つみたてNISA(積立NISA)におすすめの銘柄は?ネット証券ランキングとともに解説

当記事では、つみたてNISAで運用する銘柄や証券会社の選び方を解説し、つみたてNISAで投資をするための情報をお届けします。投資初心者でネット証券選びだけではなく銘柄選びに迷っている方も、ぜひご一読ください。

つみたてNISAで資産運用する場合、ネット証券の口座開設後に銘柄を選ぶ必要があります。同じ銘柄を複数の証券会社が扱っているので、当記事では先に銘柄の選び方をお伝えし、その後につみたてNISAにおすすめのネット証券を紹介します。

つみたてNISAにおすすめの銘柄
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

※当記事で紹介する銘柄は、利益が保証されているわけではありません。当サイトは運用結果の責任を負いかねるため、実際に投資される際はお客様の判断で購入してください。

つみたてNISAにおすすめの
ネット証券3選
  • SBI証券
  • つみたてNISA対象の投資信託の取扱本数はネット証券最多の190本を突破(※1)。つみたてNISA専用画面があり、購入した銘柄の管理がしやすいので、複数の銘柄を購入したい方におすすめ。積立頻度は毎日・毎週・毎月から選択可能。さらに、三井住友カードを含めた複数種類のクレジットカードで決済もできる。特に三井住友カードゴールド(NL)を利用するとポイント還元率は1.0%に!

  • 楽天証券
  • つみたてNISAの口座開設数は3年連続でNo.1(※2)。つみたてNISA対象の投資信託の取扱本数もSBI証券と同等の180本以上で、100円から始められる。楽天カード・楽天キャッシュの支払いで、最大1.0%の楽天ポイントを付与。楽天ポイントでつみたてNISAの銘柄が購入できる気軽さもおすすめ。

  • マネックス証券
  • マネックスカードのクレカ積立は、条件無しでポイント還元率が1.1%。獲得したマネックスポイントはポイントの使い道が豊富で、株式手数料への充当や暗号資産などに交換できるだけでなく、Amazonギフト券やTポイントへの交換も可能。

    ※1:2023年9月確認。詳細はネット証券の比較で記載しています。
    ※2 参考:楽天証券(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/start/no1.html)

株式会社YSKライフコンサルタンツ 大谷俊貴

大谷 俊貴
株式会社YSKライフコンサルタンツ
IFA(Independent Financial Advisor)

【経歴】
大学卒業後、証券会社に入社。
芦屋、本店の2支店を経験後IFAとして独立。個人、法人のお客様に対して、中立的な立場から国内株式・海外株式・投資信託・債券等、お客様のニーズに合わせた長期的な資産運用のサポートを行う。

詳細の著者情報はこちらに記載しています。

著者が所属する株式会社YSKライフコンサルタンツは金融商品仲介業を行っておりますが、当記事で紹介するサービスは監修者/執筆者が提供するものではございません。

株式会社YSKライフコンサルタンツ 代表取締役社長 山内 雄一郎

山内 雄一郎
株式会社YSKライフコンサルタンツ 代表取締役社長

【経歴】
1984年京都生まれ、同志社大学商学部卒業後、日興コーディアル証券株式会社(現SMBC日興証券株式会社)に入社。

2018年IFAとして独立し株式会社YSKライフコンサルタンツを設立。現在、在籍するIFA数が約170名、仲介するお預かり資産約1050億円になる。

詳細の監修者情報はこちらに記載しています。

監修者が所属する株式会社YSKライフコンサルタンツは金融商品仲介業を行っておりますが、当記事で紹介するサービスは監修者/執筆者が提供するものではございません。


目次

つみたてNISAでおすすめの銘柄(ファンド)の選び方

つみたてNISAの非課税上限額は年間40万円までです。毎月一定額を積み立てる場合は、40万円÷12ヶ月 = 約3万3,333円が上限積立額になります。また、金融庁によると2023年9月でつみたてNISAの取扱銘柄(ファンド)数は246本(※)も。そのため、全ての銘柄を購入できるわけではないので、ご自身にあった銘柄を選ぶ必要があります。

まずは、つみたてNISAで運用する銘柄の選び方を確認しましょう。 銘柄を選ぶ際におすすめの比較ポイントは以下の3つです。各ポイントを押さえれば、自分に適した銘柄を見つけられるでしょう。

つみたてNISAで運用する銘柄を比較するポイント

  • 世界に分散投資できる銘柄かどうか
  • 純資産総額が大きい銘柄かどうか
  • 信託報酬が低い銘柄かどうか

※参考:金融庁「つみたてNISAの対象商品」2023年9月確認(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/target/index.html)確認日2023年2月

では、各ポイントを1つずつ解説していきます。

分散投資できる銘柄かどうか

分散投資について(金融庁)
参考:金融庁「投資の基本」2023年9月確認(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html)

1つ目の比較ポイントは、分散投資ができる銘柄かどうかです。投資先を集中させれば大きなリターンが期待できますが、その分下落した時の損失も大きくなる可能性があります。

分散投資には、「資産(銘柄)の分散」や「地域の分散」などのほか、投資する時期をずらす「時間の分散」という考え方があります。積立投資は定期的に投資をするため、時間の分散が可能です。一方で、資産の分散や地域の分散をするには、銘柄選びが重要です。次の章で、資産の分散や地域の分散について、詳しく解説します。

資産の分散|株式100%と資産複合型の違いを紹介

そもそも投資信託には、投資する資産によって「株式100%」「債券型」「不動産型(RIET)」「資産複合型」など、主に4種類に分けられます。その中で、つみたてNISAが投資できるのは株式100%と資産複合型の2種類です。

債券型や不動産型だけに投資する銘柄は、一般NISAの対象であるものの、つみたてNISAでは対象外です。ただし、複合資産型の中に債券や不動産が含まれている銘柄もありますので、つみたてNISAで債券や不動産を含む銘柄を購入したい方は、資産複合型を選びましょう。

