不動産投資の成功率を高めるために必要なことを解説!成功事例も紹介

2021.12.3   2022.4.8
レイビー編集長 小泉由貴乃レイビー編集部
不動産投資 成功 不動産投資とは

不動産投資を始める目的の一つとして、「今ある資産を増やすこと」が挙げられるでしょう。

しかし、不動産投資は「投資」である以上、必ず成功するとは限りません。
計画を立てずに始めてしまうと、失敗してしまうリスクは高まります。

そこで今回は、不動産投資の成功率を高めるために必要なことについて解説します。

成功事例もご紹介しますので、不動産投資を成功させたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

不動産投資の成功とは?

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「成功」の定義は、人それぞれ異なるでしょう。

そのため不動産投資が成功したと判断するためには、不動産投資を行う目的や最終的なゴールをご自身で決めておかなければなりません。

では、不動産投資における「成功」とはどのような状態でしょうか?

たとえば、不動産投資における最終的な収支がプラスになれば成功だと考える人もいます。
つまり、不動産投資でかかった費用よりも、家賃収入と物件の売却代金との合計の方が大きければ、成功であるということです。

最終的な収支をプラスにするためには、月々のキャッシュフローだけでなく、出口戦略、つまり売却するタイミングの見極めも重要だといえるでしょう。

また、決まった時期までにキャッシュを貯めることを目的として不動産投資を始める人もいるでしょう。
その場合は、月々のキャッシュフローが目標金額に到達していることが成功か否かの判断基準になるでしょう。

いずれにせよ、不動産投資で成功するためには、不動産投資を行う目的や最終的なゴールを決めておくことが大切です目的や目標によって、戦略の立て方が異なるからです。

不動産投資に興味のある人は、まずは不動産投資を行う目的を明確にすることから始めるとよいでしょう。

不動産投資の成功率を高めるためには?

不動産投資 成功

ここでは、不動産投資の成功率を高めるためにできることを解説します。

ただし、不動産投資における「成功」は人それぞれ異なるだけでなく、成功率を示した公的な統計データなどもありません。

ご紹介する方法に加えて、ご自身の考える「成功」に近づけるための戦略を考えていくことをおすすめします。

不動産投資に関する知識を身に付ける

不動産投資で成功するためには、物件選びはもちろんのこと、運用中の判断もご自身でできるだけの知識を身に付けることが必要不可欠です。

まずは不動産投資に関する書籍を読んだり、セミナーに参加したりして、不動産投資に関する情報収集から始めましょう。

一口に「不動産投資」といっても、種類や規模はさまざまです。不動産投資の勉強をしながら、ご自身に合う手法を探していくとよいでしょう。

自己資金を準備する

不動産投資を行うにあたり、ある程度の自己資金を準備しておくことをおすすめします。

物件をフルローンで購入することも可能ですが、物件価格や規模に応じた自己資金を準備することは、不動産投資の成功率を高めることにつながります。

自己資金を準備して頭金を入れてローンを組むと借入金額の割合が減るので、フルローンを組むよりもキャッシュフローは良くなります。

また、手元に資金(キャッシュ)があれば、急な出費が必要になった場合でも対応しやすくなるでしょう。

物件選定を念入りに行う

不動産投資では、購入時の物件選びが非常に大切です。

不動産という特性上、物件購入後にできることは限られてしまいます。立地は特に重要なポイントの1つなのですが、後から変えられないものなので、事前にしっかり検討しましょう。

良い条件の物件は他の人も狙っているため、すぐには見つけられないかもしれません。
時間をかけて、ご自身に合う物件を地道に探していくことをおすすめします。

信頼できる不動産会社を選ぶ

不動産投資の成功率を高めるためには、パートナーとなる不動産会社選びも重要です。

不動産会社によって、得意分野や管理方針、投資家との関わり方などが異なります。
さらに、担当者によっても対応に差があるでしょう。

不動産投資では、物件の購入・売却や管理委託など、さまざまな場面で不動産会社との関わりがあります。

必ず複数社を比較検討した上で、信頼できる不動産会社を選びましょう。

不動産投資に向いている人・向いていない人の特徴

不動産投資に向いている人

ここでは、不動産投資に向いている人・向いていない人の特徴について解説します。
ご自身の現状や性格などを踏まえて、ぜひ参考にしてみてください。

不動産投資に向いている人の特徴

まずは不動産投資に向いている人の特徴を解説します。
これから不動産投資を始めようと検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

