券面の美しさから高いステータス性を感じられる「アメックス」のクレジットカード。 検討されている方も多く、あなたもアメックスカードの性能や年会費が気になるのでは?
また、クレディ・セゾンが発行しますクレジットカードの違いも知りたいのではないでしょうか。
当記事では、そんなアメックスカードをランク毎に紹介するとともに、クレディ・セゾンのクレジットカードと比較し、おすすめの点を紹介します。
デザインは全4種類!ランク毎の性能を徹底解説
アメックス社が発行するクレジットカードは、4種類のランクに分かれています。 各グレードで券面のデザイン(色)や性能が異なるので、比較しないと最適な1枚が分かりません。ここでは、そんな各ランクの性能を紹介するので、あなたに合うクレジットカードはどれか吟味してみてください。
アメックスグリーン
クレジットカード名 | アメリカン・エキスプレス・カード |
---|---|
券面 | ![]() |
国際ブランド | American Express |
年会費 | 13,200円 |
利用限度額 | 審査による |
締切日 / 返済日 | 公式サイトに明記なし |
ポイントプログラム名 | メンバーシップ・リワード |
ポイント還元率 | 0.5%前後(交換先による) |
マイル還元率 | 最大1.0%(*注1) |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 海外:最高500万円 国内:最高500万円 |
盗難補償 | ○ |
ETCカード | 年会費:無料(*注2) |
家族カード | 年会費:6,600円 |
(*注1)メンバーシップ・リワード・プラスの入会が必須
(*注2)1枚あたり935円の発行手数料が掛かる
アメックスカード(以下アメックス・グリーン)は、一般ランクに属するアメックスが発行のクレジットカードです。 一般ランクといえど年会費が高く、他の会社が発行するクレジットカードと比較すると、相場(無料~1,000円前後)の10倍となっています。 ただ、それに見合う性能を持ち合わせているので人気が高く、多くの方が愛用するクレジットカードでもあります。
例えば「ANAマイル」が貯まりやすく、還元率は最大1.0%と高め。 マイルは航空券に交換でき、貯めたマイルで旅行する方も珍しくありません。
また、一般ランクのクレジットカードには似つかしくないトラベルサービスを付帯。 最高5,000万円の旅行傷害保険、それからプライオリティパスの無料発行など、豪華なサービスが豊富に備わっています。
アメックスゴールド
クレジットカード名 | アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード |
---|---|
券面 | ![]() |
国際ブランド | AMERICAN EXPRESS |
年会費 | 31,900円 |
利用限度額 | 審査による |
締切日 / 返済日 | 公式サイトに明記なし |
ポイントプログラム名 | メンバーシップ・リワード |
ポイント還元率 | 0.5%前後(交換先による) |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 海外:最高500万円 国内:最高500万円 |
盗難補償 | ○ |
ETCカード | 年会費:無料(*注1) |
家族カード | 年会費:無料(*注2) |
(*注1)1枚あたり935円の発行手数料が掛かる
(*注2)2枚目以降は13,200円
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(以下アメックス・ゴールド)は、名前の通りグレードがゴールドのクレジットカードです。 券面の美しさ、そしてアメックス社が発行のプロパーカードということもあり、日本だけでなく世界中で絶大な人気を誇ります。
そんなアメックス・ゴールドの性能は、高額補償の旅行保険が備わっていたり、実質的に有効期限のないポイントが貯まりやすかったり。 また、一部のレストランで食事料金が無料になる招待日和よりや、プライオリティパスの無料発行など、ゴールドランクに相応しいサービスを備えています。
他のクレジットカードと比較して年会費が高いものの、上述したサービスを享受できるため、利用における満足度は高いことでしょう。
アメックス・ゴールドの詳細はこちら
アメックスプラチナ
クレジットカード名 | アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード |
---|---|
券面 | ![]() |
国際ブランド | American Express |
年会費 | 143,000円 |
利用限度額 | 審査による |
