2023年9月更新|ロボアドバイザーの最新実績

当記事では、投資一任型のロボアドバイザーの最新の実績データをまとめています。

まずは直近から遡った1ヵ月~6年間の実績を比較表で、その後に基準日からの各サービスの実績推移をグラフで紹介しています。

当記事で紹介する実績については、各サービスの公式データを参考にしていますが、基準を揃えるために一部当サイト独自で計算している箇所もあります。計算方法は当記事最後に解説しています。実績重視で投資一任型ロボアドバイザーを選びたい方はぜひご参考ください。

指定期間における
投資一任型ロボアドバイザーの実績TOP3

1ヵ月 1年 3年 6年
サービス名 ROBOPRO(ロボプロ) Wealth Wing ウェルスナビ
実績 1.91% 25.86% 49.37% 66.71%
解説ページ ROBOPRO(ロボプロ) Wealth Wing ウェルスナビ
1ヵ月 1年 3年 6年
サービス名 Wealth Wing ROBOPRO(ロボプロ) ウェルスナビ
実績 1.75% 25.86% 48.23% 66.71%
解説ページ ウェルスナビ Wealth Wing ROBOPRO(ロボプロ) ウェルスナビ
※2023年7月末を基準とした最新実績です。
(すべての会社の最新実績が揃うのが翌々月の末のため、翌々月の情報を更新しています。)

3サービスの比較表はこちら

また、実績だけではなく総合的にロボアドバイザーを比較している方は以下の記事もご覧ください。
ロボアドバイザー
全14社の比較ページはこちら

直近から遡った1ヵ月~6年間の各ロボアドバイザーの実績(比較表)

まずは直近から遡った1ヵ月~6年間の実績を比較表紹介します。ロボアドバイザーによっては複数のコースを選べるため、各サービスでのコースの平均での比較と、各コースの実績をそれぞれ比較します。

全コース平均の実績

投資一任型ロボアドバイザーの実績
(2023年7月末実績)

1ヵ月 6ヵ月 1年 3年 6年
ROBOPRO(ロボプロ) 1.91% 10.49% 11.83% 48.23%
Wealth Wing 1.75% 13.44% 25.86%
ウェルスナビ 0.18% 13.12% 10.56% 49.37% 66.71%
THEO+ docomo 0.58% 12.83% 11.09% 42.84% 49.11%
楽ラップ 1.09% 7.7% 5.84% 23.59% 32.11%
SBIラップ 1.1% 9.95% 9.81%
SUSTEN 0.93% 2.15% -3.16%
ONCOMPASS -0.19% 11.34% 7.84% 36.18% 38.96%
TOPIX 1.48% 17.58% 19.7% 55.25% 43.49%

実績は景気に左右されますので、参考として先月の実績を確認したい方は以下をご覧ください。



1ヶ月年対比で最も高い騰落率のコースは、ROBOPRO(ロボプロ)でした。ロボプロは米国の金融商品取引所に上場している8種類のETF(上場投資信託)から、投資先をAIによる予測技術を利用しているのが特徴的です。
ロボプロ解説記事はこちら

1年対比では、Wealth Wingの全コース平均が最も騰落率が高い結果になりました。Wealth Wingの特徴は、日本株に特化して投資しているところです。
Wealth Wingの解説記事はこちら

3年・6年対比では、ウェルスナビが好成績であることが分かります。 ウェルスナビは預かり資産・運用者数No.1 (※)の業界最大手のロボアドバイザーです。世界約50カ国・約1万2,000銘柄に分散して投資しています。
ウェルスナビの解説記事はこちら

※一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2023年3月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2023年6月時点)

上記は全コースの平均のため、次は具体的なコースの実績を紹介します。ROBOPRO(ロボプロ)とウェルスナビ、Wealth Wingの違いを確認したい方は以下のボタンから、比較表へお進みください。

3サービスの比較表へ進む

各コースの実績

投資一任型ロボアドバイザーの実績
(2023年7月末実績)

