2023年6月更新|ロボアドバイザーの最新実績

当記事では、投資一任型のロボアドバイザーの最新の実績データをまとめています。

まずは直近から遡った1ヵ月~6年間の実績を比較表で、その後に基準日からの各サービスの実績推移をグラフで紹介しています。

当記事で紹介する実績については、各サービスの公式データを参考にしていますが、基準を揃えるために一部当サイト独自で計算している箇所もあります。計算方法は当記事最後に解説しています。実績重視で投資一任型ロボアドバイザーを選びたい方はぜひご参考ください。

指定期間における
投資一任型ロボアドバイザーの実績TOP3

1ヵ月 1年 3年 6年
サービス名 FOLIO ROBO PRO Wealth Wing FOLIO ROBO PRO ウェルスナビ
実績 2.78% 21.83% 55.09% 56.46%
解説ページ FOLIO ROBO PRO Wealth Wing FOLIO ROBO PRO ウェルスナビ
1ヵ月 1年 3年 6年
サービス名 Wealth Wing FOLIO ROBO PRO ウェルスナビ
実績 -2.51% 21.83% 55.09% 56.46%
解説ページ Wealth Wing FOLIO ROBO PRO ウェルスナビ
※2023年4月末を基準とした最新実績です。
(すべての会社の最新実績が揃うのが翌々月の末のため、翌々月の情報を更新しています。)

3サービスの比較表はこちら

また、実績だけではなく総合的にロボアドバイザーを比較している方は以下の記事もご覧ください。
ロボアドバイザー
全14社の比較ページはこちら

直近から遡った1ヵ月~6年間の各ロボアドバイザーの実績(比較表)

まずは直近から遡った1ヵ月~6年間の実績を比較表紹介します。ロボアドバイザーによっては複数のコースを選べるため、各サービスでのコースの平均での比較と、各コースの実績をそれぞれ比較します。

全コース平均の実績

投資一任型ロボアドバイザーの実績
(2023年4月末実績)

1ヵ月 6ヵ月 1年 3年 6年
FOLIO ROBO PRO 2.78% 0.56% 3.48% 55.09%
Wealth Wing -2.51% 12.47% 21.83%
ウェルスナビ 2.24% -0.56% 2.91% 45.75% 56.46%
THEO+ docomo 1.92% -2.32% 1.92% 34.67% 32.22%
楽ラップ 1.25% 2.41% -0.69% 22.69% 27.75%
SBIラップ 0.04% -2.78%
SUSTEN 1.54% 2.33% -5.5%
ONCOMPASS 1.24% -1.86% 1.74% 29.93% 30.59%
TOPIX 2.69% 6.64% 8.31% 40.54% 34.32%

実績は景気に左右されますので、参考として先月の実績を確認したい方は以下をご覧ください。



1年対比では、Wealth Wingの全コース平均が最も騰落率が高い結果になりました。Wealth Wingの特徴は、日本株に特化して投資しているところです。
Wealth Wingの解説記事はこちら

3年対比で最も高い騰落率のコースは、FOLIO ROBO PROでした。FOLIO ROBO PROは米国の金融商品取引所に上場している8種類のETF(上場投資信託)から、投資先をAIによる予測技術を利用しているのが特徴的です。
FOLIO ROBO PROの解説記事はこちら

6年対比では、ウェルスナビが好成績であることが分かります。 ウェルスナビは預かり資産・運用者数No.1 (※)の業界最大手のロボアドバイザーです。世界約50カ国・約1万2,000銘柄に分散して投資しています。
ウェルスナビの解説記事はこちら

※ 一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2022年9月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 モーニングスター社調べ(2022年12月時点)

上記は全コースの平均のため、次は具体的なコースの実績を紹介します。FOLIO ROBO PROとウェルスナビ、Wealth Wingの違いを確認したい方は以下のボタンから、比較表へお進みください。

3サービスの比較表へ進む

各コースの実績

投資一任型ロボアドバイザーの実績
(2023年4月末実績)