2種類の投資分類の違いを表にまとめました。

株式100%と資産複合型の違い
特徴 種類
株式
100%
経済成長に合わせて株式のみを運用 国内
全世界
米国
先進国
新興国
資産
複合型
株式・債券・不動産なども同時に運用可能 4資産
(日本・先進国の株式・債券)
6資産
(日本・先進国・新興国の株式・債券)
8資産
(日本・先進国・新興国の株式・債券・不動産)

株式100%は、文字通り株式だけで運用する銘柄で、経済成長に合わせて運用できるのが特徴です。複合資産型は、株式だけでなく債券・不動産なども同時に運用できる投資信託で、別名「バランスファンド」といわれます。銘柄によって投資する資産の数が異なります。投資先の資産が増えるほど幅広い分散投資が可能です。

世界経済の成長に合わせてリターンを積極的に狙いたい方は株式100%、投資先のリスクを分散して堅実に運用したい方は資産複合型を選ぶといいでしょう。

地域の分散|全世界投資や米国投資について解説

つみたてNISAに対応している銘柄の投資対象地域は、大きく分けて国内・先進国・新興国の3つがあります。また、全世界株式のように、ひとつの銘柄で投資対象地域を分散させている銘柄も。主な対象投資地域は以下の通りです。

株式100%の投資対象地域について
投資対象地域 ベンチマーク
国内 TOPIX
日経平均株価
全世界 MSCI ACWI
FTSE Global All Cap
米国 S&P500
CRSP U.S. Total Market
先進国 MSCI コクサイ
新興国 MSCI Emerging Market

ベンチマークとは、各銘柄の成果が分かりやすいように置いている運用指標です。ベンチマークになるのは市場の株価指数で、例えば日経平均株価があります。ある銘柄が10%マイナスでもベンチマークが15%マイナスだったら、「ベンチマークを上回った」ことになります。

金融商品の価格は、各国の市場状況によって常に変動しています。複数の地域に分散投資することで、ある地域の市場が下落してもほかの地域の市場が上昇していれば、損失をある程度カバーすることが可能です。そのため、分散投資は1つの地域のみに投資する場合と比較して、価格変動を抑えられると言われています。

したがって、「値動きの変動が少ないほうがいい」と考える投資初心者の方は、全世界に分散投資ができる銘柄がおすすめです。

米国株はおすすめ?

米国は、GDP(国内総生産)が世界1位で、世界を代表する経済大国です。そのため、株式はもちろん投資信託やETFも人気の投資先です。つみたてNISA対象銘柄のランキングでも上位を占めています。一方で一国の経済成長に依存するため、世界に分散投資ができるわけではありません。

つみたてNISAは年間40万円以内であれば、複数の銘柄を購入できます。全世界に分散投資ができる銘柄と米国株の銘柄を組み合わせるのもひとつの手段です。銘柄を組み合わせる際は、それぞれの銘柄の投資先の構成も考慮しましょう。全世界に分散投資ができる銘柄の中には、米国株が6~7割を占めているものもあります。場合によっては、「複数の銘柄に投資して分散させたつもりが、米国株が9割を占めていた」となる可能性もあります。

補足|アクティブファンドとインデックスファンドの違いとは?

投資信託は、投資先だけでなく運用目的からインデックスファンドとアクティブファンドの2種類に分類できます。アクティブファンドとインデックスファンドの違いは、以下のとおりです。

アクティブファンドと
インデックスファンドの違い
アクティブ
ファンド
インデックス
ファンド
基本情報 ベンチマークよりも高いパフォーマンスを出すために、運用会社が調査・分析をしながら運用する銘柄 指数に連動した値動きを目指す銘柄
メリット インデックスファンドよりも高いパフォーマンスが期待できる 指数を元に動かすのでアクティブファンドより運用コスト(信託報酬)が安い
デメリット 信託報酬が高くインデックスファウンドより価格変動リスクが高い 指数に連動するため、指数自体が価格上昇しないとリターンが期待できない
参考:ウエルスアドバイザー社「”先進国株式はわずか10%”、過去20年間における株式型アクティブファンドの対パッシブでの勝率」(2022年11月)(https://apl.wealthadvisor.jp/webasp/yahoo-fund/fund/news_article.aspx?id=2033124)

アクティブファンドは、運用責任者(ファンドマネージャー)が独自にポートフォリオを組み、ベンチマーク先の指数よりも高いリターンを狙います。一方、インデックスファンドは指数連動を目指す投資信託です。アクティブファンドの運用実績はファンドマネージャーの腕に依存するため、インデックスファンドよりも価格変動のリスクがあります

そのため、資産運用の初心者で「運用責任者の実績を見極めるのが難しい」と思う方は、インデックスファンドを選ぶのがおすすめ。当記事で紹介するおすすめ銘柄も、全てインデックスファンドです。

投資対象資産が同じ場合は信託報酬など手数料が低い銘柄を選ぶ

2つ目の比較ポイントは、投資対象資産やベンチマークが同じ場合は、手数料が低い銘柄を選ぶことです。つみたてNISAを運用する際に発生する手数料は、購入手数料・信託報酬・信託財産留保額(解約手数料)の3つがあります。

購入手数料・解約手数料は、一部のネット証券を除き無料となっているので、気にする必要はありません。比較項目に上がるのは信託報酬です。

信託報酬とは、投資信託を運用管理するための費用で、銘柄の保有中に発生する手数料です。銘柄によって信託報酬の年率は異なり、インデックスファンドの場合は0.05〜0.2%が目安と言われています。例えば、信託報酬0.15%の銘柄を100万円保有している場合、信託報酬は年間1,500円となります。 (実際は、1日単位の信託報酬を計算して、毎日運用残高から差し引かれます)

