松井証券のロボアドバイザー投信工房は低コストで高機能と評判!メリット・デメリットを解説

投信工房は、投資家の資産運用を手助けしてくれる助言型のロボアドバイザーです。最低金額100円から運用を始められるうえ、利用料は無料で運用にかかる手数料は投資信託の信託報酬だけなので、コストを抑えながらロボアドバイザーを利用できます。

投信工房は簡単な質問に答えるだけで、あなたにおすすめの投資信託が提案されます。また、専用アプリや自動リバランスといった機能面の充実さが特徴的です。

このページでは、口コミ・評判を踏まえた投信工房のメリット・デメリットを紹介します。後半では実際の口コミ・評判の内容や口座開設する方法を解説していきます。

投信工房の評判が気になっている方はもちろん、他のロボアドサービスと比較したい方もご覧ください。

投信工房をおすすめできる人

  • コストを抑えながらロボアドバイザーを利用したい人
  • 投資のアドバイスを受けつつ、自分でも投資をしたい人

投信工房の口コミ・評判はこちら
著者
小関 拓弥

小関 拓弥
株式会社EXIDEA
WEBメディア事業部 WEBディレクター

【経歴】
2016年3月 早稲田大学商学部卒業。2016年4月 SMBC日興証券へ入社。主に個人向けの営業を行う。2018年10月にEXIDEAへ入社。現在は、前職での金融知識とSEOの知見を活かし、マネップのネット証券・ロボアドバイザージャンルを担当。

【保有資格】
日本証券業協会 一種外務員

詳細の著者情報はこちらに記載しています。

投信工房はおすすめのポートフォリオを助言してくれるロボアドバイザー

サービス概要を解説します

投信工房は、創業から100年以上の歴史を持つ松井証券が運営しています。ポートフォリオの提案や資産運用をサポートしてくれる、助言型のロボアドバイザーです。

投信工房の特徴について、手数料と実績から解説します。

利用料が無料!運用手数料は信託報酬の最大0.32%とお手頃

投信工房の手数料は、運用する投資信託の信託報酬しかかかりません。提案される投資信託の信託報酬は、最大でも年率0.32%(税込0.35%)で、利用料・購入手数料は無料です。

投資一任型ロボアドバイザーの平均手数料は1.1%なので、投信工房のほうが安いことが分かります。そのため、投信工房はコストを抑えながら投資したい方におすすめです。

助言型なので運用実績は公式サイトで非公開

残念ながら、投信工房は運用実績を公表していません。運用実績が非公開な理由は、売買・リバランスのタイミングは投資家自身が判断するからです。実際の運用は投資家に委ねられているため、実績を一概に提示できません。

しかし、投信工房の公式サイトでは、預金と投資信託のシミュレーション結果が出ています。下記の表をご覧ください。

投信工房のシミュレーション 引用:投信工房 公式サイト2023年6月(https://www.matsui.co.jp/toushin-koubou/)

例えば、毎月3万円を30歳から35年間積み立てた場合、65歳には3,084万円になる想定です。単に預金していた場合と比べると、その差は約2.5倍に及びます。

以上、投信工房のサービス概要を解説しました。投信工房は初期費用が低く、投資一任型ロボアドバイザーと比較して運用コストを抑えられるのが強みとなります。

続いて、投信工房の具体的なメリット・デメリットを見ていきましょう。

投信工房で資産運用を始める5つのメリット

投信工房を利用するメリットを解説します

投信工房の口コミ・評判を調査した結果、以下5つのメリットがあることがわかりました。

投信工房のメリット

  • リスク許容度に合わせた投資信託を提案してくれる
  • 豊富なリバランス機能で資産配分を崩さず運用できる
  • 最低100円から始められる
  • つみたてNISAで運用できる
  • スマホアプリでいつでも管理できる

それでは、見ていきましょう。

リスク許容度に合わせた投資信託を提案してくれる

口コミ・評判でわかった1つ目のメリットは、質問に答えるだけでおすすめの投資信託を提案してくれる点です。

8つの質問に答えるだけで、あなたにおすすめの投資信託・ポートフォリオを提示してくれます。表やグラフでわかりやすく表示されており、ひと目で理解しやすいという評判もありました。

提案されたポートフォリオ画面
引用:投信工房のポートフォリオ

さらに、リスク許容度や月々の投資金額を調整し、どなたでも簡単にシミュレーションが可能です。過去のデータに結びつけた分析や、将来予想ができます。

積立投資のシミュレーション画面
引用:投信工房のポートフォリオ

投資プランの診断は無料でできるので、投信工房が気になる方は一度チェックしてみてください。

豊富なリバランス機能で資産配分を崩さず運用できる

口コミ・評判でわかったメリット2つ目は、リバランス機能が充実している点です。資産配分を崩さず運用できるよう、投信工房では3つのリバランス機能が用意されています。

  • リバランス積立
  • 価格変動があった場合でも、対象銘柄と金額をロボアドバイザーが自動計算。一度積立設定をすることで、運用方針どおりの投資を目指せます。

  • 自動リバランス
  • あらかじめ任意の日程を設定すれば、リバランスが自動で実行されます。運用中のメンテナンスに手間がかからないため、忙しい方にぴったりの機能です。

