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【厳選】初心者におすすめの不労所得3選!必要なコストも徹底比較
「不労所得を得たいけれど、そもそもどのような方法があるのだろう?」「おすすめの不労所得を知りたい」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
もし不労所得を得られれば、今より収入が増えるうえ、万が一勤務先が倒産した時などのリスクヘッジにもなるといったメリットがあるでしょう。
この記事では、不労所得に興味がある方に向けて、おすすめの方法や初心者向けのもの、得るために必要なコストについて解説しています。
ご自身に合ったおすすめの不労所得を見つけたい方は、ぜひご一読ください。
不労所得とは
不労所得とは、労働の直接的対価として得る賃金・報酬以外による所得のことをいいます。
不労所得は、権利収入や定期的に利益を生み出す資産を保有することで得ることができます。
不労所得の種類
不労所得を得る方法には様々な種類があります。
ここでは不労所得を得られるおすすめの方法を9つ紹介します。
預金(利息の積み上げ)
預貯金で利息を積み上げて行く方法です。
近年の日本においては、金利は高くありませんが、自身が働かなくても銀行口座に入れておくだけで利息を受け取れるため、不労所得に含まれます。
また、あらかじめ預入期間を決めて利用する預貯金をそれぞれ定期預金、定期貯金と言い、普通預金より高い金利で運用できる場合があります。
預貯金は仮に預けている金融機関が破綻したとしても、預金者1人あたり、1金融機関ごとに1,000万円とその利息までは保護されるため、「不労所得は欲しいけれど元本割れは避けたい」という方には預貯金が向いています。
投資信託
投資家から集めたお金をまとめ、それを資金として投資の専門家であるファンドマネージャーが株式や債券で運用する金融商品です。
毎月決まった金額で買い付け、資産を積み立てながら増やしていく運用方法であれば初心者向けだと言えるでしょう。
投資信託には、月に一度や四半期に一度などの頻度で、運用成果に応じて分配金を出すタイプもあります。このタイプは、分配金を定期的に受け取れることから不労所得にあたります。
分配金のあるタイプは投資信託に10年、15年など満期があるタイプが多いこと、運用結果次第では分配金が支払われない可能性もあること、満期時に受け取る償還金※を含めたトータルリターンではマイナスになる可能性があるなどの理由から、取り扱いが難しい商品であることは心得ておく必要があります。
※償還金 投資信託の償還時(満期時)に受益者(投資家)に返還される金銭のこと
株式投資
株式投資は企業の株式を売買して、売買益を得る方法がよく知られています。
企業によっては、事業活動で利益が出た場合、利益の一部を配当金として投資家に還元する場合があります。
企業の業績によっては配当金が出ないケースもありますが、毎年継続して配当金を出している企業もあるため、そうした株式を保有すれば不労所得を得ることができます。
株式投資による不労所得は、企業業績などを分析して、配当金を出し続けることができるのかを見極める必要があるため、ある程度投資についてじっくり考える時間がある方におすすめの方法です。
FX
FXとは(Foreign Exchange)の略で外国為替証拠金取引のことです。
FXでは為替レートの値動きを利用して利益を狙う方法がよく知られていますが、2国間の通貨の金利差から発生するスワップポイントを狙う投資方法もあります。
2国間の通貨のうち、金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨を購入することでスワップポイントによる利益が得られます。
スワップポイント通貨を保有している限り、ほぼ毎日受け取ることができます。
しかし、各国中央銀行の政策金利次第ではスワップポイントが変動する可能性があり、またスワップポイント狙いに向いているメキシコペソや南アフリカランドといった通貨は為替変動が大きくスワップポイントで利益が出ていても値動きによる含み損によってストレスを感じてしまう可能性があります。
スワップポイント狙いのFX投資は、2023年時点では高金利通貨を選ぶと株式の配当金よりも大きなリターンを得られる可能性がありますが、為替変動リスクが大きい投資方法ということを心得ておきましょう。
FXは、ハイリスク・ハイリターンで不労所得を狙いたい方に向いています。
不動産投資
不動産投資とはアパートやマンションなどの不動産を購入して入居者に貸し出し、家賃収入を得る投資方法です。
入居者がいる限り毎月得られる家賃収入は、不労所得に当てはまります。
不動産価格の変動幅は、株式投資やFXほど大きくない傾向にあるうえ、継続して家賃収入を得られる点が不動産投資のメリットと言えるでしょう。
ただし、所有している不動産が災害で損害を受けるリスクや入居者が退去して家賃収入が得られなくなる空室リスクには注意が必要です。
賃貸管理を管理会社委託すれば、煩雑な管理業務を代行してもらえるため、多忙な会社員でも運用しやすくなるでしょう。