締切日 / 返済日 | 公式サイトに明記なし |
ポイントプログラム名 | メンバーシップ・リワード |
ポイント還元率 | 0.5%前後(交換先による) |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円 |
ショッピング保険 | 海外:最高500万円 国内:最高500万円 |
盗難補償 | 〇 |
ETCカード | 年会費:無料(*注1) |
家族カード | 無料(4枚まで) |
メタル製で重厚感のある券面が最高クラスのステータスに相応しいアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(以下アメックス・プラチナ)。 コンシェルジュやプライオリティパスはもちろんのこと、食事料金が安くなる「招待日和」や、対象ホテルの宿泊券が無料で貰えるなど、嬉しいサービスが満載です。
注目したいのは、還元率がアップする「ラグジュアリー・ショッピング」というサービス。 対象加盟店での決済時、利用額100円に対し10ポイントも還元されるという驚くべき内容です。
ネックなのは、これだけ性能が良いので相場より年会費が高いこと。 相場の30,000円より5倍ほど高い143,000円という年会費なので、手を出すのが億劫ではあります。
ただ、あくまでも年会費なので、月割りだと約12,000円、日割りだと約392円という料金です。 これで、コンシェルジュを始めとする数多のサービスが利用できるので、会費以上の恩恵が受けられるのは確かでしょう。
また、審査は以前よりも緩和されたようで、通る人は増えている傾向に。 インビテーションが無くても申請できるようになったので、検討してみるのもおすすめです。
グリーンとゴールドの違いを比較
年会費の観点から、人気が高いのは「グリーン」と「ゴールド」の2種類。 この2つに、どのような違いがあるのか気になるのでは?ここでは、アメックスのグリーンとゴールドを比較し、違う点を紹介します。
年会費が2.42倍も違う
1つ目は「年会費」が違います。 ランクが異なるので当然ではあるのものの、それが結構な差なので挙げました。アメックス・グリーン | 13,200円 |
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アメックス・ゴールド | 31,900円 |
それぞれの年会費は、比較表の通り。 ゴールドが31,900円なのに対してグリーンは13,200円なので、比較すると18,700円(2.42倍)もの差があります。 それに見合うサービスをゴールドは備えていますが、選考理由で年会費が上がるのであればグリーンがおすすめです。
オプション料やトラベルサービスが違う
2つ目は「性能」が違います。例えば、還元率が2倍になる「メンバーシップ・リワード・プラス」というサービス。 こちらの利用には別途年会費が掛かるのですが、その料金がグリーンとゴールドで違います。
- アメックス・グリーン:5,500円
- アメックス・ゴールド:3,300円
こちらは、当該カードを作るなら入会をおすすめするサービスです。 そう考えると、一般ランク(グリーン)で5,500円の年会費を追加で払うより、最初からアメックス・ゴールドを選ぶ方が賢い選択と思えなくもありません。
実は、こうした少しの違いがグリーンとゴールドを比較すると結構あります。
アメックスのクレジットカードはトラベルサービスに強く、旅行や出張の機会が多いなら持つことをおすすめする1枚です。 そんなトラベルサービスの充実度(プライオリティパスや旅行傷害保険など)が特にランク毎で異なるので、頻繁に出かける方はゴールドの方が良いでしょう。 年会費は高いものの、付帯サービスにより結果的にはお得なので、どちらかで迷ったらゴールドを推奨します。
審査の難易度が違う
3つ目の違いは「審査の難易度」です。審査で通る・通らないの判断基準で大きいのは、申請者に返済能力があるか。 つまりは「利用額や年会費を返済できるほどの収入が申請者にあるか」と「過去にクレジット関連で返済滞納の履歴がないか」が重要です。
返済を滞納したことがなく、サラリーマンの平均年収程度(450万円前後)を稼げているのであれば、どちらも通る可能性は高いことでしょう。
ただ、あくまでも口コミや他のクレジットカードにおける通過率を鑑みての推測なので、本当のところは分かりません。 とはいえ、アメックス・プラチナの審査が軟化したなども理由もあり、上記の条件を満たすなら検討してみるのもおすすめです。
クレディ・セゾン社との違いを比較
クレジットカードのなかには、国際ブランドにアメックスを選べるものが多く存在します。そのなかでも、特に有名なのがクレディ・セゾン社(以下セゾン社)が発行するクレジットカード。 こちらは、券面のデザインにセンチュリオンが記されており、アメックスのクレジットカードと思われている方も珍しくありません。