一見、大したことがないと感じますが、つみたてNISAは最長で20年間運用できるので、長い目でみたら手数料が安いに越したことはありません。信託報酬を抑えるとその分運用に回せるので、投資効率を上げることが可能です。

そのため、信託報酬を抑えられるように各銘柄を比較しましょう。

純資産総額が大きい銘柄・資金の流入度合いから選ぶ

3つ目の比較ポイントは、銘柄の純資産総額です。純資産総額とは、投資信託で運用がされている総額で表した数字です。 なぜ純資産総額を比較するのかというと、純資産総額が小さいと運用がストップする可能性があるからです。つみたてNISAは最長で20年間運用するため、運用が中断される銘柄はリスクとなります。そのため、同じベンチマークで運用されている中から投資信託を選ぶ際は、純資産総額の大きさも比較してみましょう

純資産総額の金額だけでなく、資金の流入度合いをチェックするのもおすすめです。純資産が順調に増加しているファンドは、それだけ多くの投資家が投資している証拠なので、運用がストップするリスクがより低いと考えられます。

逆に、純資産総額が多くても、資金の流入が停滞しているファンドは要注意です。純資産総額を確認する場合は、運用残高の増減もチェックしてみましょう。

以上が、つみたてNISAで運用する銘柄の比較ポイントです。次章では解説した内容を踏まえて、つみたてNISAのおすすめ銘柄を紹介します。ご自身で銘柄を選びたい方は、つみたてNISAにおすすめのネット証券の比較へお進みください。

2023年9月最新!株式100%のおすすめインデックスファンド

それでは、前章の比較ポイントを踏まえて、つみたてNISAにおすすめの銘柄を紹介します。

今回は、当記事で紹介するネット証券各社のランキングから、3社以上に共通する銘柄をピックアップし比較表にまとめました。

今回調査したつみたてNISAのランキングでは、ランクインした銘柄はほとんど株式100%のインデックスファンドでした。複合資産型を検討中の方は、複合資産型のおすすめインデックスファンドへお進みください。

早速、つみたてNISAにおすすめの銘柄を確認しましょう。

つみたてNISAにおすすめ銘柄5選
投資対象地域 信託報酬 純資産総額(億円) 資金流入
(1ヵ月)
eMAXIS Slim
全世界株式(オール・カントリー)
全世界 0.1133% 13,545億円 +182億円
eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
先進国 0.1023% 5,257億円 +66億円
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
米国 0.0968% 24,931億円 +321億円
楽天・全米株式
インデックス・ファンド
米国 0.1620% 10,697億円 +146億円
SBI・V・S&P500
インデックス・ファンド
米国 0.0938% 10,641億円 +139億円

つみたてNISAにおすすめの銘柄5選

つみたてNISAにおすすめの銘柄
※2023年8月末の情報です。


では、それぞれの銘柄について確認していきましょう。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

銘柄の詳細
投資対象地域 全世界
投資対象の詳細 オールカントリーの投資配分
信託報酬 0.1133%
純資産総額 13,545億円
資金流入 +182億円
トータルリターン
(1年)
19.74%
基準価額 20,247円
基準価額の
前月末比
+241円
運営会社 三菱UFJ国際投信株式会社
※2023年9月作成、2023年8月末の情報です。

メリット・デメリット

  • 〇:全世界47ヵ国に分散投資ができる
  • △:アメリカへの投資割合が6割
  • ✕:ベンチマークのMSCI ACWIの指標は、米国株価指数S&P500よりもパフォーマンスが劣る

つみたてNISAにおすすめの銘柄1つ目は、全世界に投資できるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) です。

この銘柄は、先進国・新興国の株式に投資します。アメリカの割合が6割を占めており、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(略:MSCI ACWI)との連動を目標としています。MSCI ACWIは世界全体の株価動向を示す代表的な株価指数と言われています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の銘柄ひとつで、世界中の株式に分散投資できるため、「複数の地域に分散投資して、値動きの変動を少なくしたい」という投資初心者におすすめです。

また、信託報酬は0.1144%です。多くのネット証券のつみたてNISAランキングで常時TOP3にランクインしている、つみたてNISAで人気の銘柄です。

Point

eMAXIS Slim 全世界株式には、以下の2種類の銘柄があります。
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

今回はオール・カントリーを紹介しています。

eMAXIS Slim 全世界株式が買えるネット証券(※)

SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・auカブコム証券・大和コネクト証券
※当サイトで紹介しているネット証券のみ記載しています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

銘柄の詳細
投資対象地域 先進国
投資対象の詳細 先進国株式インデックスの投資先詳細
信託報酬 0.1023%
純資産総額 5,257億円
資金流入 +66億円
トータルリターン
(1年)
1.52%
基準価額 24,225円
基準価額の
前月末比
+291円
運営会社 三菱UFJ国際投信株式会社
※2023年9月作成、2023年8月末の情報です。

メリット・デメリット

  • 〇:先進国に絞って複数国に分散投資ができる
  • △:アメリカへの投資割合が7割
  • ✕:ベンチマークのMSCIコクサイ・インデックスの指標は、米国株価指数S&P500よりもパフォーマンスが劣る

2つ目のつみたてNISAにおすすめの銘柄は、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス です。

この銘柄は、日本を除く先進国の株式に投資します。アメリカへの投資が7割を占めており、MSCIコクサイ・インデックスとの連動を目標としています。MSCIコクサイ・インデックスは、時価総額の大きい銘柄を中心に構成されています

信託報酬は0.1023%で、eMAXIS Slim 全世界株式の0.114%よりも低いのが特徴的です。複数の地域への投資に興味があるものの先進国だけに投資したい方や、信託報酬を抑えたい方におすすめの銘柄です。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(※)

SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・auカブコム証券・大和コネクト証券
※当サイトで紹介しているネット証券のみ記載しています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

