的なロボアドバイザーは、S&P500や日経225といった指数との連動を目標としたインデックスファンドを運用します。指数の値動きが不安定になれば、ロボアドバイザーの運用実績は下落するかもしれません。

また、一部のロボアドバイザーは海外ETFに投資しており、円貨を外貨に交換して運用します。為替相場の影響で、外貨ベースではリターンが出ても円貨に換算したら損失が出る場合があります。

利用しているロボアドバイザーの運用実績が大きく変動した時は、運営元から公開される運用レポートを確認しましょう。レポートでは運用実績に対する背景を解説しており、運用を続けるかコース変更・解約の判断材料になります。

ロボアドバイザーはどのように値動きするか理解すれば、ご自身のリスク許容度を把握する参考になります。

サービス内容を理解せずに始めた

ロボアドバイザーでの失敗例2つ目は、サービス内容を理解せずに利用することです。

「ロボアドバイザーはお任せ運用ができるから、ほったらかしで大丈夫」と考えていると、ちょっとした値動きでも不安を抱き、失敗したと思う可能性が高くなります

逆にロボアドバイザーのサービス内容を把握していると、メリット・デメリットが理解でき、より納得してロボアドバイザーを利用することが可能です。

対策:ロボアドバイザーの土台となっている運用戦略を理解する

ロボアドバイザーのサービス内容を理解するために、ぜひ知っておいて欲しいのが、どのような運用戦略を採用しているかです。

一般的なロボアドバイザーでは、「現代ポートフォリオ論」というノーベル経済学賞を受賞した理論を基に運用戦略が作られています。

現代ポートフォリオ理論とは?

1950年代に提唱され、1990年ノーベル経済学賞を受賞した投資手法。
投資家は合理的な判断をすると仮定し、同じ期待収益を上げられる資産ならばリスクの小さい方を選ぶという前提で、投資資産の配分を決める。
参考:マネップ「SUSTENインタビュー|次世代のロボアドバイザー!最新の運用理論や手数料体系を直撃取材! 」(https://www.global-link-m.com/media/tie-up/susten-interview/)

この現代ポートフォリオ理論は、機関投資家や年金基金でも採用されている運用理論です。投資家のなかでは、資産運用における王道とも言われています。

現代ポートフォリオ理論について少しでも理解していれば、各ロボアドバイザーがどのような運用戦略を取っているか、その違いも把握しやすいでしょう。

短期間の運用で解約した

ロボアドバイザーでの失敗例3つ目は、短期間の運用で解約することです。

一部サービスを除いて、ロボアドバイザーは長期・積立・分散投資を前提としており、コツコツ時間をかけて資産を築くことが推奨されています。短期間だけ運用して「全然利益が出ない」と思って解約するのはおすすめしないです。

各ロボアドバイザーの公式サイトでは運用実績が公開されていますが、実際の運用実績は始めるタイミングや運用額によって変わってきます。下落相場でロボアドバイザーを始めると、開始早々損失が出る可能性もあります。

対策:1年以上運用して様子を見る

そのため、ロボアドバイザーを利用する際は、最低でも1年以上の運用がおすすめです。

ロボアドバイザーは世界中の資産に分散投資してリスクを抑えつつ、世界経済の成長原理を利用してリターンを狙います。ロボアドバイザーの利用を失敗したか判断するには、一定期間の運用が必要です。

ロボアドバイザーの中には1,000〜1万円で始められるサービスもあるので、ロボアドバイザーで資産運用を続けても大丈夫か不安な方は、少額だけ入金して様子見してください。実際に1年以上利用して運用実績に満足できたら、投資額を増やして運用してもいいでしょう。

以上、ロボアドバイザー投資で考えられる失敗例と対策方法を解説しました。おさらいとして、ロボアドバイザー投資で失敗する可能性を抑えるポイントをまとめておきます。

失敗せずにロボアドバイザーを利用するポイント
  1. リスク許容度に合った運用コースを選ぶ
  2. 運用戦略を把握する
  3. 1年以上は利用する

上記のポイントを押さえておけば、値動きに惑わされず納得してロボアドバイザーを利用し続けられます。

次章では、これからロボアドバイザーを始めたい方が最初に検討したいおすすめサービスを紹介します。

最初に検討したいおすすめロボアドバイザー

あすすめロボアドサービスを紹介します
ここからは、最初に検討したいおすすめロボアドバイザーを紹介します。

ロボアドバイザーで資産運用を始めたい方は、WealthNavi(ウェルスナビ)・FOLIO ROBO PRO(フォリオロボプロ)・SUSTEN(サステン)の3つから選ぶのがおすすめです。