長期的な計画を立てられる人

不動産投資は、所有物件を貸し出して入居者から家賃収入を得る投資方法で、数年~数十年間、長期に渡って運用していくのが一般的な手法です。

不動産投資の成功率を高めるためには、あらかじめ長期的なローンの返済計画や修繕計画などを立てておくことが大切です。

したがって、長期的な資金計画をきちんと立てられる人が向いているといえます。

物件選びの段階で、空室や修繕などのリスクを考慮しながら、余裕のある資金計画を立てることをおすすめします。

不動産投資に関する勉強ができる人

不動産投資で成功したいのであれば、ご自身で判断できるだけの知識を身に付けることが必須です。

不動産会社などに相談したり、意見を聞いたりすることは大切なことですが、最終的な判断はご自身で行うことが大切でしょう。

そのため、不動産投資に関する勉強ができる人が、向いているといえます。

不動産投資に興味のある人は、書籍での座学やセミナーなどに参加して勉強を始めることをおすすめします。

不動産投資での成功の定義は人それぞれです。知識を身に付けていく中で、ご自身に合う戦略を考えていきましょう。

ある程度の自己資金を準備できる人

上記でも解説したように、不動産投資で成功率を高めるためには、ある程度の自己資金を準備しておくことをおすすめします。

自己資金があれば、不動産投資での戦略の幅が広がります。また、購入できる物件の選択肢も広がるでしょう。

ですから、ある程度の自己資金を準備できる人は、不動産投資に向いているといえます。
ご自身に合う物件規模を踏まえて、必要な自己資金を準備するとよいでしょう。

なお、不動産投資は賃貸管理業務を管理会社に委託することで、賃貸経営に関わる手間や時間を削減することが可能です。
そのため、忙しいサラリーマンや公務員にも向いているといえます。

不動産投資に向いていない人の特徴

次に、不動産投資に向いていない人の特徴について解説します。

ここで紹介する特徴に当てはまるとからといって、必ずしも向いていないとは限りません。
ご自身の状況と照らし合わせて検討してみてください。

短期的な結果を求めている人

不動産投資での主な収入は入居者からの家賃収入のため、長期に渡って資産形成をするのに適した投資方法となっています。

したがって、短期での結果を求めている人には向いていないといえるでしょう。

また、不動産は購入や売却に時間がかかります。希望の条件で成約するまでに、1年以上かかることも少なくありません。

短期的な結果を求めている人は、別の方法を検討することをおすすめします。

自ら考えて行動することができない人

管理会社に所有物件を管理委託する場合でも、不動産投資の主体は自分自身です。

上記で解説したように、不動産投資での成功率を高めるためには、自ら考えて行動することが非常に大切です。

そのため、誰かに言われるまま行動してしまう人など、自ら考えて行動することができない人は不動産投資に向いていないといえるでしょう。

絶対に損失を出したくない人

不動産投資は「投資」である以上、リターンの裏にはリスクが付き物です。誰でも必ず成功するわけではありません。

今は成功している人の中にも、損失に傾いていた時期があった人もいるでしょう。

ですから、絶対に損失を出したくない人にとって、不動産投資は向いていないといえます。

リスク・リターンの大きさは投資方法によってさまざまなので、他の手法を用いた資産形成も考えるとよいでしょう。

不動産投資の成功事例

不動産投資の成功事例

ここでは、不動産投資の成功事例をご紹介します。
事例からご自身に当てはまる部分を学び、不動産投資の成功率を高めていきましょう。

プロフィール

Aさんは、定年退職まであと10年前後。老後の生活資金に不安がある。
年金は夫婦合わせて月額 25万円程度だが、できれば月額30万円以上のお金が使えるようにしたい。
まだ住宅ローンも残っており、子どもに学費もかかるので、貯蓄(1,000万円)は、ある程度残したいと考えている。
定年時には退職金が1,000万円程度入ってくる予定であり、これをうまく使った資産形成を希望している。

不動産投資を行う上での具体的な対策

Aさんが不動産投資を行う目的は、老後の生活資金です。

そのため、10年後、定年退職した後には、毎月ある程度の収入を得られるように準備を行う必要があります。

Aさんは、今ある貯蓄はなるべく使わないようにして、10年後の退職金を活用して資金収支を改善させていく戦略を立てました。

Aさんの収支シミュレーション

  • 2,000万円(諸費用も含めた総額)のワンルームマンションを購入
  • 家賃収入は月額8万円
  • 自己資金は400万円、残り1,600万円は借り入れ
  • 借入期間20年・金利5%
  • 10年後に退職金を使って繰り上げ返済する(上記の条件では10年後のローン残高は約900万円なので、完済できる想定)

