つみたてNISAの始め方は、いたって簡単。金融機関の証券口座と一緒につみたてNISAの口座開設をするだけです。
つみたてNISA口座は、ネット証券で開設するのがおすすめ。取扱銘柄数が多く、スマホでいつでも管理できるからです。特に、以下の5社がつみたてNISA口座におすすめのネット証券です。
- おすすめ①:【米国株式】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- おすすめ②:【世界株式】ニッセイ外国株式インデックスファンド
- おすすめ③:【先進国株式】eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- おすすめ④:【日本株式】ニッセイ日経225インデックスファンド
- おすすめ⑤:【資産複合】セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
当記事では、つみたてNISA口座の始め方に加えて、上記のネット証券について詳細に解説します。始め方を解説した後は、つみたてNISAで運用したい投資信託の選び方と、おすすめ銘柄をご紹介。
この記事の始め方を参考に、ご自身に合ったネット証券と投資信託を見つけてみてください。
今すぐつみたてNISAおすすめのネット証券のランキングへ行きたい方はこちら
目次
つみたてNISAを始め方4STEP

早速、つみたてNISAを始める手順を簡単に説明します。始め方はいたって簡単。以下の4STEPで、つみたてNISAの準備が完了します。
- つみたてNISA口座を開設する証券会社を選ぶ
- 口座開設手続きをする
- つみたてNISAで運用する投資信託を選ぶ
- 毎月の積立額を決める
つみたてNISAのおすすめネット証券や初心者におすすめ投資信託は、次章以降で解説するので安心してください。あらかじめ始め方を把握しておいて、スムーズにつみたてNISAでの資産運用を始めましょう。
①つみたてNISA口座を開設する金融機関を選ぶ
まずは、つみたてNISA口座を開設する金融機関を選びましょう。ただ、つみたてNISA口座を開設できる金融機関は数多く存在し、つみたてNISA口座は1人につき1つしか開設できません。
つみたてNISA口座を開設できる金融機関
- 総合証券会社:野村證券、大和証券など
- ネット証券:SBI証券、楽天証券など
- 銀行:ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行など
どこの金融機関で口座解説するか迷った初心者は、ネット証券がおすすめ。オンラインで簡単につみたてNISAの口座が開けますし、以下のメリットがあるからです。
- 取扱銘柄数が豊富
つみたてNISA対象の投資信託のほとんどを取り扱っており、自分に合った銘柄で運用できる。 - 最低買付金額が安い
最低100円から購入できるため、自分に合ったペースで積立投資ができる。 - オンラインでいつでも管理可能
スマホでいつでも資産が確認でき、銘柄も簡単に検索できる。 - ポイント還元など各種サービスが充実
つみたてNISAの運用額に応じてポイントが付与されたり、クレジットカード積立ができる。
とはいえ、国内のネット証券会社も数多く、どのネット証券でつみたてNISAを始めたらいいか迷ってしまうでしょう。つみたてNISA口座におすすめのネット証券は、次章で解説します。今すぐおすすめが知りたい方は、以下のリンクから移動可能です。
つみたてNISAにおすすめのネット証券会社はこちら
②口座開設手続きをする
つみたてNISA口座を開くネット証券が決まったら、口座開設の手続きをしましょう。申し込み方法は、以下の流れで進めます。スムーズにいけば5分程度で申し込みが完了し、最短翌営業日から取引が可能です。
- オンラインで申し込む
- 必要事項を記入する
- 必要書類を提出する
- 口座開設完了のハガキを受け取る
- つみたてNISA口座の開設手続きをする
まずは、つみたてNISA口座を開くネット証券のホームページへアクセスし、口座開設のページへ移動しましょう。もしオンラインではなく郵送で申し込みたい方は、申込書をオンラインで取り寄せ可能です。
次に、必要事項を記入していきます。本人情報や勤務情報といった基本的な内容を記入し、開設する口座の種類を選択します。基本的に、初心者は特定口座(源泉徴収あり)で問題ありません。