1ヵ月 6ヵ月 1年 3年 6年
FOLIO ROBO PRO
1コースのみ
2.78% 0.56% 3.48% 55.09%
Wealth Wing
全コース平均
-2.51% 12.47% 21.83%
ウェルスナビ
リスク許容度5
2.53% 1.55% 4.08% 58.85% 66.7%
SUSTEN
理想追求タイプ
2.62% 1.87% -11.95%
SUSTEN
信頼の世界経済タイプ
1.94% 3.34% 0.47%
楽ラップ
かなり積極型
1.98% 3.46% 1.72% 37.59% 44.52%
楽ラップ
積極型
1.49% 2.91% 0.3% 30.04% 35.74%
ウェルスナビ
リスク許容度4
2.53% 1.03% 4.01% 54.73% 65.41%
ONCOMPASS
もっとも積極型(H)
1.9% -1.81% 3.38% 55.66% 56.63%
SBIラップ
1コースのみ
0.04% -2.78%
楽ラップ
かなり積極型
※DCRあり
1.17% 1.9% -0.7% 31.22% 34.6%
ONCOMPASS
積極型(G)
1.72% -2.13% 3.23% 48.58% 50.41%
楽ラップ
やや積極型
1.17% 2.3% -0.94% 22.2% 27.66%
楽ラップ
積極型
※DCRあり
0.79% 1.3% -1.91% 24.32% 27.77%
楽ラップ
やや保守型
0.8% 1.66% -2.26% 14.3% 18.46%
ウェルスナビ
リスク許容度3
2.31% -0.69% 3.21% 46.22% 57.6%
ONCOMPASS
積極・バランス型(F)
1.51% -2.38% 2.92% 42.01% 44.74%
楽ラップ
やや積極型
※DCRあり
0.46% 0.7% -3.18% 17.26% 20.99%
楽ラップ
やや保守型
※DCRあり
0.47% 1.15% -3.41% 10.82% 14.07%
楽ラップ
保守型
0.46% 1.16% -3.41% 6.31% 9.43%
ONCOMPASS
バランス型(E)
1.32% -2.31% 2.71% 35.64% 38.38%
THEO+ docomo
全コース平均
1.92% -2.32% 1.92% 34.67% 32.22%
ウェルスナビ
リスク許容度2
2.01% -2.07% 2.11% 38.05% 50.56%
SUSTEN
質実剛健タイプ
0.05% 1.41% -6.6%
ONCOMPASS
保守・バランス型(D)
1.09% -2.26% 1.95% 26.74% 27.79%
ONCOMPASS
やや保守型(C)
0.8% -1.8% 0.47% 16.06% 14.91%
ウェルスナビ
リスク許容度1
1.63% -3.4% 0.53% 29.25% 39.98%
ONCOMPASS
保守型(B)
0.47% -1.07% -1.19% 7.34% 5.44%
ONCOMPASS
もっとも保守的(A)
0.33% -0.3% -2.29% -0.35% -0.53%


実績は景気に左右されますので、参考として先月の実績を確認したい方は以下をご覧ください。


前月比(1ヵ月の騰落率)では、プラスのロボアドバイザーもあればマイナスのロボアドバイザーもあります。実績について、実績の解説をしているFOLIO ROBO PRO・Wealth Wingの引用は以下です。

米国株式の指標の一つであるS&P500は上旬、製造や雇用に関する指数の水準が低下していることを受け、米景気の先行き不透明感が強まり下落してスタートしましたが、小幅な推移に留まりました。

(中略)

下旬には、米国の中堅銀行であるファースト・リパブリック・バンクの決算発表で同行の預金が4割超流出していることが判明し、それが引き金となり金融不安が再燃してS&P500は下落しました。しかしその後は、主要ハイテク株の決算内容が好感され反発し、最終的に前月末比で+1.46%となりました。

引用:FOLIO ROBO PRO「<ROBO PRO 2023年4月実績>主要国の株式市場が概ね上昇する中、ROBO PROのパフォーマンスは?」(https://folio-sec.com/static/topics/posts/1N0iQ8JBdgqVZTawHwfLov/index.html)



日本ではウォーレン・バフェット氏が日本株への投資拡大を示唆したことが大きな話題となりました。海外投資家は、以下の様な国内要因の変化に着目し始めています。

(中略)

現在の日本では、
① デフレ脱却が見え始めている
② 強い賃上げが幅広く実現されている
③ 経済活動正常化が鮮明となってきている
④ 株主目線の企業努力が強く求められ始めている
等の変化が起きており、

⑤ 日銀総裁が変わるタイミングで金融政策の急変を回避した
⑥ 内閣の支持率が上昇し政治が安定している
等の安心感も伴っています。

 今年は日本株にとって大きな転換点となる可能性があり、ゴールデンウイーク明けの決算発表ピークを見極めた後、どの様な動きとなるかが注目されます。

引用:Wealth Wing「2023年4月の運用実績をご報告!!」(https://wealth-wing.com/columns/20230508/)


以上、直近のロボアドバイザーの実績を期間別に解説いたしました。次章では、特定期間における各ロボアドバイザーの実績をグラフで紹介いたします。

基準日からの各ロボアドバイザーの実績(グラフ)

ロボアドバイザーは、2016年に4つ、2020年に3つのサービスがリリースされています。2016年以降の経済ショックで大きなものは2020年2月のコロナショックといわれています。そのため、2020年1月末を基準とした各サービスの実績推移を先に紹介します。