Aさんの収支シミュレーション※空室期間や突発的な修繕は考慮しておりません。
※上記のシミュレーションは実際の収益を保証するものではありません。

上記の表のように、借り入れによる返済負担が生じる間は資金収支がマイナスになります。

また、退職金のほとんどを返済に回すことになるので、不動産投資をしない場合に比べ、貯蓄額は大幅に少なくなります。

しかし、資産全体で見ると、不動産投資を行った場合には「不動産」という資産を得ています。

不動産投資から得られる家賃収入により今ある貯蓄は取り崩さずに済むので、長期的な目線で見れば資産総額を増やせるという事例です。

いざとなれば、不動産を売却することでまとまったお金を作ることも可能でしょう。

不動産投資の成功率を高めるための注意点

不動産投資の成功

ここでは、不動産投資の成功率を高めるための注意点について解説します。
不動産投資での注意するポイントを押さえて、成功に近付けましょう。

不動産投資は情報収集が非常に重要

不動産投資では、確かな情報を集めることが重要です。

1つの情報だけをうのみにしてしまうと、誤った情報であった場合に失敗してしまう可能性が高まります。できる限り、複数から情報収集することをおすすめします。

また、不動産投資で成功率を高めるためには、物件選びが大切です。
立地・周辺環境・賃貸需要・相場などの情報を集めて、総合的に検討するとよいでしょう。

さらに、パートナーとなる不動産会社を選ぶときは、複数社を比較検討した上で決めることをおすすめします。

やみくもにお金をかけない

不動産投資では、きちんと戦略を立ててから実行することも重要なポイントの1つです。

特に大きな金額をかける場面では、何も考えずに実行したり、重要な部分を妥協したりすると失敗してしまう可能性が高まります。

たとえば、空室対策としてリフォームを検討する場合は、ライバル物件の分析をした上で、ご自身の物件のターゲット層に合わせて工事箇所や内容を明確することが大切です。

不動産投資では、お金をかければ必ず成功に近付くとは限りません。
念入りな情報収集と分析をして、ご自身に合った戦略を立てることをおすすめします。

まとめ

不動産投資の成功

今回ご紹介したように、不動産投資での成功率を高めるためには知識を身に付けたり、情報収集をしたりするなど、ご自身で行動することが大切です。

まずは不動産投資に関する書籍を読んだり、不動産会社や投資家などが主催するセミナーに参加したりして勉強するとよいでしょう。

また、パートナーとなる不動産会社選びも非常に重要なポイントの1つです。

不動産投資に向いている人の特徴に当てはまった方も、当てはまらなかった方も、複数の不動産会社を十分に比較検討して、信頼できる不動産会社を選びましょう。

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レイビー編集長 小泉由貴乃

監修:小泉 由貴乃(レイビー編集長)

管理業務主任者、マンション管理士、3級ファイナンシャル・プランニング技能士

大学卒業後、衛生用品メーカーで経理業務を担当。2016年 株式会社グローバル・リンク・マネジメントに入社。建物管理部門に所属し、マンション管理士、管理業務主任者の資格を活かし、管理組合の管理事務に携わる。2019年 レイビーのサイトリニューアルを機に、レイビー編集長に就任。マンション管理業務で得た知識を生かして、コンテンツ制作のディレクションを担当。出社前のジム通いが日課で、趣味はグルメ探索と実家のうさぎを愛でること。 レイビー公式Twitterアカウント(@R_E_I_B)
東海林 康太(賃貸管理の専門家)

監修:東海林 康太(賃貸管理の専門家)

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士

2009年に株式会社グローバル・リンク・マネジメントへ新卒入社。 アセットマネジメント営業部に所属し、約3年間投資用マンションの販売に携わる。 2011年に同社の賃貸管理部へ異動し、現在は同部署にて部長を務める。 マンションの販売に携わった経験を活かし、お客様の立場に立って、 一人ひとりに寄り沿った対応を心がけている。 趣味は野球とプロレス観戦で、休日は子供と粘土細工をして過ごしている。 好きな食べ物はつくね。

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