同時に、つみたてNISAの申し込みにチェックを入れましょう。

必要事項の記入が完了したら、必要書類を提出します。マイナンバーカード(通知カード)と本人確認書類(運転免許証など)の2点を用意してください。スマホのカメラで撮影し、アップロードしたら完了です。
アップロードが完了したら、審査へ移ります。無事に審査に通過したら、審査結果のメールとログイン情報が書かれたハガキが送られます。ハガキを受け取ったらマイページへログインすれば終了です。
③つみたてNISAで運用する投資信託を選ぶ
つみたてNISAの口座開設が完了したら、運用する投資信託を選びましょう。ネット証券なら簡単に銘柄検索が可能です。つみたてNISA口座を開設したネット証券へアクセスし、投資信託の検索画面へ移動します。

検索条件の「つみたてNISA」チェックを入れたら、つみたてNISAで運用可能な投資信託の一覧が表示されます。

気になる銘柄が見つかったら、詳細ページで銘柄情報を確認しましょう。運用を決めたら、そのまま購入手続きへ進められます。

④毎月の積立額を決める
運用する銘柄が決まったら購入手続きへ進み、毎月の積立金額を設定します。つみたてNISAの非課税枠は、年間40万円です。それ以上の金額の積立も可能ですが、40万円を超えた分は課税対象となります。
そのため、毎月の積立金額は33,333円が目安となります(40万円 ÷ 12ヶ月)。必ずしも非課税枠を全部使う必要はないので、ご自身が運用に使える資金だけ積み立てましょう。
続いて、分配金コースを選択します。投資信託の運用で得た分配金は受け取りか再投資の2種類から選びますが、再投資型を選んでください。
長期資産運用で大切なのは、運用利益を再投資すること。利益も運用資金に回すことで、将来のリターンが大きくなるのです(複利効果)。
最後に、運用する投資信託の詳細情報がまとまった目論見書を確認し、注文内容を確認して発注すれば完了です。
おすすめネット証券をランキングで紹介

それでは、つみたてNISA口座におすすめのネット証券をご紹介します。これからつみたてNISAで資産運用する初心者は、以下の5社から選べば失敗はありません。
- つみたてNISAおすすめ1位:SBI
- つみたてNISAおすすめ2位:楽天証券
- つみたてNISAおすすめ3位:松井証券
- つみたてNISAおすすめ4位:マネックス証券
- つみたてNISAおすすめ5位:LINE証券
上記のネット証券について、おすすめする理由を簡単に説明すると下記の通りです。
- SBI証券 ネット証券No1!初心者に嬉しいサービスが充実しており、SBI証券口座一つであらゆる金融商品に投資可能。
- 楽天証券 楽天ポイントと楽天カードで投資信託の積立投資が可能。運用額に応じてポイントも付与される。
- 松井証券 運用のアドバイスをしてくれる「投信工房」など、初心者に嬉しいサービスが充実。対象銘柄を運用すれば、手数料の一部がキャッシュバックされる。
- マネックス証券 マネックスカードで積立投資すればポイント1.1%還元。米国株にも力を入れている。
- LINE証券 LINEアプリから簡単に注文できるスマホ証券。最短翌営業日に取引が始められる。
では、つみたてNISAにおすすめネット証券の詳細情報を、一つずつ解説していきます。
おすすめ1位:SBI証券 – ネット証券No1!初心者に嬉しいサービスが充実

SBI証券は、口座開設数No1の総合ネット証券。あらゆる金融商品を取り扱っているため、初心者から上級者まで、幅広い投資家に愛用されています。
つみたNISAの取扱銘柄数は177本で、全ての銘柄で買付手数料が無料(ノーロード)。最低100円から購入できるので、資金が少ない方でも気軽に始められます。
ポイントサービスにも力を入れており、つみたてNISAの運用額に応じて、Tポイント・Pontaポイント・dポイントのいずれを付与。特にTポイントなら、投資信託の購入で利用可能です。
さらに、三井住友カードを使ったクレジットカードの積立投資にも対応。購入金額0.5%のVポイントも付与されるので、お得に積立投資ができます。
つみたてNISAに限らず株式投資や債券投資など、他の資産運用を検討している方は、SBI証券でつみたてNISA口座を開設するのがおすすめです。
SBI証券のつみたてNISA詳細情報 | |
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取扱銘柄数 | 177本 |
最低買付金額 | 100円 |
買付手数料 | 無料 |
積立頻度 | 毎日・毎週・毎月 |
スマホアプリ | かんたん積立アプリ |
リアルタイム入金 | 住信SBIネット銀行 |
ポイント還元 | TポイントPontaポイントdポイントVポイント(クレカ積立) |
ポイント投資 | Tポイント※金額指定の購入のみ |
クレジットカード積立 | 三井住友カード |
ネット証券人気No1!
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おすすめ2位:楽天証券 – 楽天ポイントと楽天カードで積立投資できる