銘柄の詳細
投資対象地域 米国
投資対象の詳細 米国株式(S&P500)の投資先詳細
信託報酬 0.0968%
純資産総額 24,931億円
資金流入 +321億円
トータルリターン
(1年)
1.41%
基準価額 23,260円
基準価額の
前月末比
+276円
運営会社 三菱UFJ国際投信株式会社
※2023年9月作成、2023年8月末の情報です。

メリット・デメリット

  • 〇:ベンチマークのS&P500は、他の指標よりもパフォーマンスが良い傾向にある
  • ✕:1ヵ国のみの投資のため、地域の分散投資ができない

3つ目のつみたてNISAおすすめ銘柄は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。米国市場に上場する企業のうち代表的な500社が採用されている株価指数、S&P500との連動を目標としています。

純資産額は1兆6,000億円以上と、つみたてNISA銘柄でトップの金額。信託報酬は年率0.097%で、米国株に投資できるつみたてNISA銘柄で2番目に安い水準でもあります。

そのため、多くのネット証券のランキングで常に上位にランクインしてます。当サイトで紹介している全てのネット証券で取り扱っているのでので、ネット証券を変更する際に同じ銘柄で移管できるのも魅力です。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が購入できるネット証券(※)

SBI証券・楽天証券・マネックス証券・auカブコム証券・松井証券・大和コネクト証券・CHEER証券・GMOクリック証券
※当サイトで紹介しているネット証券のみ記載しています。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

銘柄の詳細
投資対象地域 米国
投資対象の詳細 楽天・全米株式インデックス・ファンドの投資先詳細
信託報酬 0.1620%
純資産総額 10,697億円
資金流入 +146億円
トータルリターン
(1年)
1.53%
基準価額 23,838円
基準価額の
前月末比
+316円
運営会社 楽天投信投資顧問株式会社
※2023年9月作成、2023年8月末の情報です。

メリット・デメリット

  • 〇:米国市場のカバー率はS&P500を超え、小型株まで網羅的に投資ができる
  • ✕:1ヵ国のみの投資のため、地域の分散投資ができない

つみたてNISAおすすめ銘柄4つ目は、米国株に投資ができる楽天・全米株式インデックス・ファンドです。楽天・バンガード・ファンド(全米株式)という愛称もあり、楽天証券のファンドアナリストが長期投資の観点から優れたファンドを厳選した「ファンドセレクション2021」にも選ばれています。

この銘柄は、米国株式市場の大型株から小型株までを網羅している、CRSP USトータル・マーケット・インデックスとの連動を目標としています。米国株式市場の時価総額のほぼ100%(※)をカバーしており、S&P500のカバー率の約80%を上回ります。

アメリカの大企業だけではなく、中小型株まで幅広く分散投資できるのが特徴です。

※参考:楽天証券「楽天・全米株式インデックス・ファンド目録見書 2023年9月確認」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000FHD2)

楽天・全米株式インデックス・ファンドが購入できるネット証券(※)

SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・auカブコム証券・GMOクリック証券
※当サイトで紹介しているネット証券のみ記載しています。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

銘柄の詳細
投資対象地域 米国
投資対象の詳細 SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの投資先詳細
信託報酬 0.0938%
純資産総額 10,641億円
資金流入 +139億円
トータルリターン
(1年)
1.41%
基準価額 21,301円
基準価額の
前月末比
+260円
運営会社 SBIアセットマネジメント株式会社
※2023年9月作成、2023年6月末の情報です。

メリット・デメリット

  • 〇:信託報酬がeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)よりも安い
  • ✕:1ヵ国のみの投資のため、地域の分散投資ができない

つみたてNISAおすすめ銘柄5つ目は、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドです。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と同様に、ベンチマークは米国の代表的な株価指数であるS&P500指数です。

2つの銘柄はファンドの仕組みが異なります。SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは「バンガードS&P500 ETF」を購入することにより、S&P500指数との連動を目標としています。一方でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国株式を直接売買しています。

そのためトータルリターン(1年間の総合収益)が異なります。直近の1年間のトータルリターンを比較すると、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは-6.11%、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は-6.1%でした。(※)

信託報酬は、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが年率0.0938%、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が0.01144%と、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの方が、0.00206%安くなっています。

ただし、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドはSBI証券でしか取り扱っていません。したがって、SBI証券でつみたてNISAを検討中の方は、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの運用をぜひ検討してみてください。

※参考:
SBI証券「SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 月次レポート2022年11月」(https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=289311199)
三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)月次レポート 2022年12月」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000GKC6)


SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが購入できるネット証券(※)

SBI証券
※当サイトで紹介しているネット証券のみ記載しています。

複合資産型のおすすめインデックスファンド

これまで紹介したランキング上位の銘柄は株式100%型となっていますが、分散投資で価格変動を抑えつつ資産運用したい方は、複合資産型の銘柄もおすすめです。

今回、主要ネット証券のランキングを調査し、上位にランクインしている資産複合型のなかから、おすすめをピックアップしました。

複合資産型のおすすめの銘柄
投資対象資産 信託報酬 純資産総額(億円) 資金流入
(1カ月)
eMAXIS Slim バランス
(8資産均等型)
株式
債券
不動産
0.154% 2,億円 +17億円
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ・インデックス
バランスファンド(4資産均等型)
株式
債券
0.154% 343億円 +3億円

複合資産型のおすすめ銘柄


つみたてNISA資産複合型おすすめ比較表5月
※2023年8月末の情報です。


eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

銘柄の詳細
投資対象地域 株式、債券、不動産
信託報酬 0.1540%
純資産総額 2,156億円
資金流入 +17億円
トータルリターン
(1年)
0.56%%
基準価額 14,943円
基準価額の
前月末比
+116円
運営会社 三菱UFJ国際投信株式会社
※2023年9月作成、2023年8月末の情報です。