そのため、不動産投資は会社員や公務員としてお勤めの方にもおすすめの投資方法です。
シェアリングサービス
シェアリングサービスとは、モノや場所、スキルなどを共有(シェア)するサービスのことで、所有する物品などを貸し出したり提供したりすることで利益を得ることができます。
シェアリングサービスで貸し借りをする主な物品としては、自動車・自転車・高級ブランド品などがあります。
例えば、カーシェアリングであれば、自身が所有している車を他人に貸し出すことで賃借料を得られます。
カーシェアのメリットは自身が車を使わない時間に必要としている人に貸し出すことで、不労所得を得られる点にあります。
一方、車を傷つけられたり、汚されたりしても利用者が認めてくれないなどのリスクがあります。
また、利用者が交通違反をしたことにより、違反切符が所有者に送られてきたため利用者に連絡したものの、連絡がつかなくなってしまったなどのトラブルに遭うリスクもあります。
とはいえ、あまり使用しない物品を所有している方は、シェアリングサービスを活用できないか調べてみると良いでしょう。定期的に活用できれば不労所得になり得ます。
駐車場経営
駐車場経営とは、自身が所有している土地を駐車場にして駐車場料金を得る、不動産投資(土地活用)の一種です。
初期費用が比較的少なく済む、狭小地や変形地も活用できるといったメリットがありますが、立体駐車場のように設備投資をしない限りアパートやマンションのように2階建て、3階建てにできるわけではないため、収益性が低いというデメリットがあります。
他の用途への転用も比較的容易であるため、活用していない空き地を所有している方は、まずは駐車場経営を検討してみてもよいでしょう。
コインランドリー投資
コインランドリー投資とは、個人経営やフランチャイズとしてコインランドリー店を経営し利益を得る投資方法です。
コインランドリー経営は人件費がほとんどかからず、共働き世帯の増加やマンション世帯の増加などから今後も需要が見込めるというメリットがあります。
その反面、初期投資・維持費用がかかる、差別化しにくいため競合店が近隣にできると顧客を奪われる可能性があるといったデメリットやリスクもあります。
土地活用方法を検討しており、初期費用が用意できる方におすすめの投資方法です。
ビジネス投資(YouTube、ブログ、電子書籍)
ビジネス投資では、収益化の仕組みを作ることで不労所得を得られるようになります。
例えば、YouTubeやブログといったメディアを立ち上げて、自身のメディアを通じて商品が売れた際に広告主から報酬を得る方法(アフィリエイト)や、電子書籍を出版してロイヤリティを得る方法などがあります。
無料、あるいは少額からビジネスを始めたい方には、YouTubeやブログ、電子書籍がおすすめです。
ビジネス投資は、労力が掛かっている以上、純粋な不労所得とは言えないかもしれません。
しかし、一度メディアを立ち上げたり、電子書籍を出版したりすれば、長期間にわたって収入を得ることができます。
ただし、自身が立ち上げたメディアが誰からも閲覧されない、電子書籍を出版しても読まれない状況では全く収益を得られない可能性もあります。
不労所得のメリット・デメリット
不労所得に関するメリットとデメリットを紹介します。
メリット
不労所得を得ると、以下のようなメリットがあります。
- 収入が増える
- 本業に何かあった場合のリスクヘッジになる
- 自由に使える時間が増える
不労所得は働くことなく、あるいはほとんど働かずに得られる収入であることから、本業と並行して得ることができ、収入増加につながります。
また不労所得があれば、収入源を分散できるため、仮に勤務先が倒産したり、勤務先を退職したりしたときのリスクヘッジにもなります。
考え方によっては不労所得を得ることで収入を増やせれば、家事代行やベビーシッターを利用できる経済的なゆとりができて、自由に使える時間を増やすこともできるでしょう。
デメリット
一方で不労所得を作るうえで、以下のようなデメリットもあります。
- 不労所得を得るまでに時間と労力がかかる
- 収入を得られないリスクがある
- 初期投資がかかるものもある
十分な不労所得を得られるようになるまでには、時間と労力がかかります。
例えば、株式投資の配当金で不労所得を得ようとした場合のケースを想定してみましょう。
配当利回り3.0%の株式の場合、手元資金が10万円しかなければ年間の配当金は、年間3千円です。しかし、手元資金が1,000万円あれば、年間の配当金は年間30万円になります。
つまり、株式投資で十分な不労所得を得るためには、まず投資する資金を準備する必要があるのです。
また、不労所得として広告収入や印税収入を得るためには、まずはコンテンツ制作や電子書籍を出版するなどして、不労所得を得るための仕組みを作らなければなりません。
投資やビジネスを行ううえでリスクとリターンは表裏一体の関係にあります。
大きな利回りが期待できる方法には相応のリスクがある、または相応の時間や労力、初期投資がかかることを心得ておきましょう。
初心者におすすめの不労所得3選
不労所得のうち、初心者におすすめの方法を3つ紹介します。
株式投資