つみたてNISAの始め方で、2番目のおすすめは楽天証券です。SBI証券に並ぶ総合ネット証券で、普段から楽天サービスを利用している投資家に根強い人気があります。
つみたてNISAの取扱銘柄数は179本と、ネット証券ではNo1。全ての銘柄で買付手数料が無料となっており、最低100円から積立が可能です。
楽天証券のつみたてNISAを利用するメリットは、積立投資で楽天ポイントが使えること。SBI証券のTポイント投資は金額指定の購入だけ対応していますが、楽天ポイントなら毎月の積立投資で利用できます。
楽天カードの積立投資にも対応しており、当然ながら購入金額に対して1%の楽天ポイントが還元されます(2022年9月より1%→0.2%へ変更)。
普段から楽天サービスを利用しており、つみたてNISA以外の資産運用を検討している方は、楽天証券でつみたてNISA口座を開設するのがおすすめです。
楽天証券のつみたてNISA詳細情報 | |
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取扱銘柄数 | 179本 |
最低買付金額 | 100円 |
積立頻度 | 無料 |
スマホアプリ | iSPEED※つみたてNISAは保有資産の管理のみ |
リアルタイム入金 | 楽天銀行 |
ポイント還元 | 楽天ポイント |
ポイント投資 | 楽天ポイント |
クレジットカード積立 | 楽天カード |
楽天ポイントが貯まる!使える!
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おすすめ3位:松井証券 – 手数料の一部をキャッシュバック

つみたてNISAの始め方で、3番目のおすすめは松井証券です。国内で最初にインターネット取引を開始した、知る人ぞ知る人気の総合ネット証券です。
つみたてNISAの取扱銘柄数は179本と、楽天証券と同じくネット証券でNo1。全ての銘柄で買付手数料は無料となっており、最低100円から購入が可能です。
松井証券でつみたてNISA口座を開くと、運用のアドバイスをしてくれるロボアドバイザーが利用できます。8つの質問に回答するだけで、ご自身にあった運用方法や資産配分(ポートフォリオ)を提案。初心者でも安心して運用が始められます。
さらに、対象の投資信託を保有すると、信託報酬の一部がキャッシュバックされます。信託報酬は、投資信託を保有するだけでかかる手数料です。信託報酬を抑えられる程、運用に回せる資金が増えるので、将来のリターンが期待できます。
また、投資信託の保有金額に応じて松井証券ポイントを付与。各種商品の交換はもちろん、投資信託の購入にも使える便利なポイントサービスです。
つみたてNISAを利用した長期資産運用で手厚いサービスを受けたい方は、松井証券のつみたてNISA口座を開設するのがおすすめです。
松井証券のつみたてNISA詳細情報 | |
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取扱銘柄数 | 179本 |
最低買付金額 | 100円 |
積立頻度 | 毎月 |
スマホアプリ | 投信アプリ |
リアルタイム入金 | ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行など |
ポイント還元 | 松井証券ポイント |
ポイント投資 | 松井証券ポイント |
クレジットカード積立 | – |
初心者に嬉しいサービスが充実!
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おすすめ4位:マネックス証券 – クレジットカード積立がお得