  • 一括リバランス
  • 画面の「リバランスする」ボタンをクリックするだけで、簡単にリバランスが可能。ポートフォリオを見直したいときに、すぐに修正できるのが魅力です。


一般的な積立投資の場合、ポートフォリオの立て直しはご自身でおこなう必要があります。投信工房では豊富なリバランス機能が用意されているため、初めて投資信託で資産運用を始める方におすすめです。

最低100円から始められる

口コミ・評判でわかったメリット3つ目は、少額で投資を始められる点です。投信工房では松井証券の投資信託を運用するため、最低100円から購入できます。

投資一任型のロボアドバイザーの場合、最低金額は安くても1万円で10万円からのものもあります。まとまった資金を用意する必要がないため、投資を始めやすいと評判です。

また、積立ペースも「毎月・毎週・毎日」のように自由な設定ができます。ご自身のライフスタイルに合わせた運用が可能です。

つみたてNISAで運用できる

口コミ・評判でわかったメリット4つ目は、つみたてNISAで運用できる点です。

つみたてNISAとは、個人の資産運用をサポートする少額投資非課税制度です。最長20年ものあいだ、年間40万円分の投資から得た利益が非課税となります。

投信工房の場合、提案された投資信託がつみたてNISA対応していれば運用可能です。また、運営元である松井証券のつみたてNISA対応銘柄は190本(※1)です。金融庁が発表している日本のつみたてNISA対象銘柄は228本(※2)のため、8割以上を網羅していることが分かります。

非課税メリットを利用しながらロボアドバイザーを利用して投資をしたい方は、投信工房でつみたてNISA対応の投資信託で投資を始めましょう。

※1 参考:松井証券 公式サイト「投資信託取扱一覧(制度対象商品:つみたてNISA)」2023年6月(https://fund.matsui.co.jp/fund/search/list/index.html)
※2 参考:金融庁「つみたてNISAの対象商品」2023年6月(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/target/index.html)


スマホアプリでいつでも管理できる

口コミ・評判でわかったメリット5つ目は、運用実績がいつでもスマホでチェックできる点です。投信工房では専用アプリが用意されており、利便性の高さが口コミでも高く評価されています。

最大の魅力は、投資信託の購入からメンテナンスまでアプリでおこなえる点です。資産状況も円グラフや折れ線グラフで表示されるので、視覚的にも把握しやすいように配慮されています。

より効率的な運用をしたい方は、ぜひアプリを活用してみましょう。

松井証券の公式サイトはこちら

投資前に知りたい2つのデメリット

デメリットを解説します

投信工房はメリットが多くある一方、以下のようなデメリットもあります。

投信工房のデメリット

  • 売買・リバランス判断は自身でおこなう
  • コストが割高なファンドが提案される

ご自身が投信工房を始めるべきか判断するためにも、一つずつ確認していきましょう。

売買・リバランス判断は自身でおこなう

助言型のロボアドバイザーである投信工房は、すべての運用プロセスをお任せできるわけではありません。提案されたポートフォリオ・投資信託で運用する際は、自身で購入する必要があります。

リバランスの設定も自身で行う必要がありますが、投信工房には自動リバランス機能が利用できます。一度設定すれば目標の資産配分になるよう調整しつつ、自動で積立投資が可能です。

もし、売買からポートフォリオの立て直しまで、すべてほったらかしで運用したい方は投資一任型のロボアドバイザーがおすすめです。以下の記事で最新のおすすめロボアドバイザーをまとめていますので、ぜひ合わせてご参考にしてください。

ロボアドバイザーの比較記事はこちら

コストが割高なファンドが提案される

提案される投資信託のなかには、信託報酬が割高なファンドがあるので注意が必要です。

例えば、分散投資の「積極型」で提案された新興国株式のファンドは信託報酬が0.374%ですが、同じ投資先のファンドでも信託報酬0.187%と割安な銘柄が松井証券で購入できます。

  • 提案されたファンド:三井住友・DC新興国株式インデックスファンド
  • 信託報酬:0.374%

  • 割安なファンド:eMAXISSlim 新興国株式インデックス
  • 信託報酬0.187%

ただ投信工房では、目標ポートフォリオに任意のファンドを追加できますご自身で銘柄の入れ替えをすれば、提案されたポートフォリオで運用しつつ、手数料を抑えることが可能です。