メリット・デメリット

  • 〇:世界中の株式・債券・不動産に分散投資できる
  • ✕:利回りが良い投資対象へ資産を多く投入することはない

複数の資産に投資できる、複合資産型でおすすめの銘柄の1つ目は、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)です。日本・先進国・新興国の株式・債券・不動産(新興国除く)、合計8つの資産に投資できる銘柄。この銘柄1つで、世界中の株式・債券・不動産に投資できます。

投資対象資産を複数に分散できるので、株式100%よりも値動きを抑えて運用したい方におすすめの銘柄です。

信託報酬は0.154%で、2023年9月4日時点の純資産総額は1,800億円を超えています。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)が購入できるネット証券(※)

SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・auカブコム証券・LINE証券・大和コネクト証券
※当サイトで紹介しているネット証券のみ記載しています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等)

銘柄の詳細
投資対象地域 株式、債券
信託報酬 0.1540%
純資産総額 343億円
資金流入 +3億円
トータルリターン
(1年)
-0.21%
基準価額 16,010円
基準価額の
前月末比
113円
運営会社 ニッセイアセットマネジメント株式会社
※7月4日作成、2023年6月末の情報です。

メリット・デメリット

  • 〇:日本50%、先進国50%と日本への投資比率が高い
  • ✕:純資産総額、資金流入(1ヵ月)ともにeMAXISSlim バランス(8資産均等型)に劣る

複合資産型でおすすめの銘柄の2つ目は、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等)です。日本と先進国の複数資産に均等投資する銘柄となっています。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)と違い、新興国の資産に投資しないのが特徴。堅実な成長を狙いたい方におすすめと言われています。

信託報酬は0.1749%で、2023年9月4日時点の純資産総額は、4資産型は300億円を超えています。

Point

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンドには、4資産型と6資産型がありますが、今回紹介したのは4資産型です。

  • 4資産型は株式と債券に投資
  • 6資産型は株式・債券・不動産に投資

ニッセイ・インデックスバランスファンドが購入できるネット証券(※)

SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・auカブコム証券
※当サイトで紹介しているネット証券のみ記載しています。


資産複合型は各銘柄でポートフォリオが大きく異なるので、目論見書をしっかり確認することが大切です。ポートフォリオの配分を確認して、ご自身が運用してみたい銘柄を選ぶといいでしょう。

以上、つみたてNISAでおすすめの銘柄を紹介しました。

当記事で紹介する銘柄は、利益が保証されているわけではありません。当サイトは運用結果の責任を負いかねるため、実際に投資される際はお客様の判断で購入してください。

つみたてNISAにおすすめのネット証券の比較ポイント

ここではつみたてNISAを始める際におすすめなネット証券の選び方を解説します。つみたてNISA口座は多くのネット証券で開設が可能ですが、以下の項目から比較するとご自身に適したネット証券を見つけられます。

ネット証券比較ポイント

  • 取扱商品の種類・本数
  • 積立頻度
  • 口座開設数
  • 最低積立金額
  • ポイント投資・クレカ積立が利用できる

では、各比較ポイントを順番に解説していきます。今すぐおすすめネット証券が知りたい方は、以下のボタンから移動ができます。 おすすめネット証券はこちら

①取扱商品の種類・本数

1点目は取扱商品の種類、本数が豊富かどうかです。取扱商品の種類、数が多いとそれだけ選択肢を増やせます。ただし、最初から自分が購入したいと考えている銘柄が決まっている場合、そのネット証券で買いたい銘柄が買えるか確認しておきましょう。

各ネット証券で取り扱っている投資信託は異なります。銘柄数が豊富だからといって、購入したい銘柄があるとは限りません。

②積立頻度

続いて、積立パターンについてです。ネット証券では積立の頻度が設定でき、例えばSBI証券なら毎日・毎週・毎月から選ぶことが可能です。

一般的には、積立投資の頻度は月1回で十分と言われています。マネックス証券でのシミュレーションでは、積立金額は同じで積立頻度を毎月・毎日で比較しても、損益率に大差がないと紹介されていました(※)。

それでも、積立頻度にこだわりがある方は、各証券会社の積立頻度を確認しておきましょう。

※マネックス証券「【毎日VS毎月】損益率は大差なし、『毎日』の方が少しだけ有利!?」2023年9月確認(https://info.monex.co.jp/fund/guide/everyday-vs-monthly.html#page03)

③口座開設数

3つ目のポイントは、口座開設数です。口座開設数が多いということは、利用客が多いということなので、人気がある証券会社だといえます。2023年9月時点の総合口座開設数でTOP3のネット証券は次のとおりです。

  • 1位:SBI証券:グループ1,000万口座突破
  • 2位:楽天証券:900万口座突破
  • 3位:マネックス証券:220万口座突破

口座開設数では、SBI証券と楽天証券が群を抜いています。つみたてNISAの口座開設数では、楽天証券がNo.1です。(※)そのため、多くの人が使っているネット証券を利用したい方は、SBI証券や楽天証券を選択するのがおすすめです。

※参考:楽天証券「みなさまに選ばれて業界No.1(2022年9月末)」2023年9月確認(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/start/no1.html)

④最低積立金額

4つ目のポイントは、最低積立金額がいくらからなのか、という点です。当記事で紹介するネット証券の6社のうち5社は100円から積立が可能です。

ただし、大手証券会社や大手銀行では、最低積立金額が1,000円からとなっている場合があるので、1,000円以下から積立投資をしたい場合はネット証券がおすすめです。

⑤ポイント投資・クレカ積立が利用できる

ネット証券では、各社ポイントが貯まる・使えるといったサービスを展開しています。例えば楽天証券の場合、つみたてNISAを含めた投資信託の購入で楽天ポイントが利用可能です。