つみたてNISAの始め方で、4番目のおすすめはマネックス証券です。近年人気急上昇中のネット証券で、特に米国株に力を入れているのが特徴です。
つみたてNISAの取扱銘柄数は151本。最低100円から1円単位購入でき、買付手数料は全ての銘柄で無料となっています。
マネックス証券でつみたてNISAを始めるメリットは、クレジットカード積立がお得なこと。専用のマネックスカードで積立投資すれば、購入金額の1.1%のポイントを付与。投資信託の積立投資において、最大の還元率を誇ります。貯めたポイントは、他社ポイント・取引手数料・暗号資産と交換が可能です。
つみたてNISAを使った長期資産運用に加えて、米国株式投資にも挑戦したい方は、マネックス証券でつみたてNISA口座を開設するのがおすすめです。
マネックス証券のつみたてNISA詳細情報 | |
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取扱銘柄数 | 151本 |
最低買付金額 | 100円 |
積立頻度 | 無料 |
スマホアプリ | マネックスアプリ |
リアルタイム入金 | 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行など |
ポイント還元 | マネックスポイント |
ポイント投資 | – |
クレジットカード積立 | マネックスカード |
クレカ積立のポイント還元がお得!
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おすすめ5位:LINE証券 – 始めやすさが評判のスマホ証券

つみたてNISAの始め方で、5番目のおすすめはLINE証券です。近年注目を集めているスマホ証券の一つで、LINEアプリで取引ができる利便性が特徴です。
LINE証券の魅力は、初心者が使いやすい工夫があること。取引画面はシンプルさを追求しており、投資が初めての方でも操作しやすくなっています。
口座開設も最短5分で完了し、早ければ翌日から取引可能です。
つみたてNISAの取扱銘柄数は9本と、他のネット証券と比べて少ないです。その代わり、初心者におすすめできる銘柄を厳選しており、どれで運用するか選びやすくなっています。
投資信託は最低1,000円から購入でき、買付手数料は全て無料。各LINEサービスで貯まったLINEポイントも利用できます。
またLINE証券は、単元未満株の取り扱いにも力を入れています。少ない資金で簡単に株式の売買が可能。LINE証券がきっかけで、株式投資を始められた方が多くいらっしゃいます。
株式投資も気軽に始めたい方は、LINE証券のつみたてNISA口座を開設するのがおすすめです。
LINE証券のつみたてNISA詳細情報 | |
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取扱銘柄数 | 9本 |
最低買付金額 | 1,000円 |
積立頻度 | 毎月 |
スマホアプリ | LINEアプリ |
リアルタイム入金 | LINE Pay残高 |
ポイント還元 | – |
ポイント投資 | LINEポイント |
クレジットカード積立 | – |
スマホで簡単運用!
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つみたてNISAで運用したい投資信託の選び方

つみたてNISA対象の投資信託は全部で179本(2022年3月現在)用意されており、この中から自分に合った銘柄を選ぶ必要があります。
つみたてNISAで運用する投資信託の銘柄選びは、以下の3つをチェックすればOK!初心者でも簡単に見つけられます。
- 世界中に分散投資している
- 純資産額が1,000億円以上
- 信託報酬が1%以下
各チェック項目を、一つずつ詳しく解説していきます。
世界中に分散投資している
まずは、投資信託の投資対象をチェックしましょう。これからつみたてNISAで資産運用を始める初心者は、世界中に分散投資している銘柄を選んでください。つみたてNISAの資産運用は、投資先を分散することが大切。一つの投資先で損失が出たとしても他の投資先から利益得られれば、全体のリスクを抑えられるからです。
特定の国や資産に集中投資している銘柄は大きな利益を狙えますが、その分大きな損失が出るリスクも潜んでいます。
そのため、つみたてNISAで最初に運用するのは、世界中に分散投資できる投資信託がおすすめ。ある程度慣れたら、特定の国や資産を運用する銘柄も購入して、利益を狙ってもいいでしょう。
純資産額は1,000億円以上
次にチェックするのは、投資信託の純資産額です。純資産額とは、投資信託が運用している資金の総額のことです。これからつみたてNISAで資産運用を始める初心者は、純資産額が100億円以上の銘柄を選んでください。純資産額が大きい銘柄ほど、運用停止のリスクが低いからです。つみたてNISAの非課税期間は運用開始から20年間なので、安全に運用が続けられる銘柄を選ぶのが望ましいです。
もし純資産額が比較的少ない銘柄だとしても、金額が順調に増加していれば運用停止のリスクは低いと考えられます。つみたてNISAで長期的な資産運用をする場合は、純資産額をしっかり確認しましょう。
信託報酬は1%以下
最後にチェックするのは、信託報酬の割合です。信託報酬とは、投資信託の保有中に発生する手数料を指します。これからつみたてNISAで資産運用を始める初心者は、信託報酬が1%以下の銘柄を選んでください。信託報酬が安ければ、その分運用に回せるため、将来のリターンも期待できます。手数料を抑えることは、つみたてNISAの資産運用において非常に重要な要素です。
投資信託は、経済指数に合わせて運用するインデックスファンドと、指数を上回るリターンを狙うアクティブファンドの2種類に分られます。
インデックスファンドの方が運用コストがかからず、信託報酬も安くなっています。 アクティブファンドは大きな利益が狙えますが、信託報酬が比較的高く、損失のリスクも大きいです。
そのため、つみたてNISAで運用する投資信託は、インデックスファンドをおすすめされることが多いです。
積立NISAにおすすめの投資信託

