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不動産投資と他の投資はどう違うの?図解を用いて徹底比較!
『レイビー』は不動産投資の情報をまとめたサイトですが、世の中には不動産投資以外にも、積立投信、株式投資、FXなど、さまざまな投資商品があります。
この記事では、「不動産投資と他の投資商品との違い」や「不動産投資の特徴」を投資初心者の人でも理解できるように解説しています。
注)この記事では、不動産投資に関しては「一棟経営」を前提に言及しています。
※この記事では「不動産投資と他の投資の違い」ついて紹介しています。もしこの記事をお読みの方の中に、まずは「不動産投資」について知っておきたいと方がいらっしゃいましたら、「5分でわかる不動産投資とは?メリット・デメリットとリスク回避方法」をお読みください。
投資商品とリスク・リターンの関連性
株式投資や投信積立など、報酬手数料を支払って契約する投資は全て投資商品です。
これらの投資商品は、「投資した時間やお金が減るもしくは全て消える危険性を示すリスク」と、「利益を示すリターン」によって、ロー、ミドル、ハイの3つに分けられています。
この図は、投資商品とリスクの関連性を表したものです。
投資商品の中でハイリスク・ハイリターンなのは海外株式、ローリスク・ローリターンなのは国内債券(個人向け国債)や預貯金であることがわかります。
一方、不動産投資は、ミドルリスク・ミドルリターンの投資商品です。
土地や物件の価格はUSドルのように、日々、値動きするものではありません。
また、土地価格には国税庁の示す「路線価」という基準があり、物件価格であれば国土交通大臣の指定を受けた不動産流通機構が運営するコンピュータ・ネットワーク・システム「レインズ」が基準になっています。
つまり、不動産価格は国の定めた基準を参考に決められているので、突然価格が高騰したり暴落したりすることは少なく、比較的安定した投資商品といえるでしょう。
不動産投資と主な投資商品の特徴
では、不動産投資と他の投資の違いは、どこにあるのでしょうか。
不動産投資と株やFXなどのマネー系投資の特徴をご紹介します。
株やFXなどのマネー系投資の特徴
株やFXなどのマネー系投資(ペーパーアセット)は、「この銘柄を何口購入することで、1年後にはどのくらいのリターンが見込めるのか」、「レバレッジ(少ない金額で大きな取引をすること)により、この通貨でのリターンが何倍に伸びるのか」といった、「データを読み込む力をどれだけ持っているか」がポイントとなります。
頭脳戦ともいえるようなゲーム性と経済全体を見据える感覚を味わえることが、マネー系投資の醍醐味といえるでしょう。
不動産投資の特徴
一方、実物投資である不動産投資の場合はどうでしょうか?
不動産投資には大きく分けて、「家賃収入(インカムゲイン)が目的の不動産投資」と、「物件価格上昇(キャピタルゲイン)が目的の不動産投資」の2つに分けられます。
また、不動産投資は一連の投資の中でも特に事業性の高い投資とされており、日本では物件価格上昇(キャピタルゲイン)よりも、家賃収入(インカムゲイン)を目的とした不動産投資の割合の方が高くなっています。
家賃収入目的の不動産投資は、自身で一棟を入居者管理・建物管理をおこなう場合、入退去時などの手続き、トラブルが起こった際の対応、物件の手直しなど、経営者・管理者としての手腕が必要です。
つまり、PCやスマホの画面を覗いてクリックやタップをすればOKではなく、対面でのコミュニケーションが必要だということです。
不動産投資は自分の努力が反映される
不動産投資には、他の投資にはない大きな特徴があります。
それは、「自分の努力を物件の価値に反映できること」です。
これは不動産投資の“売り”でもあり、他の投資との大きな違いでしょう。
例えば、株や外貨や国債を買う場合、株は発行している企業から、外貨や国債は発行している国から購入しますが、株や外貨や国債に投資をする際は、事前に企業や国が公示している情報を読み解き、今後情勢がどうなるか、あらかじめ予測を立てる必要があります。
ただし、あくまで予測であり、第三者の影響を大きく受けるため、どんなに予測を立てようがはずれる可能性もあるのです(予測を立てる時間がない場合や立てられる自信がない場合は、信託銀行などに手数料を払って運用を任せる方法もあります)。
さらにいうと、株や外貨は、購入したら、後はその銘柄を「追加購入する」「保持する」「手放す」の3択しかありません。
しかし、不動産投資は次の努力をすれば、価値を向上させることができます。
このように不動産投資の場合は、オーナー自らが主体的に努力することにより、物件の価値を上げることができます。
他者依存ではなく、主体性のある投資であること。それが、不動産投資の醍醐味です。
不動産投資について詳しくは、「5分でわかる不動産投資とは?メリット・デメリットとリスク回避方法」でも紹介しています。あわせてご覧ください。
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監修:小泉 由貴乃(レイビー編集長)
管理業務主任者、マンション管理士、3級ファイナンシャル・プランニング技能士