また、クレジットカードを使った積立投資が可能なクレカ積立も比較ポイントとなります。例えばSBI証券では、三井住友カードを含めた複数種類のクレジットカードに対応しています。

他にもポイントサービスやクレカ積立を提供しているネット証券はあるので、利用したいサービスがあるネット証券を選ぶのがおすすめです。

以上、ネット証券の選び方でした。それでは、上記の比較ポイントを踏まえておすすめネット証券をランキングで紹介します。

つみたてNISAにおすすめネット証券ランキング

口座開設で人気の証券会社を紹介

おすすめネット証券

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • 松井証券
  • auカブコム証券
  • LINE証券

比較項目でお伝えした各社の基本情報を一括比較しました。

ネット証券 取り扱い商品数 つみたて頻度 口座開設数 最低積立金額 ポイント投資 クレカ積立
SBI証券 192本 毎月、毎週、毎日 約850万
※SBIグループの口座数
100円~ Tポイント
dポイント
Vポイント
Pontaポイント
三井住友カード
東急カード
タカシマヤカード
楽天証券 190本 毎月、毎日 約800万 100円~ 楽天ポイント 楽天カード
マネックス証券 167本 毎月、毎日 約218万 100円~ マネックスポイント マネックスカード
松井証券 184本 毎月 約137万 100円~ 松井証券ポイント ×
LINE証券 9本 毎月 150万突破
※ネット証券で最短突破
1,000円~ LINEポイント ×
各ネット証券公式サイトを参考に2023年9月作成


上記を参考に、各証券会社の詳細をみていきましょう。

SBI証券:つみたてNISA対応の投資信託の取扱本数は最多

SBI証券のつみたてNISAのポイント

※出典:SBI証券


SBI証券は業界最大手のネット証券会社です。つみたてNISA対応の投資信託の取扱本数は最多で、積立頻度も毎月・毎週・毎日から選べます。

また、クレカ積立は複数のクレジットカードに対応しています。対象カードは以下のとおりで、各クレジットカードのポイントを貯めることが可能です。

  • 三井住友カード
  • 東急カード
  • タカシマヤカード
  • アプラスカード
  • UCSカード

さらに、複数のポイントサービスと連携しており、そのなかでもTポイント・Pontaポイント・Vポイントは投資信託の購入で使えます。つみたてNISA銘柄も対象(Vポイントのみ対象外)なので、ポイントの使い道としておすすめです。

他にも、SBI証券のつみたてNISAでは、一度に複数銘柄の積立金額を変更したり、NISA枠ぎりぎりで注文できたりする専用画面「カートつみたて」も用意されています。

したがって、SBI証券は投資初心者だけではなく、複数銘柄で資産運用したい投資中級者・上級者にもおすすめのネット証券です。

SBI証券の公式サイトはこちら

SBI証券について詳しく知りたい方は、「SBI証券の口コミ・評判について解説」をご覧ください。



楽天証券:つみたてNISA口座開設数3年連続No1

楽天証券のつみたてNISAのポイント

※出典:楽天証券


楽天証券はつみたてNISAの口座開設数は3年連続でNo.1(※)のネット証券です。つみたてNISA対応の投資信託の取扱数は182本とSBI証券と同等レベルで人気の高い証券会社で、最低積立金額も100円と優れたサービス内容です。

また、つみたてNISAを楽天証券で始めると、楽天キャッシュや楽天カード決済による積立投資が利用できます。積立金額に対して楽天カードは0.5〜1.0%、楽天キャッシュは0.5%(楽天カードでチャージした場合)の楽天ポイントが貯められます。

さらに楽天ポイントは、つみたてNISA銘柄を含めたすべての投資信託の購入に使えます。1ポイント=1円で、毎月の積立投資に使うことも可能です。

楽天証券は、楽天ポイントを使って気軽につみたてNISAを始めたい方や、多くの銘柄から自分に合ったものを選びたい楽天ユーザーにおすすめのネット証券です。

楽天証券の公式サイトはこちら

楽天証券について詳しく知りたい方は、「楽天証券の口コミ・評判・ポイントの使い方をまとめた記事」をご覧ください。



※参考:楽天証券「みなさまに選ばれて業界No.1」2023年9月確認(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/start/no1.html)

マネックス証券:年会費無料のクレカ積立が高還元でポイントが貯まりやすい

マネックス証券のポイント

※出典:マネックス証券


マネックス証券は、SBI証券と楽天証券に続く口座開設数を誇るネット証券です。

マネックス証券のクレカ積立では、専用のマネックスカードが利用でき、ポイント還元率1.1%となっています。三井住友カード(NL)のクレカ積立の還元率は0.5%、楽天カード決済によるポイント還元率は0.5%~1.0%なので、マネックスカードのクレカ積立の方がポイント還元率が高くなっています。

クレカ積立で獲得したマネックスポイントは株式手数料や暗号資産に使えるだけでなく、Amazonギフト券やTポイントへの交換、投資信託の買付に利用可能です。

さらにマネックス証券では、米国株に強いと口コミで評判となっており、米国株目的で口座開設している投資家もいらっしゃいます。

クレカ積立のポイント還元率や米国株投資を重視したい方は、マネックス証券がおすすめです。

マネックス証券の公式サイトはこちら

マネックス証券について詳しく知りたい方は、「マネックス証券の口コミ・評判をまとめた記事」をご覧ください。



松井証券:投信工房で初心者でも簡単に運用管理できる

松井証券では、信託報酬の一部をポイントまたは現金で還元するサービスを実施しています。信託報酬が0.3%(税抜)を超える投資信託を運用する場合、信託報酬の0.85%相当の松井証券ポイント、もしくは0.78%相当の現金が還元されます。