そこで、つみたてNISAの対象投資信託を徹底分析し、最初に運用したいおすすめ銘柄を厳選しました。
- つみたてNISAおすすめ①【米国株式】
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) - つみたてNISAおすすめ②【世界株式】
ニッセイ外国株式インデックスファンド - つみたてNISAおすすめ③【先進国株式】
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス - つみたてNISAおすすめ④【日本株式】
ニッセイ日経225インデックスファンド - つみたてNISAおすすめ⑤【資産複合】
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
上記の5つは、つみたてNISA対象の投資信託で純資産額が大きく、信託報酬が安い銘柄です。各銘柄の詳細情報を、一つずつ見ていきましょう。
【世界株式】ニッセイ外国株式インデックスファンド
ニッセイ外国株式インデックスファンドは、日本を除いた世界中の株式に投資できる、つみたてNISAおすすめの投資信託です。世界の経済指数「MSCIコクサイ・インデックス」との連動を目指しており、純資産額は3,400億円を超えています(2022年2月)。
信託報酬は0.1023%と、つみたてNISA対象銘柄の中でも低水準となっています。つみたNISAで、手軽に世界中の株式へ分散投資できる銘柄です。
投資先 | 世界(日本除く) |
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資産タイプ | 株式 |
純資産額 | 3,487.79億円(2022年2月27日) |
信託報酬 | 0.1023% |
【先進国株式】eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、先進国の株式に分散投資する、つみたてNISAおすすめの投資信託です。「MSCIコクサイ・インデックス」の指数連動を目標としていますが、投資先は先進国株式に限定。その内7割以上は米国株式で構成されています。純資産額は2,800億円を超えています(2022年2月)。
信託報酬は0.1023%と、つみたてNISA対象銘柄の中でも低め。これ一つで、世界経済の基準となる先進国株式に分散投資できる銘柄となっています。
投資先 | 先進国 |
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資産タイプ | 株式 |
純資産額 | 2833.59億円(2022年2月27日) |
信託報酬 | 0.1023% |
【米国株式】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国株式に分散投資できる、つみたてNISAおすすめ投資信託です。米国の経済指数「S&P500」との連動を目指しており、純資産額は9,500億円以上と、つみたてNISA対象銘柄の中ではトップの金額です(2022年3月)。
信託報酬は0.0968%と0.1%を切っていっます。コストを抑えつつ成長著しい米国の株式に投資できる、つみたてNISAで特に人気の高い銘柄です。
投資先 | 米国 |
---|---|
資産タイプ | 株式 |
純資産額 | 9588.09億円(2022年2月27日) |
信託報酬 | 0.0968% |
【日本株式】ニッセイ日経225インデックスファンド
ニッセイ日経225インデックスファンドは、日本株式に分散投資できる、つみたてNISAおすすめの投資信託です。日本の経済指数である「日経平均株価」との連動を目指しており、純資産額は1,900億円を超えています(2022年2月)。日経平均株価の採用銘柄から200銘柄を、同じ株数で投資するのが特徴です。
信託報酬は0.275%と、つみたてNISAの中では標準的な水準です。つみたてNISAで、我が国の株式に満遍なく投資できる銘柄となっています。
投資先 | 日本 |
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資産タイプ | 株式 |
純資産額 | 1900.06 億円(2022年2月27日) |
3年利回り | +29.11% |
信託報酬 | 0.275% |
【資産複合】DCニッセイワールドセレクトファンド
DCニッセイワールドセレクトファンドは、世界中の株式・債券に投資できる、つみたてNISAおすすすめの投資信託です。国内株式・国内債券・国外株式・国外債券のインデックスファンドによって構成されており、4つのコースから選択可能。利益重視ほど、株式の比率が高くなります。
純資産額は4コース合計で1000億円を超えており、信託報酬は0.154%とつみたてNISAの中では低水準。複数の資産にまとめて投資できるので、いくつも銘柄を選ぶのが大変な方におすすめです。
投資先 | 世界 |
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資産タイプ | 資産複合 |
純資産額 | 標準コース:501.75億円(2022年2月27日) |
3年利回り | 標準コース:18.69% |
信託報酬 | 0.154% |
【始め方を知る前に】つみたてNISAの基礎知識