運用歴が長いサービスを比較したい方のための2016年7月基準の運用実績の推移と、全サービスを比較したい方のために2022年4月の運用実績の推移もまとめました。それぞれを確認したい方は以下からご覧ください。

  • 2016年7月基準
  • ウェルスナビ(2016年1月)、THEO+ docomo(2016年2月)、ONCOMPASS(2016年6月)、楽ラップ(2016年7月)

  • 2020年11月基準
  • 上記4サービスに加え、FOLIO ROBO PRO(2020年1月15日)、SUSTEN(2020年10月9日)、Wealth Wing(2020年11月26日)

※()内はサービス開始月です。
※SBIラップはサービス開始日が2022年4月のため、今回の比較表では除いています。

2020年1月基準|コロナショック以降のサービスを比較する

2020年1月末を基準とした投資一任型ロボアドバイザーの実績推移表

2016年7月基準|長期運用実績を比較する

2016年7月末を基準とした投資一任型ロボアドバイザーの実績推移表

2020年11月基準|全サービスを比較する

2020年11月末を基準とした投資一任型ロボアドバイザーの実績推移表

グラフの比較結果|TOP3のサービスを比較

3つのグラフより、コロナショック後を比較するとFOLIO ROBO PROが好成績であることが分かります。Wealth Wingがサービスをリリースしてからは、FOLIO ROBO PROとWealth Wingの実績が交差しています。

また、ウェルスナビは2016年1月にリリースし、ロボアドバイザーでは運用歴が最も長いサービスです。ウェルスナビもFOLIO ROBO PROやWealth Wingに続く好成績を出しています。

各サービスの違いは以下の比較表をご覧ください。

FOLIO
ROBO
PRO
Wealth Wing ウェルス
ナビ
投資対象 ETF 日本株 ETF
運用者数 65,993※1 1,150 351,531
預かり資産
(百万円)
28,451※1 1,982 693,253
運用
手数料
年率1.1% 年率0.99%
情報利用料330円/月
年率1.1%
最低
投資金額
10万円 15万円 1万円
サービス開始時期 2020年1月 2020年11月 2016年1月
NISA・
節税機能
× × ◯※2
解説ページ FOLIO
ROBO
PRO
Wealth Wing ウェルス
ナビ

※ 運用者数・預かり資産は、一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2022年9月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」(https://www.jiaa.or.jp/toukei/)を参考にしています。
※1 FOLIO ROBO PROは、FOLIO ROBO PROとSBIラップ、おまかせ投資、テーマ投資の合算です。
※2 ウェスルナビは一般NISAのみに対応しています。


2023年実績の良い
おすすめのロボアドバイザーTOP3

ロボプロ

FOLIO ROBO PRO
(フォリオ ロボ プロ)

分散投資をする投資一任型ロボアドバイザーの中で最も実績の良いロボアドバイザーです。 AI投資に特化しており、AIの将来予測に基づき投資配分を変更するのが特徴で、「攻めと守り」を上手く組み合わせていると言われています。コースは1つしかないため、完全にAIにお任せして投資をすることになります。
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ウェルスウイング

Wealth Wing
(ウェルスウイング)

投資一任型ロボアドバイザーで唯一、日本株にのみ投資するロボアドバイザー攻め続ける資産運用と言われています。地域や金融商品での分散投資ができないデメリットがあるため、他のロボアドバイザーと併用する投資家もいらっしゃいます。
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WealthNavi
(ウェルスナビ)

預かり資産額・運用者数No.1(※)、運営会社は上場企業と信頼度の高いのロボアドバイザーです。一般NISAに対応しており、非課税メリットを活用しながら全自動で資産運用したい方にもおすすめです。また、ご自身の戦略(リスク許容度)に合わせて、自動リバランスをする仕組みを採用しています。
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データの参照元・実績の計算方法について

当記事では以下の各サービスの公式データをもとに実績を比較・紹介しています。

サービス参照元


※毎日の運用実績を公開しているサービスは、該当月の最終日の実績を参考にしています。
※Wealth Wingはコース平均と当月の好実績のコースしか実績を公表していないため、コース平均のみを紹介しています。
※THEO+ docomoは231通りのコースがあるため、コースの平均のみを紹介しています。
※実績は、全て手数料を差し引いたものです。楽ラップは手数料プランが複数あるため、0.715%で計算しています。

実績の計算方法

{(該当月の実績)/(基準日の実績)}ー1

※実績を一覧で公表していないサービスは、以下で計算しています。
  • FOLIO ROBO PRO
  • 設定来を100とし、設定来の騰落率から該当月の実績を算出しています。

  • SBIラップ
  • 実績を公開した2022年4月の前月(2022年3月)を100とし、前月比の実績から該当月の実績を算出しています。

各公式サイトので公表データをもとに実績を集計するため、当記事は翌月の中旬に更新しています。