1ヵ月 6ヵ月 1年 3年 6年
ROBOPRO(ロボプロ)
1コースのみ
1.91% 10.49% 11.83% 48.23%
Wealth Wing
全コース平均
1.75% 13.44% 25.86%
ウェルスナビ
リスク許容度5
1.26% 15.2% 14.97% 61.42% 78.76%
SUSTEN
理想追求タイプ
-0.22% -7.99% -16.88%
SUSTEN
信頼の世界経済タイプ
2.35% 12.08% 10.43%
楽ラップ
かなり積極型
1.7% 12.18% 11.59% 40.72% 51.96%
楽ラップ
積極型
1.41% 9.62% 8.46% 31.99% 41.37%
ウェルスナビ
リスク許容度4
0.88% 14.83% 14.07% 58.2% 77.4%
ONCOMPASS
もっとも積極型(H)
1.04% 16.03% 14.44% 64.88% 71.99%
SBIラップ
1コースのみ
1.1% 9.95% 9.81%
楽ラップ
かなり積極型
※DCRあり
1.05% 7.2% 5.59% 32.26% 37.32%
ONCOMPASS
積極型(G)
0.55% 14.94% 12.69% 57.09% 64.01%
楽ラップ
やや積極型
1.05% 7.2% 5.23% 22.79% 31.61%
楽ラップ
積極型
※DCRあり
0.65% 4.69% 2.46% 23.67% 28.65%
楽ラップ
やや保守型
0.64% 4.69% 1.99% 13.58% 20.88%
ウェルスナビ
リスク許容度3
0.2% 13.71% 11.23% 50.49% 68.47%
ONCOMPASS
積極・バランス型(F)
0.06% 13.63% 10.77% 49.81% 56.43%
楽ラップ
やや積極型
※DCRあり
0.24% 2.49% -0.6% 15.03% 20.67%
楽ラップ
やや保守型
※DCRあり
0.25% 2.48% -0.84% 9.34% 14.54%
楽ラップ
保守型
0.24% 2.48% -0.84% 4.82% 10.6%
ONCOMPASS
バランス型(E)
-0.39% 12.46% 9.09% 42.8% 48.21%
THEO+ docomo
全コース平均
0.58% 12.83% 11.09% 42.84% 49.11%
ウェルスナビ
リスク許容度2
-0.58% 11.66% 7.53% 42.03% 59.59%
SUSTEN
質実剛健タイプ
-0.13% -1.44% -6.92%
ONCOMPASS
保守・バランス型(D)
-0.74% 10.8% 6.69% 33.1% 35.3%
ONCOMPASS
やや保守型(C)
-0.95% 7.74% 3.26% 19.98% 19.03%
ウェルスナビ
リスク許容度1
-1.41% 9.06% 3.2% 31.98% 46.29%
ONCOMPASS
保守型(B)
-1.14% 5.29% -0.12% 9.36% 7.31%
ONCOMPASS
もっとも保守的(A)
-1.29% 3.21% -2.21% 0.04% -0.45%


実績は景気に左右されますので、参考として先月の実績を確認したい方は以下をご覧ください。


前月比(1ヵ月の騰落率)では、プラスのロボアドバイザーもあればマイナスのロボアドバイザーもあります。実績について、実績の解説をしているROBOPRO(ロボプロ)・Wealth Wingの引用は以下です。

米国株式の指標の一つであるS&P500は上旬、FRB(米連邦準備理事会)による金融引き締めの長期化懸念が高まったことで、軟調な推移から始まりましたが、その後反発しました。

中旬に入ると、CPI(消費者物価指数)が市場予想を下回ったことで、FRBによる利上げが長期化する警戒感が和らぎ、米国景気が大幅な悪化を回避できるとの観測により上昇、2022年4月以来の高値をつける場面もありました。

中旬以降は企業の好決算が好感された一方で、利上げ継続観測が嫌気される等で一進一退の動きとなりましたが、7月全体では堅調に推移し、最終的に前月比+3.11%で終えました。

引用:ROBOPRO(ロボプロ)「<ROBOPRO 2023年7月実績>新興国株式の上昇を予測し当月の実績は+1.91%」(https://folio-sec.com/static/topics/posts/6sb68H1Qtk6mBdSQ3yst09/index.html)



日本では月初に日経平均が1990年3月以来およそ33年ぶりに高値を更新、しかし達成感に加え月末にはFOMC及び日銀・金融政策決定会合の開催を控えるため、利益確定売りに押される形となりました。月半ばには、売られ過ぎた大型株に買戻しが入り、また中小型株へも物色が広がるなど底堅い動きとなりました。月末には、日銀・金融政策決定会合が開催され、イールドカーブコントロール(YCC)の修正が賛成多数で決定、これを受け日経平均は一時853円も下落しました。しかし、今回の修正は正常化への動きではないとの見方もあり、後場に入り下落幅は急速に縮小、引け後に行われた植田総裁の会見でも「これ(今回のYCC修正)は政策の正常化へ歩み出すという動きではなく、YCCの持続性を高めるという動きであるということは、繰り返し申し上げてきたとおりだ」と述べ、緩和政策の継続を強調しました。これを受け、翌日のTOPIXは1990年7月以来の高値を更新するなど、市場は大幅高で月末をむかえました。 引用:Wealth Wing「2023年7月の運用実績をご報告!!」(https://wealth-wing.com/columns/20230801/)


以上、直近のロボアドバイザーの実績を期間別に解説いたしました。次章では、特定期間における各ロボアドバイザーの実績をグラフで紹介いたします。

基準日からの各ロボアドバイザーの実績(グラフ)

ロボアドバイザーは、2016年に4つ、2020年に3つのサービスがリリースされています。2016年以降の経済ショックで大きなものは2020年2月のコロナショックといわれています。そのため、2020年1月末を基準とした各サービスの実績推移を先に紹介します。