以下の3つだけ押さえれば、つみたてNISAについて十分に理解できるでしょう。
-
運用で得た利益が20年間非課税
投資可能期間は2042年まで
長期・積立・分散投資に適した銘柄を厳選
つみたてNISA自体を理解しておくと、つみたてNISAの運用もスムーズに進められます。
①運用で得た利益が20年間非課税
つみたてNISAとは、2018年からスタートした長期・積立・分散投資を支援する国の非課税優遇精度です。対象の投資信託・上場投資信託(ETF)をつみたてNISA口座で保有すると、運用で得た利益が非課税となります。本来投資で利益を得ると、利益に対して20.315%の税金が課せられます。しかし、つみたてNISAで保有していれば、20年間は徴収されません。
非課税対象期間は、運用開始年から20年間。例えば、2021年に購入した場合、2041年までに得た利益は課税されません。
非課税期間が終了した資産は、一般口座・特定口座へ自動的に払い出されます。先程の例を使うと、2042年からは一般口座もしくは特定口座へ移動し、その年から20.315%の税金が課せられます。
②投資可能期間は2042年まで
つみたてNISAは2042年の実施期間は、2042年までと定められています。2042年までに購入した投資信託は、購入年から20年間非課税です。
引用:金融庁「つみたてNISAの概要」(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html)
2018年に購入した投資信託は2038年で非課税期間が終了しますが、2038年に購入した投資信託は、2058年まで非課税対象になります。
③非課税対象額は年間40万円
つみたてNISAでは、毎年40万円までが非課税対象です。つみたてNISAの非課税枠をフルで活用すると、最大800万円となります。1年間で40万円までなので、40万円を超えた分は課税対象となります。
④長期・積立・分散投資に適した銘柄を厳選
つみたてNISAで運用できる金融商品は、金融庁が選んだ長期・積立・分散投資に適した投資信託です。つみたてNISAで資産形成を始めるなら、この長期・積立・分散投資の考え方を理解しておきましょう。
長期・積立・分散投資の考え方
- 長期 時間をかけて投資し続けることで、経済成長に合わせて資産形成が期待できる。
- 積立 一定間隔で投資することで買うタイミングを考える必要がなく、少額でコツコツ続けられる。
- 分散 異なる投資地域・資産に投資することで、価格変動のリスクを抑えられる。
対象銘柄は、少額から購入できて信託報酬も低いのが特徴。どなたでも将来の資産形成がしやすい銘柄となっています。
一般NISAとの違い
一般NISAとの違いは、対象商品・非課税枠・非課税期間の3点です。一般NISAの対象商品は、株式と投資信託となっています。上場投資信託(ETF)や不動産投資信託(リート)も対象なので、幅広い金融商品が非課税対象です。
非課税枠は年間120万円と、つみたてNISAよりも金額が大きくなっています。ただし非課税期間は5年間と、つみたてNISAよりも短いです。そのため、一般NISAの枠をフルで利用すると、最大600万円が非課税となります。
投資対象 | 年間非課税枠 | 非課税期間 | 最大投資枠 | |
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つみたてNISA | 株式・投資信託 | 120万円 | 5年間 | 600万円 |
一般NISA | 金融庁が選定した投資信託 | 40万円 | 20年間 | 800万円 |
注意点として、つみたてNISAと一般NISAの併用はできません。一般NISA口座を開設してしまうと、つみたてNISA口座は開けません。