下記に各ロボアドバイザーの概要をまとめておきます。

  • ウェルスナビ
  • 預かり資産8,000億円・利用者35万人を突破したロボアドバイザー。一般NISAに対応しており、運営会社は東証グロースに上場している。

  • FOLIO ROBO PRO
  • AIが市場を分析し、その予測値に基づいてポートフォリオ自体を変更しながら利回りの最大化を狙うロボアドバイザー。コロナショックからの回復の高さが口コミで評判となった。

  • SUSTEN
  • 手数料が過去の運用実績を上回った時だけ発生する成果報酬型のロボアドバイザー。運用戦略は常に更新されており、独自の投資信託で運用するのも特徴。

では、各サービスを詳しく見ていきましょう。

預かり資産8,000億円突破!一般NISAも利用できる|WealthNavi(ウェルスナビ)

ウェルスナビロゴマーク
ウェルスナビは、預かり資産8,000億円・利用者35万人を突破したおすすめロボアドバイザーです。運営会社は東証グロースに上場しており、ロボアドバイザーの代名詞として人気を集めています。

ウェルスナビでは、6つの質問に答えるだけで5つの運用コースからおすすめを提案してくれます。入金すれば、世界約50ヵ国・12,000銘柄に分散投資が可能です。

また、ウェルスナビでは一般NISA口座が利用できる「おまかせNISA」や税負担を圧縮してくれる機能も提供しています。運用手数料は年率1.1%(税込)と、投資一任型のなかでは標準です。

投資一任型ロボアドバイザーの基本的なサービスが使えて、人気度や運営会社の信用度で選びたい方は、ウェルスナビを選ぶのがおすすめです。

ウェルスナビの詳細はこちら

AIによる分析で実績の最大化を目指す|FOLIO ROBO PRO

FOLIO ROBO PRO公式サイト画像
FOLIO ROBO PROは、国内で初めてAIを導入したロボアドバイザーサービスです。AIが40以上の市場データーを分析し、その予測値に基づいてポートフォリオ自体を変更することで、利回りの最大化を狙います。

FOLIO ROBO PROの魅力は、AIによって高パフォーマンスを維持していること。分散投資を運用戦略としている投資一任型ロボアドバイザーの中で、過去3年間の運用実績が最も優れています。(※)

最低投資金額は10万円と比較的高めですが、積立投資は最低10,000円から始められ、運用手数料もウェルスナビと同じ年率1.1%(税込)です。

そのため、実績重視でロボアドバイザーを選びたい方は、FOLIO ROBO PROがおすすめできます。

FOLIO ROBO PROの詳細はこちら

※当サイト調べ「ロボアドバイザーの最新実績」2023年6月(https://www.global-link-m.com/media/net-securities/robo-advisor/robo-adviser-performance/)

完全成果報酬型で最新の運用手法が利用できる|SUSTEN

SUSTEN見出し用画像
SUSTENは、成果報酬型の手数料体系を採用しているロボアドバイザーです。従来のロボアドバイザーは利用中ずっと手数料がかかりますが、SUSTENでは過去の最高評価額(HWM)を上回った時だけ、運用残高に応じて利益の1.1/6〜1.1/9を手数料として徴収されます。

手数料の概略図 引用:SUSTEN「費用について」(https://susten.jp/fees)

例えば、最高評価額が50万円から51万円に更新された場合、成果報酬の手数料は1834円です。評価額が下落した後に上昇しても、過去最高評価額より低ければ手数料は発生しません

SUSTENの運用戦略は現代ポートフォリオ理論を基にしつつ、最新の運用理論を合わせて作られています。運用戦略は定期的に更新されており、運営会社が独自で作った3つの投資信託でポートフォリオが組まれていることも特徴です。