株式を購入した時より高く売ることで売買益を得る方法はリスクの高い投資方法です。
しかし、配当金を狙う方法は、売買益を狙う方法よりリスクが低い傾向にあります。
本来、配当金狙いの株式投資は株価の上下に一喜一憂するものではありませんが、株価が大きく下がるとストレスに感じる可能性があります。
そのため、初心者は小さい単位で購入できる単元未満株の取り扱いがある証券会社での運用や1株単位で購入できる米国株への投資から始めることをおすすめします。
不動産投資
不動産投資は、資産家や投資上級者が行っているイメージがあるかもしれません。
しかし、不動産投資は物件価格の1~2割程度の初期費用から始められるうえ、所有物件の管理も管理会社にお任せできます。
そのため、忙しい会社員の方でも取り組みやすく初心者にもおすすめの方法です。
投資信託
投資信託は、運用をプロに任せるため、手間はかかりませんが信託報酬などが必要です。
また、安定した運用を目指すものや、高いリターン(分配金)を目指すもの、株式を投資対象にするかどうかなど、さまざまな選択肢があります。
投資金額は100円から設定できるため、リスクとリターンのバランスを考えながら投資商品や投資金額を検討してみましょう。
不労所得を得るために必要な5つのコスト
不労所得を得るためには、以下の5つのコストがかかります。
本業に加えて、もしくは本業に変わって不労所得を得られることは大きな魅力ですが、本業に悪影響が出たり、不労所得の仕組み作りで体を壊したりしては本末転倒です。
各コストを理解して、自身が負担できるコストかどうかを確認しましょう。
経済的コスト(お金)
不労所得を得るために無料や少額からスタートできる方法もありますが、多くの場合、相応の資金が必要です。
時間的コスト
多くの場合、不労所得を得るためには大きな資金が必要になります。
手元に資金がない場合、積み立てながら資金を大きくしていく必要があるため、時間がかかります。
肉体的コスト(労力・手間)
ビジネス投資では、一度メディアを立ち上げたり、電子書籍を出版したりすれば、長期間にわたって収入を得ることができます。
しかし、広告収入やロイヤリティ収入による不労所得を得られる仕組みを作るまでには、それなりのと手間がかかるでしょう。
頭脳的コスト(思考)
知識なしでは、どの方法を選んでも不労所得につながらない可能性があります。
例えば不動産投資の場合、不労所得を得るまでには不動産投資の基礎知識の他、どのような物件の需要が高いのかといった物件の目利きや、不動産に関する税金の知識などさまざまな知識が必要です。
不労所得を得るためには、どの方法においても勉強が必要になることを心得ておきましょう。
精神的コスト(不安)
不労所得を得るためにはリスクも伴います。
例えば株式投資は、配当金という不労所得を得られますが、株価は上下します。不動産投資は、家賃収入を得られますが、不動産価格が上下します。
不労所得を得られることはメリットですが、どの方法を選んでも精神的コストはゼロではないでしょう。
不労所得を得る際の注意点
不労所得を得る方法を探す前に、まずは以下の注意点を確認してください。
税金がかかる
NISA口座で上場株式を運用する場合など、一部の方法を除いて不労所得が一定額以上になれば税金がかかります。
不労所得で得られる収入全額=手取りとならないことは知っておきましょう。
事業規模が大きくなると副業としてみなされものがある
株式投資や投資信託などによって不労所得を得ることが副業に該当することはまずありません。
しかし、不動産投資や駐車場経営、コインランドリー投資などが事業的規模にまで拡大した場合、副業としてみなされる場合があります。
勤務先が副業禁止の場合もあるため、自身がこれから取り組もうとしている不労所得を得る方法が、副業に該当するかどうか念のため勤務先に確認することをおすすめします。
詐欺などに注意
不労所得を得られるなら、チャレンジしたいと多くの方が思うでしょう。
そのため不労所得について調べてみると、「誰でも不労所得を得られる」「リスクなしで不労所得を得られる」など、甘い言葉で勧誘する詐欺業者に出会う可能性もあります。
不労所得に関連する商材やセミナーに参加する場合は、開催している企業のホームページを確認したり、評判を事前に調べたりするなど慎重に選びましょう。
まとめ
不労所得とは全く、あるいはほとんど働かなくても、安定して得られる収入のことです。
不労所得を得られれば、収入が増加するうえ、収入源を分散させられるため、勤務先が倒産した時などのリスクヘッジもなります。
不労所得を得る方法はたくさんありますが、まだ投資経験などが浅い初心者は、株式投資や投資信託、不動産投資を検討してみましょう。
ただし、不労所得は相応のコストもかかるため、あらかじめ理解したうえで始めることが大切です。
不労所得を得る方法として、不動産投資の仕組みや種類について知りたい方は、まず不動産投資セミナーに参加してみてはいかがでしょうか。
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監修:小泉 由貴乃(レイビー編集長)
管理業務主任者、マンション管理士、3級ファイナンシャル・プランニング技能士