運用歴が長いサービスを比較したい方のための2016年7月基準の運用実績の推移と、全サービスを比較したい方のために2022年4月の運用実績の推移もまとめました。それぞれを確認したい方は以下からご覧ください。

  • 2016年7月基準
  • ウェルスナビ(2016年1月)、THEO+ docomo(2016年2月)、ONCOMPASS(2016年6月)、楽ラップ(2016年7月)

  • 2020年11月基準
  • 上記4サービスに加え、ROBOPRO(ロボプロ)(2020年1月15日)、SUSTEN(2020年10月9日)、Wealth Wing(2020年11月26日)

※()内はサービス開始月です。
※SBIラップはサービス開始日が2022年4月のため、今回の比較表では除いています。

2020年1月基準|コロナショック以降のサービスを比較する

2020年1月末を基準とした投資一任型ロボアドバイザーの実績推移表

2016年7月基準|長期運用実績を比較する

2016年7月末を基準とした投資一任型ロボアドバイザーの実績推移表

2020年11月基準|全サービスを比較する

2020年11月末を基準とした投資一任型ロボアドバイザーの実績推移表

グラフの比較結果|TOP3のサービスを比較

3つのグラフより、コロナショック後を比較するとROBOPRO(ロボプロ)が好成績であることが分かります。Wealth Wingがサービスをリリースしてからは、ロボプロとWealth Wingの実績が交差しています。

また、ウェルスナビは2016年1月にリリースし、ロボアドバイザーでは運用歴が最も長いサービスです。ウェルスナビもロボプロやWealth Wingに続く好成績を出しています。

各サービスの違いは以下の比較表をご覧ください。

ROBOPRO Wealth Wing ウェルス
ナビ
投資対象 ETF 日本株 ETF
運用者数 65,993※1 1,150 351,531
預かり資産
(百万円)
28,451※1 1,982 693,253
手数料
(年率・税込)
1.1% 0.99%
情報利用料330円/月
1.1%
最低
投資金額
10万円 15万円 1万円
サービス開始時期 2020年1月 2020年11月 2016年1月
NISA・
節税機能
× × ◯※2
解説ページ ROBOPRO Wealth Wing ウェルスナビ

※ 運用者数・預かり資産は、一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2023年3月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」(https://www.jiaa.or.jp/toukei/)を参考にしています。
※1 ROBOPRO(ロボプロ)は、ROBOPRO(ロボプロ)とSBIラップ、おまかせ投資、テーマ投資の合算です。
※2 ウェスルナビは一般NISAのみに対応しています。


2023年実績の良い
おすすめのロボアドバイザーTOP3

ロボプロ

ROBOPRO(ロボプロ)

分散投資をする投資一任型ロボアドバイザーの中で最も実績の良いロボアドバイザーです。 AI投資に特化しており、AIの将来予測に基づき投資配分を変更するのが特徴で、「攻めと守り」を上手く組み合わせていると言われています。コースは1つしかないため、完全にAIにお任せして投資をすることになります。
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ウェルスウイング

Wealth Wing
(ウェルスウイング)

投資一任型ロボアドバイザーで唯一、日本株にのみ投資するロボアドバイザー攻め続ける資産運用と言われています。地域や金融商品での分散投資ができないデメリットがあるため、他のロボアドバイザーと併用する投資家もいらっしゃいます。
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WealthNavi
(ウェルスナビ)

預かり資産額・運用者数No.1(※)、運営会社は上場企業と信頼度の高いのロボアドバイザーです。一般NISAに対応しており、非課税メリットを活用しながら全自動で資産運用したい方にもおすすめです。また、ご自身の戦略(リスク許容度)に合わせて、自動リバランスをする仕組みを採用しています。
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データの参照元・実績の計算方法について

当記事では以下の各サービスの公式データをもとに実績を比較・紹介しています。

サービス参照元


※毎日の運用実績を公開しているサービスは、該当月の最終日の実績を参考にしています。
※Wealth Wingはコース平均と当月の好実績のコースしか実績を公表していないため、コース平均のみを紹介しています。
※THEO+ docomoは231通りのコースがあるため、コースの平均のみを紹介しています。
※実績は、全て手数料を差し引いたものです。楽ラップは手数料プランが複数あるため、0.715%で計算しています。

実績の計算方法

{(該当月の実績)/(基準日の実績)}ー1

※実績を一覧で公表していないサービスは、以下で計算しています。
  • ROBOPRO(ロボプロ)
  • 設定来を100とし、設定来の騰落率から該当月の実績を算出しています。

  • SBIラップ
  • 実績を公開した2022年4月の前月(2022年3月)を100とし、前月比の実績から該当月の実績を算出しています。

各公式サイトので公表データをもとに実績を集計するため、当記事は翌月の中旬に更新しています。