投信工房なら、提案されたポートフォリオを参考にしつつ、ご自分の知識・経験に合わせた投資スタイルで運用ができます。

投信工房の口コミ・評判を徹底調査

口コミ・評判を徹底調査して解説します

ここまで、投信工房の特徴やメリット・デメリットを解説しましたが、ユーザーの評価も気になりますよね。

そこで当サイトでは、実際に投信工房を始めた方たちの口コミ・評判を徹底調査しました。主に運用実績の評判や、リバランス機能の口コミ、手数料の口コミの3つに分けらえるので、それぞれ解説します。

運用実績の口コミ・評判









実際の利用者の投稿を確認してみると、実績状況に満足している意見が目立ちました。投信工房では、積立ペースを自由に設定できるのが魅力です。毎日2,000円ずつ投資に回している方も見られます。

リバランスの口コミ・評判







リバランス機能を高く評価している声も寄せられていました。一度設定すれば、リバランスしながら自動で積み立ててくれるのは魅力といえます。

手数料の口コミ・評判









また、手数料の安さにも関心が集まっています。投信工房にかかるコストは、最大でも年率0.32%(税込0.35%)。投資家の中には、ポートフォリオを調整することでコストをさらに抑えている方もいらっしゃるようです。

以上が、投信工房の口コミ・評判です。運用実績・機能面・手数料の安さなど、全体的に高評価の声が多く集まっていました。

投信工房はうまく活用すれば、自動で積立投資しつつ、投資一任型ロボアドバイザーよりも手数料を抑えられます。

投信工房の始め方へ移動する

他のロボアドバイザーの違いを比較

他サービスを比較検討します

投信工房以外にもロボアドバイザーは、13種類以上あります。以下に「投資一任型」と「助言型」のロボアドバイザーの比較表をまとめました。

サービス名 最低投資金額 運用手数料 節税機能の有無 NISA対応の有無 下落軽減機能 AIによる市場分析 資産配分の見直し 割引・ポイント制度
投信工房 100円 無料※ × × × 手動 松井証券ポイント
マネックス
アドバイザー
5万円 年率0.496%
× × × × 手動 マネックスポイント
※クレカ積立
SMBC
ロボアドバイザー
1万円 年率1.007% × × × 手動 ×
SBIファンドロボ 100円 無料※ × × × 手動 Tポイント
※提案された投資信託の買付手数料・信託報酬が別途発生
サービス名 最低投資金額 運用手数料 節税機能の有無 NISA対応の有無 下落軽減機能 AIによる市場分析 資産配分の見直し 割引・ポイント制度
WealthNavi
(ウェルスナビ)
10万円 年率1.1% × × × ×
Wealth Wing 15万円 年率0.99%
情報利用料330円/月td>
× × × 随時 ANAマイル
運用開始6ヵ月間
THEO+docomo 1万円 年率0.715~1.1% × 6ヵ月 手数料割引
dポイント
FOLIO
ROBO PRO
10万円 年率1.1% × × 随時 手数料割引
SUSTEN 10万円 成果報酬額 × × × × × ×
楽ラップ 1万円 選択型
①固定0.715%
②固定0.605%+成果報酬5.5%
× × × × ×
SBIラップ 1万円 年率0.952%(平均) × × 随時 Tポイント
ザ・ハイブリッド 1万円 0.96~1.02% × × × × 12ヵ月 ×
ON COMPASS 1,000円 年率1.0075%程度 × × × × × ×
比較表を踏まえると、投信工房は最低投資金額・運用手数料の安さが際立ちます。初期費用や運用中のコストを抑えられる点は、投信工房の大きな魅力です。

投資一任型は投信工房よりコストがかかりますが、銘柄選定・売買・リバランスなど、資産運用に必要な作業をすべてお任せできます

そのため、「忙しくて運用に時間を取れない」「自分で運用するのは大変」とお考えの方は、投資一任型ロボアドバイザーがおすすめです。

投信工房と他ロボアドバイザーの特徴を比較しつつ、自分に合ったサービスを選べるようにしましょう。ロボアドバイザーの違いをより詳しく比較したい方は、以下の記事にまとめていますので、合わせてご参考にしてください。