運用実績に見合った手数料体系や最新の手法で運用するロボアドバイザーを利用したい方は、SUSTENを選ぶといいでしょう。

SUSTENの詳細はこちら

以上、最初に検討したいおすすめロボアドバイザーを3つ紹介しました。どのロボアドバイザーから始めるか迷っている方は、今回紹介した3サービスから選んでください。

次章では、ロボアドバイザーを始めた後のポイント・注意点を解説します。継続的にロボアドバイザーを使っていきたい方は、併せてご参照ください。

運用中のポイント・注意点

利用時のポイント・注意点を解説
サービス内容をしっかり理解して利用すれば、ロボアドバイザーは利用するメリットが多いと言えます。納得して使い続けるためには、以下3つのポイントに注意するといいでしょう。

ロボアドバイザーを利用し続けるためのポイント・注意点

  1. 運用レポートを定期的にチェックする
  2. 投資・経済の勉強をする
  3. 損失が出ても安易にコース変更・解約しない

運用レポートを定期的にチェックする

ロボアドバイザーでは、1ヶ月に1度の頻度で運用レポートを発行しています。運用実績に関して、経済背景を踏まえた解説がまとめられています。

例えば、AIを活用しているFOLIO ROBO PROの運用レポートでは、一般的なロボアドバイザーの実績や主要な株式指数と比較しながら、運用実績を解説するのが特徴です。

運用レポートを定期的にチェックすれば、運用実績の背景が理解できるため、継続の可否が判断しやすいでしょう。

投資・経済の勉強をする

ロボアドバイザーはお任せ投資できるのが魅力ですが、投資・経済の知識があればより自信を持って利用し続けられます。ご自身の出来る範囲で、経済ニュースをチェックしたり本で学んだりして、知識を増やすのがおすすめです。

また、ロボアドバイザーサービスによっては、基本的な投資・経済の知識を解説する記事も公開しています。例えばウェルスナビのコラムサイトでは、資産運用の続け方について子育てや老後といった具体的なケースに合わせて解説された記事が閲覧可能です。

ロボアドバイザーをきっかけに投資・経済の知識を身に付けていけば、運用を続けるモチベーションを維持できるでしょう。

損失が出ても安易にコース変更・解約しない

一部サービスを除いて、ロボアドバイザーは長期・積立・分散投資での利用が推奨されています。損失が出たとしても、すぐにコース変更や解約するのはおすすめしないです。

損失が出たとしても、以下のようなケースが考えられます。

  • 上昇相場での一時的な下落
  • 円高相場で損失が出た
  • リバランスを実施した

損失が気になった場合は運用レポートを確認し、その背景を確認しましょう。また、S&P500や日経225といった主要な株価指数や投資信託の値動きとロボアドバイザーの運用実績を比較するのもおすすめです。

上記を踏まえても運用実績に納得ができなかったら、コース変更や解約を検討してもいいでしょう。

まとめ

当ページでは、投資経験者が「ロボアドバイザーはやめとけ」と言う理由や失敗例とその対策について解説しました。

口コミ・評判を調査したところ、投資経験者が「ロボアドバイザーはやめとけ」と言う主な理由は、以下の3つが挙げられます。

ロボアドバイザーはやめとけと言われる理由

  • 投資信託より手数料が高い
  • 同じようなポートフォリオは自分で組める
  • 投資の知識が身に付きにくい

上記に納得できる方は、ロボアドバイザーはおすすめしないです。

しかし、ポートフォリオを組んだり銘柄を選んだりするのが大変だと思う方は、ロボアドバイザーの利用がおすすめです。これからロボアドバイザーを使いたい方は、以下のポイントを押さえておきましょう。

失敗を避けるロボアドバイザーの選び方
  • サービス内容・運用戦略を理解する
  • リスク許容度に合った運用コースを選ぶ
  • 1年以上を利用して運用実績を確認する

以上を踏まえて、ご自身に合ったロボアドバイザーを選べば納得して資産運用を始められるでしょう。最初に検討したいおすすめロボアドバイザーを再度確認したい方は、以下のボタンから戻れます。

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