そのため、ご自身の資産運用の方針を鑑みて、どちらのNISA口座を開くか検討する必要があります。
まとめ:積立NISAの始め方は簡単!自分に合った投資信託で将来の資産を形成しよう
当記事では、つみたてNISAの始め方について解説しました。 つみたてNISAの始め方は、いたって簡単。ネット証券の口座開設と同時につみたてNISA口座開設の手続きをするだけです。 つみたてNISAにおすすめのネット証券は、以下の5社です。初心者は、以下のネット証券から選べば失敗はないでしょう。- SBI証券 ネット証券No1!初心者に嬉しいサービスが充実しており、SBI証券口座一つであゆゆる金融商品に投資可能。
- 楽天証券 楽天ポイントと楽天カードで投資信託の積立投資が可能。運用額に応じてポイントも付与される。
- 松井証券 運用のアドバイスをしてくれる「投信工房」など、初心者に嬉しいサービスが充実。対象銘柄を運用すれば、手数料の一部がキャッシュバックされる。
- マネックス証券 マネックスカードで積立投資すればポイント1.1%還元。米国株にも力を入れている。
- LINE証券 LINEアプリから簡単に注文できるスマホ証券。最短翌営業日に取引が始められる。
つみたてNISAの口座開設が完了したら、さっそく運用する投資信託を選びましょう。以下の5銘柄が、最初の運用対象としておすすめさせていただきました。
- つみたてNISAおすすめ①【米国株式】
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) - つみたてNISAおすすめ②【世界株式】
ニッセイ外国株式インデックスファンド - つみたてNISAおすすめ③【先進国株式】
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス - つみたてNISAおすすめ④【日本株式】
ニッセイ日経225インデックスファンド - つみたてNISAおすすめ⑤【資産複合】
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
将来の資産形成は、つみたてNISAで始めるのがおすすめです。もう一度つみたてNISAおすすめのネット証券ランキングが見たい方は、以下のリンクをご利用ください。
つみたてNISAおすすめネット証券ランキングへ戻る
以降は、つみたてNISAの始め方に関するQ&Aです。こちらも合わせてご参照ください。
始めるタイミングは?
つみたてNISAを始めるタイミングは、可能な限り早い方がいいです。つみたてNISAの投資可能期間は、2042年までです。始めるタイミングが遅いと、その分非課税枠は年々減っていきます。少額でも構いませんので、なるべく早く始めるのがおすすめです。
また、始めるタイミングが早いほど運用期間も長くできるので、将来のリターンも大きくなる可能性があります。
つみたてNISAに関わらず、長期資産運用は時間が最大の武器。この機会をきっかけに、ご自身の資産形成をスタートしてみてください。
iDeCo(イデコ)との違いは?
iDeCo(イデコ)は、別名「確定拠出年金」と言われている年金制度です。対象の金融商品で掛金を運用し、60歳に老齢給付金として受け取ります。加入が任意の年金摂氏度なので、必ずしも利用する必要はありません。
iDeCoの特徴は、所得税の控除が受けられ、運用で得た利益も非課税になること。その代わり、一度掛金を拠出すると60歳まで引き出しができません。
そのためiDeCoは、老後に回せる余裕資産がある方におすすめの年金制度となります。
大学生でも始められる?
つみたてNISAは、大学生からでも始められます。大学生に限らず、未成年からも運用可能です。未成年の方はつみたてNISAではなく、ジュニアNISAが対象となります。