ロボアドバイザーの比較記事はこちら

投信工房の始め方┃まずは松井証券の口座開設が必要

投信工房を始める方法を解説します

最後に、投信工房の始め方を解説します。具体的な流れは以下の4ステップです。

投信工房の始め方

  • 松井証券口座を開設
  • 無料診断に回答
  • 提案されたポートフォリオで積立投資の設定
  • 自動リバランス機能の回数・期日を設定

各手順を順番に見ていきましょう。

①松井証券口座を開設

まず、投信工房の運営元である松井証券で口座開設をしましょう。

郵送でも申し込みは可能ですが、WEB申し込みのほうが早くできるので、WEB申し込みでの口座開設方法を紹介します。以下の手順で手続きしてください。

  • メールアドレス登録
  • 口座開設情報の入力
  • 本人確認手続き
  • ログイン設定

本人確認手続きでは、マイナンバーが記載された書類と本人確認種類の2点を用意してください。

手続きが完了すると審査に移り、無事通過すればログイン情報が記載されたハガキが郵送されます。そのまま松井証券の会員ページへログインして初回設定すれば、取引が始められます。特に問題がなければ、最短3日で取引が開始できます。

②無料診断に回答

口座開設をしたら投信工房へアクセスし、無料診断の8つの質問に回答しましょう。投信工房アプリをダウンロードしても回答できます。

  • 年齢
  • 資産運用の目的
  • 年収
  • 投資経験
  • 金融知識について
  • 損失発生時の対応について
  • 投資方針について
  • 積立投資について

  • ※回答は選択式

③提案されたポートフォリオで積立投資の設定

質問にすべて答え終わると、ポートフォリオの提案ページが表示されます。リスク許容度は変更が可能で、5段階から選択できます。

リスク許容度の設定画面
引用:投信工房 公式サイト

提案された内容で問題なければ、ページ下部の「目標に設定する」を押しましょう。目標ポートフォリオを設定すれば、投資信託の購入・積立が可能です。

④自動リバランス機能の回数・期日を設定

注文が完了した後、自動リバランス機能を設定しましょう。操作画面の「自動リバランス条件設定」より、リバランスの回数・期日を指定できます(回数は年4回まで設定可能)。

自動リバランス設定の画面
引用:投信工房 公式サイト

一度登録をすれば、設定された日にちに自動でメンテナンスしてくれます。

\利用料は無料でリバランス機能付き/

松井証券口座で投信工房を始める

まとめ

まとめ

当記事では投信工房の基本情報、メリット・デメリットから口コミ・評判までを紹介しました。

最後に、投信工房の特徴を簡単にまとめておきます。

投信工房の特徴

  • 運用ポートフォリオの提案
  • 無料診断によりおすすめの投資信託を提案。リスク許容度に合わせたポートフォリオがわかる。

  • 豊富なリバランス機能
  • リバランス機能が充実。一度設定をするだけで資産配分を崩さず運用できる。

  • 最低100円から始められる
  • 最低金額100円から投資ができる。積立ペースも自由に設定可能。

  • つみたてNISAで運用できる
  • つみたてNISAに対応。対応銘柄数も豊富。

  • スマホアプリでいつでも管理できる
  • 時間や場所を問わず、スマホで運用状況をチェックできる。

以上の特徴を踏まえると、投信工房をおすすめできる人は以下のとおりです。

投信工房おすすめの人
  • コストを抑えてロボアドバイザーを利用したい人
  • 投資のアドバイスを受けつつ、自分でも投資をしたい人

投信工房は、あなたにぴったりな投資信託を提案してくれます。最低金額100円から始められるので、少ない資金でも資産運用にチャレンジできます。また、スマホアプリや自動リバランスなど、機能面が充実しているのも魅力です。

投信工房の利用を検討したい方は、以下の公式サイトにて無料診断をしてみましょう。

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よくある質問

以降は投信工房のよくある質問をまとめています。投信工房のより詳細な情報を確認したい方は、合わせてご確認ください。

キャンペーンは実施してる?

投信工房では、現在キャンペーンは実施しておりません。

しかし、松井証券の新規口座開設のキャンペーンは利用可能です。

投信工房とウェルスナビの違いは?

WealthNavi(ウェルスナビ)は投資一任型のロボアドバイザーです。銘柄選定・投資判断・リバランスなど、運用に必要な作業をすべてお任せできます。

一方、投信工房は助言型ロボアドバイザーです。銘柄選定まではウェルスナビと同じですが、実際の運用は自分の手で行います。その分、手数料が運用する投資信託の信託報酬しかかかりません。

投資一任型のロボアドバイザーはウェルスナビ以外も数多くあります。以下の記事ではロボアドバイザー全14社を一斉比較しているので、自分に合ったロボアドバイザーを利用したい方は、ぜひご参考にしてください。

ロボアドバイザーの比較記事はこちら

つみたてNISAは利用できる?

投信工房で提案された投資信託がつみたてNISAに対応していれば利用できます。

投信工房で提案されるファンドは、松井証券で取り扱っている投資信託です。つみたてNISAに対応していないファンドもありますので、購入前にチェックしておくといいでしょう。