松井証券の専用ポイントである松井証券ポイントは、3,000種類以上の商品と交換でき、対象の投資信託の積立投資に利用可能です。専用のクレジットカードの松井証券カードを使えば、普段のお買い物でも松井証券ポイントが貯められます。

もし松井証券でつみたてNISAを始めるなら、助言型ロボアドバイザー投信工房の利用がおすすめ。簡単な質問に回答するだけで、おすすめの投資信託やポートフォリオを提案してくれます。さらに、積立投資をしながらリバランスしてくれる機能も搭載されており、運用中の負担も減らしてくれます。

松井証券の公式サイトはこちら

LINE証券:スマホ特化で投資初心者でも始めやすい

LINE証券は事業再編に伴い、各種口座開設の新規申し込みは終了しました。



LINE証券は、スマートフォンに特化したサービス展開しているネット証券です。LINEアプリから口座開設・取引できるのが特徴で、馴染みのあるアプリで投資が始められて便利と口コミで評判となっています。

取扱商品数は9本と他社と比較して少ないものの、初心者向けに厳選されているので選びやすいメリットがあります。ただし、最低積立金額は1,000円と、他のネット証券と比較して高い点に注意です。

LINE証券の公式サイトはこちら

LINE証券について詳しく知りたい方は、「LINE証券の口コミ・評判をまとめた記事」をご覧ください。



以上、つみたてNISAでおすすめのネット証券を解説しました。もう一度、つみたてNISA口座を開くネット証券の選び方を確認したい方は、以下のボタンから移動できます。

つみたてNISA口座の選び方へ戻る

各ネット証券におけるおすすめ銘柄の取扱状況を紹介

ここまで、つみたてNISAで運用する銘柄の選び方・おすすめの銘柄と、つみたてNISAを始めるネット証券の選び方とおすすめ会社を解説しました。

ただ、当記事で紹介したおすすめ銘柄の取扱状況は、ネット証券によって異なります。そこで、各銘柄の取扱状況を以下の表にまとめました。

ファンド名/ネット証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 auカブコム証券 LINE証券
eMAXIS Slim
全世界株式
(オールカントリー)
×
eMAXIS Slim
先進国株式
インデックス・ファンド
×
eMAXIS Slim
米国株式
(S&P500)
楽天・全米株式
インデックス・ファンド
×
SBI・V・S&P500
インデックス・ファンド
× × × × ×
eMAXIS Slim
バランス(8資産均等)
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ・インデックス
バランスファンド
(4資産均等型)
×

取扱本数が多い、SBI証券・楽天証券・松井証券・マネックス証券・松井証券は、ほとんどのつみたてNISA銘柄を取り扱っています。やはり、取扱本数が豊富なネット証券口座を持っておけば、好きな銘柄を購入できるのが魅力といえます。

銘柄の詳細情報・ネット証券の解説をもう一度確認したい方は、以下のボタンから移動できます。


つみたてNISAにはリスクや注意点について解説

つみたてNISAでの投資にて銘柄選びや運用上の注意点・リスクを紹介

つみたてNISAを始める際に確認すべき点は、「投資信託で資産運用をする投資リスク」と「つみたてNISAという制度の注意点」の2つがあります。それぞれ確認しましょう。

金融商品としての投資信託での投資リスクは4つ

つみたてNISAは、20年という長期期間運用することで資産を形成する金融庁の制度ですが、利益は保証される訳ではありません。

投資である以上、損失が発生する可能性があることも理解しておきましょう。場合によっては、積立投資した金額を下回る「元本割れ」が起こるかもしれません。

損失が発生するリスクは、以下のように4つ挙げられます。

  • 価格変動リスク
  • 市場・経済の状況や株式の価格の変動を受けて、銘柄の基準価格が変動する可能性があること
  • 為替変動リスク
  • 海外に投資する場合、為替相場の影響によって投資時点の価格から変動する可能性があること
  • 信用リスク
  • 対象の有価証券の発行体が財政難、経営不振などの理由により、債務不履行が起こる可能性があること
  • 流動性リスク
  • 市場の状況や取引規制等により、自身のタイミングで銘柄の売買が行えない可能性があること

つみたてNISAの制度における注意点は1つ

つみたてNISAで銘柄を購入し別の銘柄に切り替えたい場合、売却しても、その分の非課税投資枠を再利用できません。購入するためには、その年の非課税投資枠を新たに利用することになります。

例えば、銘柄Aを毎月3万円を6ヵ月積み立てている途中に銘柄Bへ変更をしようとします。この場合、3万円×6ヵ月=18万円を非課税枠で利用しているので、40万円—18万円=22万円分のみを銘柄Bで積み立てができますが、非課税枠の40万円分全てを銘柄Bで購入することはできません。

ただ、つみたてNISAでは積立投資する銘柄を切り替えることは可能です。やり方は、現在積立投資している銘柄の積立をキャンセルし、新しい銘柄で積立注文するだけです。積立投資をやめた銘柄は、そのままつみたてNISA口座で保有できます。

前提知識

つみたてNISAの非課税上限額は年間40万円までです。
毎月一定額を積み立てる場合は、40万円÷12ヶ月 = 約3万3,333円が上限積立額になります。


Point

つみたてNISAは長期間続けることを前提としてあります。そのため、自分が無理なく続けられる条件で投資をしていきましょう。


以上、つみたてNISAの注意点でした。

ブロードマインド株式会社 志村 織帆

監修者 志村

投資で損をしてしまう人の特徴として、値動きに一喜一憂をして、評価額が下がってしまった時に怖くなってやめてしまうことが挙げられます。

あくまでも、教育費や老後など、どこに向けて運用していきたいのか目的が大事なポイントです。日々の値動きに一喜一憂せず、「〇年後に向けて貯めているお金だから、今は使わないお金だ」と長期で寝かせておくと、損失を抑えられる可能性があります。
ブロードマインド株式会社 志村 織帆(しむら りほ)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得し、年間約300世帯の個別面談やマネーセミナーの講師を経験。
※当記事で紹介するサービスは監修者が保証するものではございません。