しかし、アメックスは提携しているだけで、発行元はセゾン社です。 そのため、実はデザイン以外にもアメックスとセゾンのクレジットカードには違いがあります。
ここでは、セゾン社が発行するクレジットカードの違いについて解説します。
ランク(種類)が違う
1つ目の違いは「ランク(種類)」です。上述した通り、アメックス社のクレジットカードはブラックを含め4種類。 一方で、セゾン社が発行するクレジットカードは以下の5種類と、本家より種類が多いです。
プラチナ | ローズゴールド | ゴールド |
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ブルー | パール | – |
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– |
ランク帯は「パール・ブルー」が一般クラス。 あとの3種類は、名前の通りといったグレードになります。
いずれも、本家(アメックス社)と同じくらい人気のクレジットカードなので、利用するのはおすすめです。
年会費が価格帯が違う
2つ目の違いは「年会費」です。アメックス社のクレジットカードは、プロパーカードゆえ年会費が高め。 一方で、セゾン社のクレジットカードはアメックスとの提携で作られているので、年会費が低い傾向にあります。
本会員 | 家族カード | |
---|---|---|
パール | 1,100円 (年1回のカード利用で無料) |
永年無料 |
ブルー | 3,300円 (26歳未満は無料) |
1,100円 |
ゴールド | 11,000円 | 1,100円 |
プラチナ | 22,000円 | 3,300円 |
「ローズゴールド」に関しては、クレジットカードでは珍しい「月会費」を採用。 月会費980円なので年間11,760円となっており、プラチナとゴールドの間に位置します。
条件次第では無料になったり、家族カード(会員の家族に渡せるカード)が通常の90%OFFだったりと、とにかく安いのが特徴です。 ただ、性能面は素晴らしく、コスパを考えるとトップクラスで優秀なクレジットカードであります。
本家と比較するとステータス性は劣るものの、サービスと年会費のバランスを鑑みるなら、こちらもおすすめです。
それぞれの切り替え方について
違う点ではないですが、切り替えたいときの方法を紹介します。アメックス社からセゾン社、セゾン社からアメックス社。 このようなクレジットカードの切り替えは、発行会社が違うので行えません。
仮に切り替えたい場合、切り替えたいクレジットカードの作成後、古いものを解約する流れになります。
例えば、セゾン社からアメックス社のクレジットカードに切り替える場合。 アメックス社のクレジットカードを申請し、手元に届いてからセゾン社のクレジットカードを解約するという順番です。
「切り替え」というより「作り替え」になるので、その点にご注意ください。
セゾンカードの詳細はこちら
アメックスカードの作り方
アメックスのクレジットカードは、全5ステップで作成できます。- 公式サイトにアクセス
- 申請フォームの入力
- 審査
- 本人確認手続き
- カードの発送
作成するときは、まず公式サイトにアクセスします。 新規入会のページがあるので、そちらに飛び、必要事項を入力しましょう。
入力された情報をもとに審査が行われ、合否がメール等で送られてきます。 その後、本人確認を行い、問題なければ郵送で送られてくる流れです。
まとめ
アメックスカードのまとめ
- アメックスのクレジットカードは全4種類
- 年会費は高額であるものの、それに見合う性能を付帯
- グリーンとゴールドは、年会費を始め特にトラベルサービスに違いあり
- 旅行や出張の機会が多いならゴールドランクがおすすめ
- セゾン社のクレジットカードとは全くの別物
アメックスのクレジットカードは、いずれも同ランク帯のなかでは年会費が飛びぬけて高めです。 ただ、それに見合う(それ以上の)サービスを備え、高い人気を誇るので、検討してみる価値は十分にあります。
クレディ・セゾンが発行するクレジットカードとは異なるので、その点は注意しましょう。 どちらのクレジットカードを選んでもハズレはありません。 検討するときは「ステータス性」ならアメックスを、「コスパ」ならクレディ・セゾンで選ぶのがおすすめです。
アメックスは年会費が高いものの、月換算で考えると意外にも高くありません。 アメックスグリーンだと月換算1,100円とリーズナブルであり、コスパ的にも優秀なので、検討してみるといいでしょう。
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