まとめ

まとめでつみたてNISAにおすすめな銘柄と証券会社を紹介

当記事では、つみたてNISAのスタートを検討している方におすすめの銘柄、ネット証券を紹介しました。重要な点をまとめると次のとおりです。

つみたてNISAで運用する銘柄を比較するポイント

  • 世界に分散投資できる銘柄かどうか
  • 純資産総額が大きい銘柄かどうか
  • 信託報酬が低い銘柄かどうか

上記を踏まえて、つみたてNISAを始める銘柄を見つけたら、取扱のあるネット証券で注文しましょう。これからつみたてNISAを始める方におすすめのネット証券は、以下の3社です。

つみたてNISAにおすすめの
ネット証券3選
  • SBI証券がおすすめな方
  • ・複数銘柄を購入したい方
    ・積立頻度を毎日・毎週・毎月から選びたい方
    ・三井住友カードでクレカ積立を始めたい方

  • 楽天証券がおすすめな方
  • ・楽天ポイントでつみたてNISA対応の銘柄を購入したい方
    ・豊富な銘柄から自分に合ったものを選びたい楽天ユーザーの方

  • マネックス証券がおすすめな方
  • ・クレカ積立でポイント還元率を重視する方
    ・ポイントの交換先がAmazonギフト券やポイント投資など、幅広い中から選びたい方
    ・つみたてNISAだけではなく、米国株投資にも興味がある方

ぜひ、ご自身が納得できる銘柄とネット証券を見つけて、将来の資産形成のスタートダッシュを切ってください。

つみたてNISAやNISAに関するよくある質問

つみたてNISAのおすすめ銘柄を教えてください

つみたてNISAで特におすすめの銘柄を紹介すると、以下の全世界株式ファンドと資産複合型ファンドの7銘柄です。


それぞれの違いは、株だけ投資するか、複数の資産へ分散投資するかです。世界経済の成長に合わせて資産を増やしたいなら全世界株式、リスクを分散させて堅実に運用したいなら資産複合型がおすすめとなります。

つみたてNISA口座はどこで開設すべき?

つみたてNISAを始める際には証券会社で口座開設が必要です。ネット証券は全てインターネットで手続きが完結し、銘柄数が豊富で最低積立金額も安くなっています。

ネット証券の中でも、特におすすめなのは次の3社です。

  • SBI証券
  • 業界最大手で、つみたてNISA対象の投資信託の取扱数が最多のネット証券

  • 楽天証券
  • つみたてNISAの口座開設数No.クレカ積立でポイント還元率が1.1%と業界で最も高いネット証券

  • マネックス証券
  • クレカ積立でポイント還元率が1.1%と業界で最も高いネット証券

各社の詳細はつみたてNISAにおすすめのネット証券ランキングで解説しています。

つみたてNISAのリスクは?

つみたてNISAを利用する場合でも株式などに投資をすることは変わりないので、損失が出てしまう可能性があります。

具体的には、価格変動リスク・為替変動リスク・信用リスク・流動性リスクが挙げられます。

つみたてNISAを始める場合でも、リスクが伴うことを理解しておきましょう。

証券会社の対面取引や銀行での口座開設はおすすめしない?

結論、対面で相談をしたいという方以外は、証券口座の開設はネット証券がおすすめです。

理由は取扱商品数や最低積立金額の違いにあります。ネット証券・大手総合証券会社・大手銀行で、それぞれ違いをみていきましょう。

下表をご覧ください。

分類 会社 取扱
商品数
最低
積立金額
ネット証券 SBI証券 185本 100円~
楽天証券 184本 100円~
大手銀行 三菱UFJ
銀行
15本 1,000円~
みずほ
銀行
7本 1,000円~
大手
証券会社
(対面)
野村證券 7本 1,000円~
大和証券 22本 100円~


上記のとおり、銘柄数や最低積立額ではネット証券が優れています。また、ネット証券は対面で対応する人員が不要なため、諸々手数料を低くできるメリットもあります。

担当者に直接相談して銘柄を選びたい方は大手証券会社や銀行がおすすめです。一方で多くの銘柄から自分で選びたい方はネット証券がおすすめとなります。

つみたてNISAと一般NISAの違いは?

一般NISAとつみたてNISAの違いは、非課税投資枠や非課税期間、対象金融商品にあります。次をご覧ください。

一般NISA つみたてNISA
非課税
投資枠
年間120万円 年間40万円
非課税
期間
5年 20年
対象商品 株式・投資信託
・ETF・REIT 等
投資信託・
ETF(※)
※つみたてNISAでのETF運用は一部の証券会社のみ可能

一般NISAはつみたてNISAと比べて非課税期間が短いですが、年間投資枠が大きく株式・ETFなども対象という特徴があります。そのため、一般NISAは比較的短期間でリターンを狙いたい方におすすめです。

また、総額の投資枠は一般NISAが600万円に対してつみたてNISAは800万円と、つみたてNISAのほうが多くなっています。投資信託でコツコツ時間をかけて資産を作りたい方は、つみたてNISAを利用するのがいいでしょう。

新NISAとは?

新NISAとは、2024年からスタートするNISA制度です。新NISAは2024年~2028年に口座開設が可能で、すでにNISA口座を開設した方は、2024年から自動的に新NISAに設定されます。

主な変更点は以下です。

  • 一般NISAとつみたてNISAが統合される
  • 年間投資枠が最大360万円、生涯投資枠は最大1,800万円
  • 非課税保有期間の無期限化

ゆうちょ銀行でもつみたてNISAは利用できる?

ゆうちょ銀行もつみたてNISAが利用できます。現時点で12銘柄取り扱っており、対面で専任スタッフと相談しながら運用が可能です。